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みなさん、こんにちは(^^)。今日はフォルクスワーゲン・ゴルフ7の報道試乗会に行ってきました。 新型の1.4Lエンジン車には、軽負荷時に4気筒のうちの2気筒を休止する気筒休止システムが付きます。休止しても体感的にはまったくわかりませんが、メーターパネルに表示が出るので、それとわかります。平坦なところを一定速度で巡航している時は、けっこうな頻度で休止しているようでした。 エンジンの半分を休ませるのだから、燃費も半分……になるわけではありません。走行に必用なエネルギーは変わらないので、気筒休止して効率が改善された分だけしか燃費は良くなりません。なぜそうなるのかは、三栄書房「VWゴルフ7のすべて」に書く予定ですので、詳しく知りたいかたはそちらをご参照下さい。 効果のほどですが、メーカー発表では、100km走って0.4〜0.5L節約できるレベルとのこと。燃費がリッター16kmだとすると、6.4%の改善ですね。 今回の試乗では、郊外で比較的燃費に有利な走行環境でしたが、富士山の裾野でアップダウンが多かったので、それほど効果は出なかったかも。24km走って16.7km/Lでした。カタログ燃費は1.4Lのほうが悪いですが、同時に乗った1.2Lエンジン車が15.8km/Lでしたから、実用燃費では逆転してしまいました。 ゴルフ7の注目点のひとつとして、リヤサスがトーションビーム式になってしまった1.2Lエンジン車の乗り味があります。単独で乗ればそれなりに良くできていますが、4リンク式の1.4Lと乗り較べてしまうと、左右の動きが干渉している感じがわかってしまいますねぇ。 ならば1.4Lのほうがお勧めかというと、これがまた微妙なところ。1.4Lのほうが高過給をかけているので、1.2Lではまるで感じなかったターボラグが少し感じられるんですね。絶対的なパワー感は1.4Lのほうがはっきり上なんですけど、逆にそのパワーが盛り上がる前後の差が大きいという感じでしょうか。 というわけで、エンジン特性だけで言えば、都市部での日常の扱いやすさなら1.2L、一度走り出したらなかなか止まらないような欧州風の環境で使う方なら1.4Lがお勧めですね。郊外で平坦巡航の距離が長ければ、気筒休止の恩恵に預かれる率も高くなりますが、加減速ばかりじゃ出番はまったくありませんから。
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Last updated
May 31, 2013 06:48:11 PM
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