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みなさん、こんにちは。
バドミントン男子シングルスで東京オリンピックの金メダル候補と言われていた桃田選手がマレーシアで交通事故に遭ったのは、ご存じのことと思います。空港に向かう途中の送迎車に乗っていた際の追突事故で、顔面に裂傷を負ったと聞いたときは、「シートベルトをしていなかったんじゃないか?」と思ったのですが、こちらの報道を見ると、同行者も含めて全員シートベルトはしていたとのことです。 にもかかわらず、そんな大けがをしたのはなぜか? と思ったら、こちらの報道を見て納得が行きました(加藤久美子さん、さすがです)。 中ほどにあるシートベルトの写真を見て下さい。見た目は3点式ですが、ショルダーアンカーがシートの背もたれに付いています。この構造だと、衝突時に上半身の体重のほとんどがショルダーアンカーにかかりますから、必要な安全性を確保するには、シートの根元に相当な補強を加える必要があります。ところが写真を見た感じでは、そのような配慮が行われているようには見えません。すなわち衝突事故の際、背もたれが根元部分から折れ曲がり、桃田選手は背もたれを背負ったまま、前に飛ばされたのではないかと推測できます。(同様の構造は国産のミニバンにもありますが、取材をすると「シートの補強がいかに大変だったか」を蕩々と語られます) もうひとつ、事故の形態も不運でした。 こちらの写真を見て下さい。ワゴン車はトラックの荷台の下に潜り込む形で衝突しています。これではワゴン車が備えている(はずの)衝撃吸収構造も、ほとんど働きません。しかも、いちばん硬いトラックの荷台が、運転席の上半分に突っ込んでいますから、荷台に押されたドライバーが運転席ごと後退してきた可能性もあり、桃田選手は、そこに顔面を打ち付けてしまったのではないかと考えられます。 桃田選手が一日も早く回復され、元のようにプレーできるようになることをお祈りいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 14, 2020 08:14:47 PM
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