姉男（あねお）のワインやっちまった？

＼毎日暑いですね～／

／どーもどーも、北海道は涼しいですよ～＼

 暑いとこういう人増えるの？

毎度お馴染みの（？）言い訳をしておりますが、
一応このブログはワインブログでもあり、
姉男が飲んだワインを紹介・・・

のはずが、最近はサボリ気味。

ワインは毎日飲んでおりますが、
え～と、一体いつからの記録からサボっているのかな・・・。

ちょっと定かではないので、
先日、8/15に空に向かって献杯したワインについて、ご紹介。

コレ、です

Quincy 2008
（カンシー）

空に向かってグラスを掲げた時には、
反射などで黄金色に見えたと思いますが実際は澄んだ黄色。

フランス・ロワール地方の白ワイン。

このロワール地方といわれるのは、
約1000Kmにも及ぶフランス最長の大河、ロワール河の流域。

フランスの中でも古くからブドウ栽培が行われ、
中世にはフランス宮廷もあったことから、ワイン造りが盛んな地方。

（古城が多く景観が美しいため、
　よくたとえて言われるのは「フランスの庭」）

このロワール地方は4つの地区に分けられ

大西洋の河口からナント地区、アンジュー＆ソーミュール地区、
トゥーレーヌ地区、中央フランス地区。

造られるワインも、赤、白、ロゼ、発泡性ワイン、
そして甘口、半甘口、辛口と多彩。

ただし、造られるワインの半分以上は、白ワインというトコロ。

で、Quincy（カンシー）は中央フランス地区。

中央フランス地区はいくつかのAOC（原産地呼称）が
集まっているんですが

有名なのはプイィ・フュメとかサンセールで
Quincy（カンシー）は意外とマイナーな所

この地区のワインは圧倒的に白ワインが多く、
ブドウ品種はほとんどがソーヴィニョン・ブランなので

このQuincy（カンシー）も然り。

（カンシーは白ワインのみがAOCとして認められ、
　ロワール地方で一番早くAOCとして認められたトコロ）

生産ワイナリーは、ドメーヌ・トロテロー。

1830年にカンシー村にワイナリーを創設してから、
現在で5代目。

現在のオーナー、ピエール・ラゴン氏

このワイナリーの畑は、
通常のものは25年ほど前に植えられたブドウの樹

しかし、1905年と1934年に植えられた区画もあり
樹齢100年以上という超古木も健在

栽培方法は、自然に近いリュット・レゾネ（減農薬栽培）。

今回姉男が飲んだのは、ノーマルのモノですが

この超古木のブドウを使って造ったワインも
リリースされています。

カンシー　VV（ヴィエイユ ヴィーニュ）

以下詳細

●Quincy（カンシー）
 　収穫年：２００８年
 　生産国：フランス（ロワール地方）
 　生産地：AOC　Quincy（カンシー）
 　生産者：ドメーヌ・トロテロー
 　輸入元：アズマコーポレーション
 　購入店：ワインショップ　フジイ
 　購入価格：２４００円
 　アルコール：１４％
 　ブドウ品種：ソーヴィニョン・ブラン１００％

色：黄金のニュアンスのある澄んだ黄色。ディスク中程度。粘性～中。

香り：ハチミツ、ミモザのような黄色い花、ドライ気味のマンゴー、
スイカズラ、アロエのような葉のしっかりしたハーブ（グリーンのニュアンス）

白身魚のムニエルやハムのようなたんぱく質の美味しそうな香りも。

清涼感も感じられる、深く澄んだ、コクある（生クリームのような）
ミルキーな香り。

味わい：和梨のような、穏やかで甘味ある果実味。

線香花火のようなミネラルと、
かつての鋭く豊富だったことをうかがわせるタップリしているが
柔らかくなった酸。

アフターに美味しい苦みと花の蜜の甘味が上がってくる。

ミディアムボディの辛口。

通常は噛むような硬さのあるミネラル感豊富なカンシーだけど
凄くイイ熟成をしたソーヴィニョン・ブランに変貌。

熟成のピーク！アルコールも14％なのに、バランスがイイ

2日目はマンゴーっぽい果実味がさらに増した味わいに。

合わせでよかったのは、
キュウリの細切りをチリマヨネーズで和えたサラダなど。

普段は、熟成させない清涼感とミネラルを楽しむカンシーだけど、
セラーに1年くらい寝かせておいたら、
こんなにイイ熟成をするという勉強になった1本。

＼あの～、ガンジーになりたいんです／

だから、そのかっこでウロウロしちゃダメだってば！

足跡がわりにぽちぽちっとお願いしやす