|
カテゴリ:フランスワイン
「どれどれ...」。
ひょんなキッカケで1ヶ月ほど前から同居することになった、 朝、いつものように、寝床である観葉植物のお水を換えようと思ったら...いない! 「知らないうちに葉っぱの上を移動しているのは、お手のものだから」と、虫眼鏡を片手に一枚一枚葉っぱを探してみても、 ...いない 葉っぱに残されているのは、体に似合わない大きなウ●チだけ...。 1ヶ月、脱走する気配は全く無かったのに、ショック。
こんな失意に暮れている時は癒し系... ということで、今日の晩酌に選んだワインはコレ。 『Bourgogne Pinot Noir (Domaine Bernard Delagrange)2000』 ブルゴーニュ好きのかたなら、ご存じ。 熟成ワインを手ごろな価格で提供してくれる生産者、 ベルナール・ドラグランジュのもの。 ちなみに、ご存じない方のために...。 本拠地はブルゴーニュの南側、コート・ド・ボーヌ地区にあるムルソー村(40年ほど前までは同じコート・ド・ボーヌ地区のヴォルネイ村が本拠地でしたが、移転)。 65万本のワインが保管できる地下の巨大カーブを持ち(他にヴォルネイにも10万本保管可能のカーブあり)、熟成してから世に送り出す、設立200年以上の歴史あるドメーヌ。 栽培はリュット・レゾネ(※1)で行い、基本的にワインは熟成させても、リコルクはしません。
以下詳細情報。 ●Bourgogne Pinot Noir (ブルゴーニュ・ピノ・ノワール) 収穫年:2000年 生産国:フランス(ブルコーニュ/コート・ド・ボーヌ) 格 付:ACブルゴーニュ 生産者:Dom.ベルナール・ドラグランジュ 輸入元:(株)モトックス 購入店:ワインショップフジイ 購入価格:1800円 アルコール:12.5% ブドウ品種:ピノ・ノワール 100% (ヴォルネイ村 ACブル区画 樹齢 30年) 熟 成:アリエ産オーク樽 18ヶ月
色:オレンジがかった赤。煉瓦色のニュアンス。エッジからかなりグラデーションあり、薄めの色合い。粘性は中の上。透明感、輝きあり健全。 香り:干し柿、ドライ杏、ミックススパイス、腐葉土、濡れ落ち葉、かすかに丁子やシナモン、葉巻の皮、干し肉。ヨード。キノコの杏煮のようなやや甘やかさも残る、熟成したイイ香り。秋の夕暮れを連想。 味わい:アタックは和紙のように軽やかで、ドライ。かなり落ち着いた果実味。タンニンはとけ込んでやわらかく、しなやかな酸は豊富だがさほど主張しない強さ。アフターに梅ジャムのニュアンスが加わる。余韻はやや長め。 果実味はある程度感じるほど残っているものの、ピークは過ぎ、枯れ始めている印象。
でも、姉男の好きなヴォルネイの枯葉系味わいだし、 このお値段で熟成ピノが味わえるのは、お財布も癒されてウレシイ。 合わせは、白糠酪恵舎(※2)のハード系チーズ「モンヴィーゾ」。 このワインと一緒だと、なんとチーズがカラスミ風味に! ん?カラスミ? カラスミ、カラスミ、カタスミ、片隅...。 ん?うちの「カタ」が隅っこにいるかもしれない...。 ...すいません、癒され過ぎて酔っ払ったようです。
※1リュット・レゾネ~減農薬栽培。オーガニックとは違い、できる限り化学物質の使用を避け、必要な場合にのみ少量使用する。
※2白糠酪恵舎~北海道の東側、釧路に近い白糠町でイタリアンタイプのチーズを作っている工房。 ちなみに姉男がたべた「モンヴィーゾ」は、この工房唯一のハードタイプ。 北イタリアピエモンテの熟成タイプ「ブラ・ドゥーロ」の製法で作り、熟成期間が6ヶ月~3年。ほくほくした食感とコクのある味わいは、パルミジャーノ・レッジャーノのようでうまい! ここのチーズはミディアムボディの赤ワインとピッタリです! 参加してます。「ぽちっとしてやってもいいぞ」という方、お願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年06月21日 19時43分31秒
コメント(0) | コメントを書く
[フランスワイン] カテゴリの最新記事
|
|