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Motor & Outdoor Journalist 安藤眞の         逆説的よろず考現学

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Dec 17, 2011
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みなさん、こんにちは。

 今年の秋は暖かく、冬の訪れが少々遅れた感がありますが、ようやく本格的に寒くなってきました。我が家のクルマたちも冬支度ということで、タイヤをスタッドレスに交換し、ウォッシャー液を-35℃仕様に交換しました。

 エクストレイルに付けていたスタッドレスタイヤは、10年前に買ったBSブリザックだったのですが、さすがにウェアインジケータが出てしまい、冬タイヤとして使えなくなってしまいました。

 しかしブリザックの「発泡ゴム」は凄いですね。10年経った昨シーズンでも、普通に運転している分にはまったく問題なく使えてしまいました(凍結路面でパニックブレーキを踏むようなシーンでは差があるのでしょうけど)。

 というわけで、新しいスタッドレスタイヤに交換する必要が生じたのですが、今回も夏タイヤに引き続き、アジアンタイヤを選択してみました。台湾のSONAR PF-2です。選んだ理由は、もちろん「安い」ということもあるのですが、性能面でも考えるところがあったので。

 アジアンタイヤの優秀性については、かなり認知されてきているようですが、省燃費性能やスタッドレスタイヤの氷上性能などは、まだまだ日米欧のタイヤに追いついていない部分があります。特に、スタッドレスタイヤの氷上性能では、国産ならBSが一頭地抜きん出ている感があります。

 しかし一方で、近年のスタッドレスタイヤは氷上性能の性能向上競争に偏るあまり、降雪のあまり無い地域で使うには、バランスが崩れているように思ったからです。氷上性能を上げるには、ゴムは柔らかく、ブロックの剛性も下げたほうがいい。しかしそうすると、ドライ路面での性能が低下してしまいます。そこは各社とも、ブロックの構造やパターンで補っているのですが、耐摩耗性が低いのはいかんともしがたい。

 かつてのように、毎週のようにスキーに行っていたのであれば、迷わずブリザックを選んだと思うのですが、今は取材先で降雪路を走る程度になってしまい、ほとんどドライ路面を走っているので、高価なブリザックじゃもったいないんですよね(^^;。

 そこで「氷にばかり特化したタイヤで無さそうな物」を探したら、行き当たったのがSONAR PF-2でした。もちろんアジアンタイヤにも、北海道をターゲットに開発したという氷雪特化型のタイヤもありますが、これはそうではなさそう。というわけで、試しに装着してみることにしたんです。

 残念ながら、まだ降雪路や凍結路を走る機会には恵まれていませんが、ドライ性能は非常にいいですね。操舵時の手応え感に頼りなさはありませんし、直進性もいい。騒音振動に関しては、夏用に付けているNEXENのマッド&スノーと変わらないか、むしろ良いくらいです。

 トレッドゴムはそれほど特別な物では無さそうなので、氷雪性能は国産の1世代前ぐらいのレベルではないかと思うのですが、たとえば関東の急な降雪時なんかでは、自分がガンガン走れても、まわりのクルマが進めなくなて動けないなんてことが少なくありません。そんな状況を想定するなら、十分な性能は持っているのではないかと推測しています。

 雪道を走る機会がありましたら、また報告したいと思います。

 ところでみなさんは、タイヤ交換、自分でされていますか? 自分でされている方は、ホイールナットの締め付けトルクをかけすぎないよう、気をつけて下さいね。締め込みすぎるとボルトに過大な負荷がかかり、最悪、折れてしまいますから。

 締め付けトルクの値は、取扱説明書を見れば書いてありますが、乗用車の場合、クルマの大きさに関わらず100Nm前後(約10kgm)であると思ってほぼ間違いありません。ですからこの値になるよう、トルクレンチを使って……と言いたいところですが、タイヤ交換のためだけに高価なトルクレンチを買うのは、ちょっともったいないですよね。(買うならこれ)

 そこで考えていただきたいのは「トルクとは何ぞや」ということ。トルクとは、その単位を見ればわかるように、力と長さのかけ算です。1kg-mならば、長さ1mのスパナの先を1kgの力で押した場合の締め付けトルクになります。

 では、10kg-mで締めるにはどうしたらいいか、というと、1mのスパナの先に10kgかければいいわけですが、1mのスパナを持っている人はまずいないでしょうし、車載工具のホイールナットレンチは、たいてい30cmぐらいの長さしかありません。では、どうすればいいでしょうか?

 レンチの長さが1mの約3分の1ですから、同じトルクをかけるには、力の大きさを3倍にすればいい、ということがわかりますね。すなわち、レンチにかける力を30kgにすればいい、ということです。

 では、30kgをどう測ったらいいのでしょうか? それは簡単。たとえば体重が60kgある人ならば、だいたい体重の半分が手にかかるように、レンチを押してやればいいんです。でも、これだと9kg-mにしかなりませんから、そこからナットが16分の1ぐらい回転する程度に締め増しをします。これでOK。

 30kgがどのくらいか良くわからない人は、家庭用のヘルスメーターなどを利用して、感覚を掴んで下さい。

 締め付け力が弱すぎて緩んでしまうのを恐れ、みなさん強く締めすぎる傾向にありますが、緩めばナットが脱落する前に音が出るので気がつきます。ところが折れるときは一気にぜんぶ折れて、タイヤが外れてしまいますから、むしろ締め過ぎのほうが危険なんですね。

 「足で蹴って締めちゃった」という人、今からでも遅くないので、締め直しして下さいね。 






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Last updated  Jan 10, 2012 08:56:16 AM
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