猫を飼っている方へ
時々、小さいおじさんをいじめていることがあります
見かけたら助けてあげましょう
「爽やかピノが飲みたいな」
ここのところ暑い日が続き、
おまけにイタリア系などばかり飲んでいたので、
ブルゴーニュが恋しい。
暑いときに酸っぱい梅干しが欲しくなる現象。
さらに姉男の自分内キャンペーン、
セラー内の迷子をなくすための
「飲んじゃったほうがいいワイン」キャンペーンの
第6弾。
ヴィンテージが2010年だから、今飲むのはちょっと早いかなと思ったけど
「たぶんお値段的にも爽やかそうでいいかも」
と、今日はコレ。
■商品名:ブルゴーニュ・ピノノワール [2010] カーヴ・ド・リュニィ <赤> <ワイン/ブルゴーニュ>【希望小売価格より50%OFF!】
■レビュアー:姉男
■レビュー内容
生産者は、カーヴ・ド・リュニイ。
本拠地はマコネ地区のリュニイ村。
1927年に創立した、フランスで最古のワイン生産者組合。
組合構成員(21村、250生産者)の所有する約1400haの膨大な畑は
ブルゴーニュ最大級。
年間1300万本相当のワインを生産し、
フランスAOCワイン生産者の中でも10本の指に入る規模。
ちなみにこの生産者のお得意は白で、
ブルゴーニュ白ワイン生産量の約10%を占めて最大級、
かつ、マコネ地区(※1)のワイン総生産量約30%を占め、
こちらも最大級。
造られたワインの半分は元詰めで、自社販売。
残りはルイ・ジャドなど有名ネゴシアン(酒商)などに供給しています。
このピノは、100%除梗。醸しは短め。
2010年からブル・ピノは新ラベルのものも流通しているようですが、
これは不思議と旧ラベルのまま。
他の国に流通しているラベルを見ても、
日本で発売しているものと内容は同じでラベル違いがあるので、
輸出先によってラベルを変えているのかな?
色は、エッジに透明感ある明るいルビー。
粘性~中の下
香りは、小さな赤い花、スモモ、梅、梅干しの種、湿り気を帯びた土、ビーツ、軽いタバコのニュアンス、少しの鉄と肉、紙の焼けた香り。
極奥のほうに甘いイチゴがちょこんと、可愛らしく香る。
やわらかにゆっくり広がる香りだが、
ブルゴーニュグラスに替えても、ほとんど香りは膨らまない。
抜栓1時間で、ヨード香も。
味:口に入れると、なめらかな口あたり。ライトに近いミディアムボディで、ドライ。
とってもおとなしい甘やかなイチゴの果実味。
じんわりとした酸(ジュワッと両アゴから溢れてくるものではなく、ジワジワ唾液が上がる感じ)
乾いた茎風味の渋みの少ないタンニン。余韻は短い。
複雑さは少なく、素直でチャーミングな味。
フレッシュで、小学校に上がったばかりのピノといった雰囲気。
合わせた料理。
今回違うものを合わせようと思っていたけれど、
コレを一口飲んでから急遽、ポン酢でいただく冷製豚しゃぶに変更。
ワインが甘くなり、ピッタリ!
(ついでにラムシャブもやってみたけど、コチラは味が変わらず面白くない)
豚肉を塩・コショウだけなど、アッサリした味付けで、
あるいはタラなんかの白身のお魚を蒸したものでもよさそう。
これはほんとに夏向きワイン。
お休みの昼間のブランチやランチに、さっぱりゴクゴク飲めるピノ。
ピノを飲みなれている方への手土産には弱いけれど、
ロゼワインがお好きな方にはおススメ。
小ぶりのグラスで軽く冷やして、12℃~13℃位でどうぞ。
※1マコネ地区~ブルゴーニュの特級ワインなどが産出されるコート・ドール地区よりずっと南、
ボージョレー・ヌーヴォーで有名なボージョレー地区のすぐ上の北側にある、主に白ワインを産出する地区。
この地区のワインは南国フルーツのコクがあり、法定アルコール度数もブルゴーニュの中でも高く定められているので、飲みごたえあります。
参加してます「ポチしてやってもいいぞ」というかたどぞお願いします