姉男（あねお）のワインやっちまった？

はいはい、

デラックスなとこ、どうぞ

あれ？

気がつけば、ずっと記事にしていないワインコメント。
やばい。
まだ12月のものをアップしてない・・・

というわけで、サクッといきます。
これは12/20に飲んだもの。

南フランスの古代品種、ピクプール種の白ワイン。
姉男もこの品種の100％のものは初めて。

（ちなみにピクプール種は
　フランス・ローヌ地方の「シャトーヌフ・デュ・パプ」という
　13種類の赤＆白用品種のを混ぜてつくってもいいワインに
　使われてマス）

「(Mas des Mas) PICPOUL DE PINET」
（（マス・デ・マス）ピクプール・ド・ピネ）

生産はフランス・ラングドック地方で1892年からブドウ栽培を始めた、
ドメーヌ･ポール・マス。

場所はここ

上記のﾗﾝｸﾞﾄﾞｯｸ･ﾙｰｼｮﾝ地方を拡大

このブドウ栽培では100年以上の歴史を持つマス家。
現在のオーナー、ジャン・クロード・マス氏の代になり、
「高品質であると同時に低価格であること」にこだわった
ワイン造りへと大きく変化。

※ジャン・クロード・マス氏は、これまでに数々の賞を受賞

●2006年～ワイン業界から初の快挙！
　　　　「最優秀国際起業家」（米アーンスト＆ヤング）、
●2008年～「ニュー・ウェーヴ・オブ・ザ・ワイン」
　　　　　フランスの明日を担う30人の醸造家（仏L'EXPRESS誌）

また同じ年、ワイナリー・オブ・ザ・イヤー（英ガーティアン紙）

オフィスのあるポール・マス城

今では自社畑320haと栽培契約農家の畑800haから
お手頃な価格で品質の良いワインを造るワイナリーとして
有名。

ジャン・クロード・マス氏は、
ラングドック地方のペズナやリムーなどに複数のワイナリーを所有。

ワイナリーやブランドごとにワインのコンセプトが
明確に区別されてマス。

参考までにほんの一部

この辺のことを細かく言うと、キリがなくなるのでザックリと。

大まかには、生産者名やブランド名が
「シャトー・ポールマス」「ドメーヌ・ポールマス」だと
自社畑アイテム。

「イル・ラ・フォルジュ」「ル・ブラッセ」だと契約農家の買いブドウから造られるもの等

　※ほかにもたくさんあるけど、今回は割愛。

（姉男の今回紹介している「マス・デ・マス」は
　ドメーヌ・ポールマス・・・というより
　ジャン・クロード・マスの生産者でリリースされている、
　ラングドックという土地のテロワールを新しいアプローチで
　表現したブランド）

そして、このピクプールという品種。

オクシタン語（南フランスやイタリアの一部などで話されているロマンス語系統の言語。フランス語の方言のようなもの）で
「ピクプール＝唇を刺すもの」を意味するように、
高い酸が特徴。

レモンのような柑橘類系の酸がとても強く、
カチッとしたミネラルや華やかな香りが、牡蠣に良く合うワインとして地元では親しまれている品種。

ちなみに、この品種の単一ワインは世界中でも南仏だけ。

余談ですが、
このワインのAOC（原産地呼称統制）について。

ブドウ品種がAOC名になっている、フランス唯一のアペラシオン（産地）が
ピクプール・ド・ピネ。コレ、かなり珍しい。

アペラシオンの眼前に広がるトー湖は、牡蠣の名産地。
（なので牡蠣はもちろん、あらゆる魚介類と相性抜群ネ！）。

確か、この生産者のピクプール種の白ワインは
ビックカメラにしか置いていないハズ。

以下詳細

●（Mas des Mas）PICPOUL DE PINET 　　
　（(ﾏｽ･ﾃﾞ･ﾏｽ)ピクプール・ド・ピネ）
　収穫年：２０１０年
　生産国：フランス（ラングドック地方）
　生産地：ACコトー・デュ・ラングドック
　　　　　　　　　　　　　　　ピクプール・ド・ピネ
　生産者：ドメーヌ・ポール・マス（ジャン･クロード･マス）
　輸入元：（株）モトックス
　購入店：ビックカメラ　札幌店
　購入価格：１５００円くらい？
　アルコール：１３％
　ブドウ品種：ピクプール１００％

色：淡い黄色。テリあり。オイル様でディスク厚め。
　　粘性～上

香り：パイナップル砂糖漬け。肉、ハム、ふかしイモ。ハーブなど。
　　　果実香よりタンパク質系の香り中心。
　　　ほっこりした雰囲気で、広がりはなくおとなしい香り。

味わい：ゆるりとした口あたり。辛口のミディアムボディ。
柔らかく熟した洋梨の果実味。

口に含んでいる最中は酸の存在が陰に隠れているほど穏やかだが、
飲みこんだ後、1～2秒してからジュワッと唾液があふれるので
豊富さがうかがえる。

うっすらスパイシーさとほんのりした苦みも。

全体的に味わいもおとなしく、主張が弱いものの
口のどこにも障らない、いい意味で水のように邪魔にならない味。

この品種にしては穏やか系だけど、少し物足りなさアリ。

今回の合わせは、ちょっと失敗・・・

よかったのはブロッコリーと人参のクリーム煮。
それでも、コックリ系のシャルドネ種ほどにはベストじゃないので、
食事に合わせるのもちょっと難しいワイン。

いっそのことじゃがバターとか、素朴なもののほうが合いそう。

コレ、家でやろうは分かるけど、

顔の違いの意味がわかりにくいネ

足跡がわりにぽちぽちっとどぞお願いします