いちゃもんつけるわけじゃないんだけど
どうも、この間飲んだ白ワインがイマイチ充分満足できなかったので、
ひきずっている白ワイン気分
そういえば、飲み頃の白ワインをいただいたんだった。
今日はそのワインを開けることに。
モンタニー レーヌ・ペドック(コルトン・アンドレ社)
ちょっと生産者名とブランド名がややこしいですが、
レーヌ・ペドックはブランド名。
造り手はコルドン・アンドレ社。
このブランドは、
フランス国内40軒以上のミシュラン星付きレストランで採用される、
ブルゴーニュ屈指の老舗ブランドの一つ。
ちなみに「レーヌペドック」というのは
「水かきのついた足を持った女王(=レーヌペドック)」
という異名を取ったハンガリー王の娘の名前が由来。
彼女はブルゴーニュを安らぎの地に選び、その後フランス王妃になった人物。
ラベルにも描かれています
かの有名なブルゴーニュの特級白ワイン、
『コルトン・シャルルマーニュ』で知られる「カール大帝(シャルルマーニュ)」のお母さんでもあります。
ワインを造りだすのは、アロース・コルトン村に、
17世紀から本拠を置く老舗ネゴシアン「コルトン・アンドレ社」。
創設1681年、フランス・ブルゴーニュ地方のコート・ド・ボーヌとコート・ド・ニュイに自社畑を12ha保有する他、合計60haに及ぶ小規模葡萄生産者と長期契約を結んでいるネゴシアン(酒商)。
ちなみにこの生産者のほかのワインは楽天でも見かけるけど、
モンタニーは楽天にはありませんでした。
以下詳細情報。
●MONTAGNY
(モンタニー)
収穫年:2007年
生産国:フランス(ブルゴーニュ地方)
格 付:AOCモンタニー(※1)
生産者:レーヌ・ペドック(コルトン・アンドレ社)
輸入元:岩田醸造(株)
購入店:いただきもの
購入価格:いただきもの
アルコール:13%
ブドウ品種:シャルドネ100%
色: ゴールドがかった淡い黄色。
粘性~中の上。テリやオイルのようなトロミあり。
香り:モカ、マンゴー、リンゴのコンポート、ドライハーブ、ミックススパイス、白い土、ゆでた豚肉、キノコ、ドライフラワー、腐葉土、濡れた石のようなミネラル。
樽香がしっかりなじみ、熟成香と混ざり合いながら混然一体となった、香ばしさも漂うイイ香り。
保存状態が良いらしく、ちゃんとしたモカ香が印象的。
味わい:まろやかな口当たり。
果実由来のやわらかな甘みは感じるが、ドライでミディアムボディ。
洋ナシのコンポートのようなトロリと優しい果実味が、
口の中で線香花火のように「現れては消える」を繰り返し、キラめくよう。
酸は果実味を舞台に上げた後、ベールのように降りてくるごとく、細かく美しい。
飲み込んだ後に、よくなじんだ樽由来の香ばしいモカ風味が口の中で心地よく、余韻は長め。
とてもバランスがよく、飲み頃ワイン単体でも十分美味しい!
あまり温度を下げ過ぎない、13~15℃くらいがよさそう。
今回の合わせは
北海道・根室産の大きな活帆立刺し、帆立バター焼き、
ミルク風味が優しいチーズ(マリボー)、ツブガーリックなど。
帆立の甘味がワインにホントによく合い、チーズもミルクの風味が増幅されて、
相性バッチリ
ツブ貝(真ツブ)は最初、刺身で合わせたけれど、あまり良くないので、
バターとガーリックで軽く炒め、生パセリをふるとGOOD
ちなみに帆立のヒモ。
姉男はいつも塩味の酒蒸しにするんですが、
コレ単体で食べると磯の香りが強いんです。
でもこのワインと一緒だと、香ばしい香りが磯の香をマスキングして、
旨味だけが上がってくる~。
美味しい!
とってもキレイに熟成している、美味しいワインをいただいたおかげで、
幸せなディナーとなりました。感謝!
気がついたら、また1本空いちゃった。
※1AOCモンタニー~フランス・ブルゴーニュ地方、コート・ド・ボーヌ地区より南のコート・シャロネーズ地区にある村。
AOCとして、白ワインだけが「Montagny」と名乗ることを認められている。
ボディにやや厚みがあり、酸やミネラルが豊富なお買い得な白も多い。
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