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Motor & Outdoor Journalist 安藤眞の         逆説的よろず考現学

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May 2, 2012
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みなさん、こんにちは。

 下記の映像、ご覧いただけたでしょうか。大型車には、この程度のガードレールでは不十分であることが、良くわかると思います。関越の事故も、恐らくバスは足元をすくわれるように「捩じれ転倒」しながら防音壁に突っ込んだのではないでしょうか。だとすると、トンネルの手前のガードレールも、同様の危険をはらんでいるということになりますね。

 さて、みのもんたの朝ズバッ!、間もなく始まると思います(7時半ごろと言っていました)。といっても、我が家は脱テレビ歴20年なので、自分では見れなかったりするのですが(^^;。

 今回の事故が回避できた可能性として、防音壁の手前に、斜めにガードレールを設置する話と、防音壁そのものを、クルマの進行方向に対して開いた”逃げ構造”にしておいたら、という話をしてきましたが、もうひとつ話して来たのが、表題の件です。防音壁が柔らかい構造で、バスの車体より弱かったら、今回のような”ボディ断ち割り事故”には至らなかったはずです。放送されるかどうかはわからないので、ここに記しておきます。

 たとえば、防音壁を硬質発泡ウレタンボードで作る。発泡材ですから、「防音」とは非常に相性が良い。ウレタンですから、クルマが突っ込んでもエネルギーを吸収しながら潰れてくれるはずです。横倒れ方向に強度が足りないなら、ワイヤーを入れてテンションをかければよろしい。支柱の強度が高すぎるなら、突入側に切り欠きを入れておいて、そこから折れやすくすることも可能です。

 あるいは、防音のボードをハニカム構造で作る。中が空隙ですから、防音には効果がありますし、面方向には非常に大きな強度を持っています。一方で、(作り方にもよりますが)軸方向にはぐしゃぐしゃと潰れていってくれます。

 この話をしたところ、インタビュアーは「そうすると今度は、路外逸脱する可能性が出てくるのではないか」と聞いて来ました。確かにウレタン製ではその可能性はありますが、ハニカム構造ならば、現状のものと同等の強度で作れるはずですし、ウレタンでも中に通すワイヤーに強度を持たせれば、ある程度は路外逸脱が防げるのではないかと思います。

 何より、逸脱して重大事故が起こりそうな場所であるなら、防音壁とは別の転落対策(大型車の重心より高いコンクリート壁を作るとか)を取るべきであり、どこでも一律に同じ対策をする必要は無いのではないかと思います。






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Last updated  May 2, 2012 07:11:54 AM
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