In Treatment シーズン1 -HBOドラマ-
面白いドラマが、アメリカのHBOでやっていたようですっ!(シーズン1は終わってアメリカでDVD発売中)その名も 「In Treatment (治療中)」内容は題名のまんま、月曜日から金曜日まで、Gabriel Byrne(ガブリエル・バーン)扮する、サイコセラピストのポールが行うセラピーそのもののドラマ。シーズン1では、個人セッション(ティーンから大人まで)、そしてカップル・セラピーと、様々な人生模様が毎回のセラピー・セッションで、ドラマとして見る事ができる。一人一人の人生が物語になる・・・まさに、それを地で行くドラマ。事実は小説よりも生成りとはよく言ったものですね~。って、このドラマは、勿論、すべてフィクションですが。このドラマの面白いところは、セラピーセッション50分を、私たちはそのまんま見る事ができるというところにあるのではないでしょうか。毎週、毎週、クライアントのセッションを見れば、彼らがどのようにプロセスしてゆくのかも見る事ができる。それと、『一般的に、セラピーってどんな感じなんだろう?』という疑問も、これを見れば、いわゆる、オーソドックスなサイコセラピーセッションの様子が、少しは見えてくるのではないかな~(セラピストによって、セラピーの雰囲気、進み方は違ったりするけれど)。それと、臨床心理士やカウンセラーなど、セラピーを職業としてやる人にとっても興味深く見る事ができるドラマ。このドラマをセラピストの目線でみるのも、クライアントの転移/逆転移感情を客観的に見る事ができるし、時には「なるほどなー」と思う、セラピストの切り返し方もあったりで、面白いそして、そして!さらにリアリスティックで面白いのが、主人公であるセラピストのポール自身が様々な仕事上の悩みや心配、懸念(それらは、彼の個人的な問題とリンクする)を、自分のセラピストへ話すセッションも含まれている。実際に、セラピストといえど、やっぱり人間。セッションで詰まったりした時は、セラピスト自身がプロのセラピストに助けを求める事もある・・・そこまで描かれているドラマ。そのあたりが、また、かなり・・・リアーール!!海外ドラマ、「Six Feet Under」「Dexter」、「Lost」(←これは、ちょっと飽きたかも)に続いて、今、夫Cと私がハマっているドラマです♪