婚活ブログ　ニッポンの婚活ビジネス（元）最前線

[ニッポンの婚活事情] カテゴリの記事

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• 「理想の結婚相手は「三平」に」　いえ、それ、やっぱ矛盾してますから。

  Yahooニュースから、時事通信の記事にリンクが張られている。結婚相手に求めるものが、「三高」から、三平（年収や外見が平均的で、性格も平穏、との定義らしい）に変わった、というもの。以下、引用。（太字は筆者）-------------------------理想の結婚相手は「三高」から「三平」に―。結婚相談所運営の「結婚情報センター」（東京）が実施したインターネット調査で、年収や外見は平均的で性格も平穏な「三平」が男女ともに人気を集めている実態が浮き彫りとなった。担当者は「昔は三高（高学歴、高収入、高身長）が人気だったが、安定志向の世相を反映しているのでは」と分析している。　調査では、結婚相手の条件として「三高」「三平」「三低」（低姿勢、低依存、低リスク）の三つを挙げたところ、三平を選んだのは男性で81．9％、女性も72．8％とトップだった。理由には「普通が一番」「無理しない付き合いができる」などの声が上がった。　一方、結婚までの過程では、リードしてくれる「肉食系」の人気が女性では87．2％と圧倒的。男性でも45．2％が肉食系を選んだ。---------------------------（引用終わり）ご覧のとおり、「平穏な性格」を望む一方で、「結婚までの過程はリードしてくれる肉食系がいい」と言ってるわけである。なんたる矛盾。いかに相手に求めることのトレードオフをちゃんと考えてないかということが如実に表れる解答ですね。当ブログの読者の方はこんなことないと思いますし、世の中の多くの人が「思考不足」だとすれば、考えている人にとってはチャンスということです。まあ、調査担当者の方の、「安定指向の世相を反映」というコメントも、突っ込みどころ満載ですけどね。かつての競合を叩くのもなんなのでやめときます。ではまた。　

  2012年08月13日

• 沖縄の結婚事情。日本一高い出生率と、日本一高い離婚率

  ある沖縄県出身アラサー女性（既婚）との会話。先週末、友人の結婚式で沖縄に帰ったとのことで、沖縄の結婚事情の会話に。沖縄は、・離婚率がとても高い（日本一。2010年で人口千人あたり2.6件。全国平均は2.0件）・合計特出生率も、とても高い（これも日本一。2009年で1.72と、全国平均の1.2を大幅に上回る）。背景を教えてもらった。・親が近くに住んでいることが多い。そりゃそうだろね。地元に残ってさえいれば、親は近いはず。したがって、子供の面倒をみてもらえるので、産みやすい、かつ実家に戻ればいいので、別れやすい（！）子供の面倒は、親のみならず、おじさんおばさんも、まるで我が子のようにマメにケアしてくれるので、手はたくさんある。・女性の有職率が高い。したがって、これまた育てやすいし、別れやすい。・教育費が安い。私立の学校も少ないので、受験準備も必要性が薄い。・もともと、イージーゴーイングな考え方。「簡単に結婚して、簡単に離婚する」。「なんとかなる」マインドセットなので、離婚に抵抗が少ない。そもそもたくさんバツイチ・バツニ（それ以上）がたくさんいるので、離婚すること自体うしろめたくない。「あー、離婚したの？じゃあ実家に戻るんだね」といった会話が普通になされるそうだ。なるほどー。もちろんいろんな捉え方ってあるでしょうけど、沖縄の出生率の高さの背景を考えることで、少子化対策を考えるヒントにもなるのかもね。結婚しやすく、産みやすく、かつ別れやすく、再出発しやすく。労働市場の活性化と似てる気がしますね。正社員化を無理やり義務付けようとすると、逆に採用が滞るってのとかね。ではまた。

  2012年07月30日

• 社内結婚のススメ。日経夕刊より。

  今日の日経の夕刊に、5月にこのブログで紹介したZOZOTOWNの社内恋愛・社内結婚の推進活動が紹介されている。なるほど、背景は「洋服好きの仲間たち」という企業風土を、会社が成長して大きくなっても失わないようにするという趣旨だったんですね。人事担当のブロック長の発言を紹介してる。「社員のプライベートにどこまで干渉していいのか、多くの上司の悩みどころだが、『強制はしないのが大前提。社員の声を取り入れつつ今後も仕掛けていく』ときっぱり」とのこと。これを見ていて思った。こういう仕組みが成り立つのは、この会社が「急成長」しているから。恒常的に、若い社員を次々と採用できているから。昨日も、ある外資系クライアント先企業の社長さんとお食事していて、「うちの会社は、男性はほとんど既婚で、女性がほとんど独身。ぜひ一度タウンホールに来て婚活の話をしてほしい」とのリクエストを受けた。その外資の会社も、収益力はあるものの、どんどん組織が大きくなっているという環境にはない。むしろ収益水準をしっかり維持するため、ヘッドカウント（アタマ数）拡大には常に海外から抑制プレッシャーがかかっている。そう考えると、やっぱり経済成長、会社の成長って大事。成長している会社だからこそ、若い同士でも先行き右肩上がり期待で、いまの不安を乗り越えて結婚する決断ができる。「経済成長なんかいらない。現状維持でかまわない」というのは、いろんな意味で成り立たないだろうなーと思っちゃいました。ではまた。

  2012年07月04日

• 出生率、昨年と同じで1.39という報道。

  もう二週間前だが、2011年の合計特殊出生率の発表があり、回復した前の年から横ばいの、1.39という数字だった。日経しか見てませんが、論調としては、まず原因について、・若者の雇用が悪化し結婚しにくくなったうえ、　（当たり）・保育所不足など子育ての環境が整っていないためだ　（大いに疑問。ほんとにそれが理由で多数の人が出産をあきらめてるのか？？）子供を産んだ母親の年齢で、20―24歳の母親の比率は、実に10%を切っている。一方で、第一子を産んだ平均年齢はついに30.1歳と30歳を超えた。対応として、第一生命経済研究所の方の口を借りて「若い非正規社員のスキルアップを図り、収入の高い正社員に転換する道を広げていく政策が必要だ」・・・って、もー間に合いませんから。人口動態から見て、最大の問題はボリュームゾーンである団塊ジュニアがついに30代後半から40歳にさしかかり、出産年齢の限界に来ていること。これを何とかするには、もはや1-2年の対策しかないし、それでも手遅れ。こんなこと、もう何十年も前から「すでに起こった未来」として分かっていたことである。まあ、マクロで見ると私は悲観的です。日本の人口動態は詰んでます。政策には期待するだけ無駄なので、それらを与件として捉えたうえで、ミクロの個人の戦略としてどう考えるか、というフェーズに移ってます。答え？それは自分のアタマで考えましょう。だって画一的な絶対解は存在しないから。こんな問いを出して、各自で真剣に考えてもらうような講座（有料）をやると、参加希望者は集まるかなあ。ではまた。

  2012年06月20日

• 告知。大きいセミナー二本に登壇予定。

  いかん、Facebookで告知したら、すっかり告知した気になっておりました。来週と再来週、二本の大きなセミナーでしゃべります。どちらも参加無料。一つは、男性を主なターゲットとして丸の内の丸ビルにて開催される「 Tokyo Love Conference」。私は初日に電通総研の四元さんとご一緒します。もう一つは、シティリビングが主催で、女性限定。でも、既婚者はダメとはなってないので、女性ならOKかな。シティリビングのトップページ、左下のイベント情報でお探しください。タイトルは「普通のダンナの見つけ方」。そのまんまですね。こちらは日本橋のYUITOにて。昔の古巣の銀行の本店が入ってるビルである。締め切り間近のはずですので、お急ぎあれ。なんか、もう250人くらい応募が来ているらしいです。最大350人収容の会場らしいので、まだいけるのかな。ではまた。

  2012年04月06日

• 20代女子の結婚観。Mrサンデー

  Mr.サンデーでいまどき20代女性の結婚観を特集。エクシオジャパンの西澤さんや、牛窪さんがコメントしてる。・300万円+300万円=600万円。「私も働いて、2人で600万・・かなあ」と26歳の旅館勤務の女性。・登場する女性は、みんな公務員を希望。「安定している」「失業とかなさそう」「安定してない方に落ちちゃったので、相手には安定を求めたい」・就活で100社に落ちたことをきっかけに、お見合いに参加する23歳の女性。お母さんが、「何を焦ってるんでしょうねえ。今は夢を持って楽しんだりすることができないんでしょうかねえ・・」・学芸大の2年生。公務員や安定を口にする彼女に、「そんなに落ち着いちゃっていいんですか？」とスタッフ。「でも失敗したらどうします？」「もし何か挑戦して失敗したときに、自分がどこにいるか不安」「リスクを背負うのは今でも不安」・・・・木村太郎のコメント。「愛はどこに行っちゃったんでしょうね」。---------・・・いろいろ、示唆深いですねー。・「やっぱ年下男性？」と気軽に言うアラサー、アラフォー女性にとって、彼女らは強敵である。多くを望まない女性は、男性から見れば可愛く見える。・しかし、その解が公務員ってのも、浅はかに見える。人事院勧告一つで、年収が1割近く引き下げられてしまうのって、「安定」と呼べるんだろうか。・木村太郎の「愛はどこに」コメント。彼女らが「ドキドキ」よりも、経済的な安定を先に考えなきゃいけなくなってるってことに、もうちっと問題意識を持ってほしい。それを社会や政治に対して言える立場にあるんだから。なんか、どんどん全方位射撃の辛口になってしまうなあ。やめとこ。ではまた。

  2012年02月19日

• 40代女性は、結婚相手に「愛情」を求める率が下がるという調査。

  昨日の日経の夕刊。前に私も登場した「40代　惑いの十年」特集シリーズで、「再婚」を取り上げている。おお、オーネット広報の松本さんもコメントしてるではないか。「再婚希望者は、相手に求めることが明確」「見つけるまでの期間も短い」。そうそう、そのとおり。この記事には、20代、30代、40代の未婚男女に、「結婚相手に求めるもの」を聞いている調査のグラフがある。それを見ると、・「価値観」は年代を通じてほぼ変わらない・「性格・人柄」も同様。各年代を問わず、高い・年代によって違うのは、「愛情」。30代、40代で、がくんと減り、40代女性ではなんと20%少々。これをどう解釈するか。アラフォーになると、「愛よりも、経済力などの条件」と読む？そうではなくて、たぶん、「ドキドキ」「ときめき」よりも、「安心」「ほっとする」「やすらぎ」といったものを結婚に求めてるようになってるんだと思う。しかし。これはけっこうハードルが高い。ひょっとすると、「ドキドキ」の恋愛感情の方がよっぽど得やすいかもしれない。相手と「安心できる」くらいまでに深く知りあえる機会は、かなり希。さらに言うと、この調査の対象のように「40代まで未婚」だと、男性慣れ・女性慣れしてなくって、打ち解けたコミュニケーションができるまで時間がかかることも。どーするか？趣味が媒介でも、仕事やキャリアがきっかけでもいいので、異性と自然に複数回会う機会を増やしたいですよねー。「たとえばどんなとこ？」って？それは、出会いのきっかけ作りが専門の会社さんにお任せいたします。。ではまた。

  2012年01月26日

• みずほ銀行「結婚」切り口のマーケティング

  今日は朝から日経金融リテール戦略のカンファレンスに参加。（ブログ読者の方の多くはご存じないかもしれませんが、実は私は金融クラスタの端くれだったりしますww）その中で、みずほ銀行の齊藤哲彦常務執行役員のセッションが秀逸で、かつ結婚関連テーマだったので、一部をご紹介。みずほ銀行では、「結婚」をテーマに銀行取引を切ってみた。そこでわかったこと。・「結婚」というイベントは、就職に次いで金融取引を喚起する。新規口座の開設だとか、決済口座の変更などなど。「取引数」という意味では住宅購入よりも多いらしい。・しかし、いざ銀行が結婚をテーマにすると、ありがちな罠に陥りがち　－「単発のキャンペーンをやる」→結婚は一時期に偏在するイベントではないので効きにくい　－「特定ニーズ専用の商品を開発する」→ニーズはそんなに単一ではなく多様化しているので刺さらない　・では顧客をもっと深掘ろう。たとえば「家計」の管理が、共働きの増加によって変化してきている。　－たとえば、妻の年収＞夫の年収の場合、家計が別管理になることが多い　－妻の年収≒夫の年収　になると、家計管理は一本であっても妻が実権を持つことが多い・・ということで、共働き家庭では奥さんが家計管理も運用もDMU（意思決定権者）になってきていることがわかってきた・さらに、女性の方が将来を悲観的に予測して備えようとする。「老後が不安」「夫は何にも考えてない」「夫は何とかなると思っている。私がしっかりしないと」。なるほどー。いいとこ突いてると思う。・・・ということで、コミュニケーションのメインターゲットは女性。ではアプローチはどう設計するか？やはり顧客を掘ってみると、・金融情報は、「たまたま」知ったという人が大半。能動的に調べに行こうとする人は希・押し売りしそうな金融機関自体よりも、友人・知人の言うことを信頼する。ブログも信頼度に欠けるとして、あまり当てにされてない・金融取引に「手間をかけたくない」「簡単に管理したい」。・一方で、「私たちみたいに資産をろくに持ってない人は銀行に行っても相手にされないに違いない」「だから、できるだけ行きたくない」・・これは、とっても正しい顧客理解だと思う。金融機関は、ついついお客さんが「金融」取引を人生の一大事として考えているに違いないと仮定したがる。これは大きな間違いで、銀行の店舗なんて出来る限り行きたくないところだし、金融の知識取得や理解に頭のリソースも時間もなるだけ使いたくない。「相談したい」なんて言ってるのは「なるだけラクに片づけたい」だけであって、金融商品を知りたいわけではない。ついついサービス提供者側はサプライヤーロジックに陥って、「いろいろ相談に乗ってもらいたいに違いない」と考えたがる。銀行員自身は、休日に銀行の店舗なんて死んでも行きたくないと思ってるくせに。余談が多くなったが、みずほ銀行はこうした「正しい」顧客理解に基づいて、井上真央ちゃんを起用したTVCMを流して注意喚起（Attention）し、小さいブックレットで興味を引き（Interest）、検索でWebに来てもらって（Search)、来店誘致（Action)とSNS誘導（Share)と、AISASを丁寧に作りこんでいる。また、銀行からの情報提供だと押し売りされそうだから、第三者的なFP女性を前面に立てて解説や講演会をやっている。その際のポイントは、興味関心の程度に応じて与える情報量をコントロールすること。初めのAttentionやInterestの段階で情報量を出しすぎてはいけない。なるほど、とてもしっかりしたアプローチ。（なんとなく、戦略ファームか大手代理店の匂いを感じますけど）しかし。みずほ銀行の前提は、結婚する人がたくさん存在すること。お客さまの結婚数を増やしたいなら、ご相談に乗りますよ、と独り言。ではまた。

  2011年12月09日

• そりゃあ、「適当な」相手がいないわけだ。出生動向基本調査より（３）

  三回に分けて見てきた、出生動向基本調査。つらつら見ていて、また発見。25-34歳の未婚者に、「独身でいる理由」を聞いている。一番高いのは、よくあることで「適当な相手にめぐり会わない」。男性で46%、女性では51%。ふむ。まあそうだろね。で、じゃあいったいどんな相手が「適当な相手」なのか。「結婚相手の条件として考慮・重視する項目は？」という質問がある。男女では大きく傾向が異なっていて、男性が女性に求めるものは、希望する人の比率が高い順に、人柄95%、家事の能力93%、仕事への理解89%、容姿82%、共通の趣味75%。ここまでの5項目が、それそれ70%を超える男性が相手女性に希望する項目。女性が男性に希望、の場合。人柄98%、家事の能力98%（高っ）、経済力94%、仕事への理解93%、職業86%、共通の趣味79%、容姿77%。これらの7項目が70%を超える女性が求めており、残る学歴も53%女性が条件として挙げる。たぶん「学歴」は、既に「経済力」や「職業」を希望するときに織り込んでいるから低めに出ていると見るのが妥当な気がする。ここでのポイントは、「複数回答可」の質問だと、女性はこれだけいろいろ同時に満たすことを求めるということ。拙著「普通のダンナがなぜ見つからない？」のタイトルをそのまんま体現していただいている。で、さらに発見。なんと男性も女性も、前回調査と比較してほぼすべての項目で希望する人の比率が上がっているのである。つまり、お互いにみんながみんな、相手に要求する項目が増えてるということ。初婚年齢の上昇とともに、「見る目肥え度」が創刊して上昇していると見た。そりゃー、「適当な相手」は見つかりませんがな。どうするのかって？当ブログのバックナンバーを読み漁っていただくか、拙著をご覧下さいませ。ではまた。

  2011年12月03日

• 結婚は労働雇用環境の鏡。　出生動向基本調査より（２）

  前回に引き続き、出生動向基本調査のレポートを読んでみた。発見したこと。■未婚者側は、「年の差」婚を望んでいるわけではない・未婚男性で、結婚相手に「同い年がいい」と答えた比率は過去最高で、35.8%。「1-2歳下」まで入れると、過半を超える。女性からの「同い年」希望も過去最高の29.0%。・ここからは解釈だが、男女ともに、「パートナー」指向が強まっているように見える。一緒に働き、一緒に家事をして、一緒に子育てする。だから、同い年のイコールパートナーがいい。しかし、現実には「経済力」という重要ファクターが出てきて、女性の希望を満たすのは年上男性であることが多い。なので、結果としては稼ぐ男性との「年の差」婚は多いように見える。これは、オーネットの成婚カップルで年齢差が大きいカップルの男性の年収を見ているとかなり顕著。■男性が女性に「経済力」を求める比率がじわりと増加・結婚相手に考慮・重視するものとして、男性が「経済力」と答えた比率が4割近い（38.7%）。92年と比べると10%増加。まあ、もちろん人柄（95%）、家事（93%）、容姿（82%）なんかに比べると低めですけどね。■女性にとっての「結婚の利点」で、「経済的余裕が持てる」が大幅上昇・92年と比べて、ほぼ倍の15.1%になっている。まあ、「子供や家族を持てる」47.7%には遠く及びませんけど、Yesと答えにくい項目のはずなので、本音は垣間見えます。■男性の正社員とパート・アルバイトで、結婚意欲に大きな差・正社員だと、「1年以内に結婚したい」は56.7%なのに対して、パート・アルバイトだと33.8%とかなり大きく開いている。「今の自分では無理」ということか。・・・いつも言ってることですが、結婚は労働・雇用環境の裏返し。経済成長させましょうよ、ほんと。ではまた。

  2011年11月29日

• 久しぶりの会社訪問セミナー。

  今夜は、久しぶりにある会社さんに招かれて婚活セミナー。某今度iPhone5が出ると噂されるテレコム企業（ぜんぜん匿名になってない）。聞き手のみなさま（女性9割）は、お互い知らない同士が多かったようで、ちょっと硬めの反応。が、質疑に入るとどんどん突っ込んだ質問が出てきておもしろい。質疑では、彼女らをいっぱい「絶句」させてしまった。いかんいかん、自分がいつも似たような中身をプレゼンしたり取材対応していると、つい相手側もあらゆる人がそのレベルについてきているような錯覚に陥ってしまう。ある女性。「結婚する相手との出会いって、運命的な瞬間だと思ってたんですけど、違うんでしょうか？」私「あー、ないですね」彼女「（絶句。。）」しまった、夢を打ち砕いてしまったか。でもね、本にも書きましたが、運命的な出会いは運命の顔をしてはやってこない。ずっと後から振り返ってみると、「そういえばあの瞬間が運命だったんだ」と思うもの。ある女性。「煮え切れない男性と付き合うかどうするか悩みます。引き際ってどんなときなんでしょう？」私「引かなくていいですよ。そのままにしといて、他に行けばいいんです」。彼女「（絶句。。）」そうか、こういう考え方もなかなか受け入れられないのか。逆に学びになった。やり取りからもお分かりのように、とても素直な彼女たち。でも大事なのは、「わかりました！次から試してみます！」とか、「後から振り返って、今日のこのセミナーが運命だったと思えるようにがんばります！」」という素直さ。これさえあれば、なんとでもなりますよね。ではまた。

  2011年09月28日

• 「授かり婚」のネーミング

  「吉川ひなの、授かり婚」。なるほど、できちゃった婚から呼称を変えてるのか。これって、いいですね。物事に、ポジティブでわかりやすいネーミングをつけることは、とても重要。「婚活」はその最たる例。「いまどき結婚するには、自然に任せていたのでは、うまくいくことは少ない。ふと気がつくと年齢を重ねてしまっている。何かしら活動をすることが必要なんじゃないの？」とみんながぼんやり思っていたところに、この名前が付けられて一気に普及。コンサル仕事でも、ネーミングはけっこう重要なカギになる。会社の大変革を迫るような活動のネーミングもそうだし、もっと小さい例だと社員同士の交流を図るような場でも大事。経営センスのいい会社は、ネーミングにこだわっていい呼称を見つけ出し、定着させている。ちなみに、「できちゃった婚」はGoogle150万件、「でき婚」は一桁多い1,130万件。一方の「授かり婚」はいま35万件なので、まだまだこれからですね。まあ、何でもいいから（おいおい）、どんどん結婚していただきましょう。ではまた。

  2011年09月15日

• セミナー参加者の、ゴールイン話

  昨年の暮れ、半年ちょっと前に楽天グループ内で招かれてセミナーをした。そのメンバーの一人が、めでたくお相手をゲット。まもなくゴールインだそうだ。「先生の（先生。。ですかい）おっしゃるとおり、『いいところを10個見つける』とか、惚れ力を実践してみました！そしたら、見つかったんです！」とのこと。もちろん、その過程では、どんなに頑張ってもいいところが三つしか見つからない相手もいたらしい。でも、マインドセットは明らかに切り替わった。これは、うれしいです。でも、私のセミナーは単なる触媒。やっぱり、「なるほど」と思ったことを素直に取り入れて、実践してみる実行力。この二つがあってこそ、ですね。セミナーは未受講という方、私の著書「普通のダンナがなぜ見つからない？」には出し惜しみすることなく内容をほぼ網羅しておりますので、ぜひどうぞ。このときのセミナーの関連エピソードはこちら。セミナーの風景。実は、著書のタイトルはここが発端。セミナー後日談。その彼女が奮闘を始めている様子。ではまた。

  2011年07月22日

• 勝間和代さんと共同講演してきた。

  昨夜は、勝間和代さんと2人でお招きいただき、福島県田村市の結婚式場、辰巳屋さんにて共同講演。震災に原発で、式のキャンセルが相次いだりという状況で、「結婚」意識を高めたいという趣旨。もともと勝間さんに声がかかり、「結婚関連なら、西口さんもいっしょなら」との勝間さんの言葉で実現という経緯。郡山からクルマで30分くらいの地域でしたが、参加者は100人以上。内容は、私のセミナー内容をベース。私のプレゼンに勝間さんがどんどん割り込んでコメントしたり質問をぶつけてくるという進め方。シナリオはない。事前の打ち合わせは新幹線の中でする予定が、ホームでの立ち話2分で終了。そんなんで大丈夫？大丈夫でありました。これは、たぶん2人のコンサルキャリアから。大まかな内容の流れ、伝えたいこと、聴衆の興味や関心の理解が合っていれば、あとは口を突いて出てくる言葉に任せればいい。相手に振るタイミングも、自分勝手に決められる。「あ、これ自分で答えるのきついかも」と思って何となく目配せして「そろそろいきますよ」と振ると、しっかり拾ってもらえる。逆も真なり。けっこうムチャ振りも受けましたが、なんとか打ち返した。唯一の誤算は、勝間さんが「普通の」女性セグメントから遠く離れた存在であること。なので、「女性って、こういう悩み抱えてたりしますよね？」という投げかけが通じないのであった。「え？ベタなテクニック？好きな男性に気にってもらうならそりゃあ使うでしょ」だそうでした。強い。とても楽しゅうございました。ではまた。

  2011年07月15日

• ホントに追い込まれると結婚がクローズアップされるという仮説

  震災後の結婚意識の高まり。オーネットは昨夜もNHKのニュース9でコメントを取り上げていただいた。この結婚意識の変化と、先週の国勢調査、さらに昨今の政府・民主党の政策ちぐはぐ対応によるお先真っ暗感が、頭の中でつながった。国の成長（衰退）と、結婚意識の強弱はきれいに相関しているのではなかろうか？山田昌弘（中大教授）の言葉、「結婚は生活の必需品から、嗜好品になってしまった」。でも、震災によって、ないと困る必需品に回帰しようとしているように見える。少なくとも、まずは女性にとって。一方、国勢調査での海外比較。先進国の未婚率や出生率の低下は著しい。これはつまり、こうした国でも結婚は「嗜好品」だから。経済的に恵まれていることの裏返し。子沢山な国は、ほとんどアフリカなど。で、いまや日本は経済力で脱落しようとしている。少なくとも、国の経済成長とか雇用環境とかマクロで、明るくなりそうな気がしない。普通の情報収集処理能力を持ってる20-30代の男女には、そう見えるだろう。節電とかエコとか、自転車通勤の流行とか、要は自転車で道が溢れていたちょっと前の中国みたいじゃないか。エネルギーも満足に使えない、中進国レベルへの回帰。なので、個人の生活を成り立たせる手段としての結婚は、今後どんどん重み付けが増してきそうにみえる。震災はそれを少し加速させたということ。マズローの下二つの生理的欲求とか安全欲求に降りてきているってこととも言えそうですね。生活のためなんて、「夢がない」？　いえいえ、つい30年前くらいまでは、夢も何も、結婚しないと生活できなかったんだから、経済力後退とともに、そこに戻っていってるだけの話。過去10-15年の未婚率の上昇も、曲がり角を越えた後の結婚意欲の高まりも、一本の線形の上で行きつ戻りつしているということですね。実にシンプル。そうすると・・・これからは結婚の数も子どもの数も増える可能性はある。どこかでリバウンドしてもおかしくない。ただし、実際の婚姻数や子どもの数に反映されるのって、マクロ経済動向の遅行指標（10年単位で）だと思うので、若年人口や出産年齢といった時間との戦いに勝てるかどうかってかんじですかね。ではまた。

  2011年07月08日

• 2010年国勢調査の速報。アラサー男女が健闘したようだ。

  今日の午後、5年に一度の2010年の国勢調査の速報が発表になった。男女ともに独身率（未婚+離死別）は全体に上昇している。（すべて、総務省の発表資料をもとに私が個人で分析してますので、不確かかもしれません。ご了承ください）たとえば、30代後半の男性では独身者の比率が2005年の33.8%から38.1%と4.3%上昇。同じく、30代後半の女性では、独身者が25.9%から29.4%にと3.5%上昇。30代後半の女性で、ほぼ3人に1人が独身とは。。一点、おもしろいのは、年代別で独身率の上昇度合いを見ると、全ての年代で一律ではなくムラがあること。20代から30代前半では、5年前と比べて独身率は上昇しておらず、横ばいか微減。逆に、30代後半から40代にかけては前述のとおり、大きく上昇。うーん。20代後半からアラサーを迎えようとしていた世代は、ちょい上の世代を見て早めに動いたってこと？婚活ブームは、この世代には恩恵になったってこと？独身者の増加は、どの先進国でもほぼ同じ現象。文明化の進んだ社会で、見えざる手による人口抑制機能が働いちゃってるのかもですね。ちなみに、生涯未婚率（＝50歳時点でまだ一度も結婚したことのない人の比率）も過去最高。特に男性では19.4%と、20％に迫ろうという勢い。5人に1人が、一生独身。80年代には、2-3％という低水準でしたからね。女性も9.8%と過去最高を大幅更新。きっとこれからいろいろな解説が出ることでしょうから、このへんで。ではまた。

  2011年06月29日

• ライブドア系Youbrideさんと共同講演会。

  本が世に出て、ブログ更新がのんびりペースです。先週は、ライブドアさんがやってる婚活サイト、Youbrideさん（以下敬称略）と共同で婚活セミナーをやってまいりました。今回は、Youbrideの会員さんに声をかけ、西新宿のライブドア本社にお越しいただくというもの。内容は、私のいつもの「ニッポンの婚活事情」にYoubrideの紹介、オーネットの紹介を加えていくというもの。20人近くにお集まりいただいた。わかったのは、お客さんは、オーネットもYoubrideも同じだということ。みなさん、普段の生活では出会いの機会が少ない方たち。で、たまたま今選んでいる手段がネット系のYoubrideか、リアルの支社のあるオーネットかという違い。実際、セミナー後の懇親会で声をかけていただいた方はオーネットの横浜支社で入会の話を進めているところだとか。また、今回のYoubrideとオーネットというちょっと珍しい組合せ。本来は広義の競合。Youbrideにとっては、オーネットにお客を取られるかも、と見えるかもしれない。もしライブドアが官僚的な組織だったら、こんなセミナーは上司が許さないかもしれない。でも、Youbrideのみなさん（ライブドア社員）は、そんな了見の狭いことは言わない。彼らは、とっても真摯にお客様のことを考えているということをすごく実感しました。お客さんのことをもっともっと知りたい、でもネットだけだと生の声を聞いたり実際に会う機会が極めて限られる。なので、こういう機会をたいへん喜んでいただいていた。まあ、実際、ネット系とリアルのオーネットを併せワザで同時並行に進めるってのはぜんぜんありですしね。可能性は広いほどいいし、時間は大切。どんどんいろいろやってみましょう。ではまた。

  2011年05月28日

• 昨夜のセミナー風景。突っ込んだ質問も。

  昨夜は、少し久しぶりにある会社さんに招かれてセミナー開催。法人営業チームで、平均年齢は30歳いくかいかないかの若い。開催前から、参加者の間でこのブログの存在が広まっていたようで、「今日は、ネタを拾いに来たんですよね！（昨日のエントリ参照）」と先制攻撃を受ける。さすが、ITや情報リテラシーの高いみなさまだった。男女半々の、15人くらい。同じ職場の方たちなので、初めのうちはちょっと硬めの雰囲気だったけど、女性のベタなテクニックの話のあたりからとっても盛り上がった。途中から、明るく声の大きい上司の方（既婚）も参加し、良い反応や質問で場を盛り上げていただけた。出てきた質問は、けっこう具体的。「男女のバランスは？」「入会してどのくらいで結婚するものなの？」「男性で、遊び半分でカラダ目的の人はいないの？」なんて突っ込んだ質問も。ちなみに最後の質問は、女性はやっぱ気になりますよねー。まずそもそもオーネットは会費が安くはないから、結婚を本気で考える男性が圧倒多数なのは大前提。ネット系や合コン、出会いパーティとは比較にならないマジメさなのは間違いないと思います。あとは、お互いの「自己責任」が大原則。これは、本来の「オトナ」同士の恋愛と同じであります。・・帰り際に1人の男性が「プレゼン自体も参考になりました。こんなふうに自然に営業に落とし込めるプレゼンをやってみたい」とのこと。これは、うれしい。社員が全国で3千人もいる会社なので、「全社単位でセミナー開催できないか、人事なんかにも声をかけてみます」とのこと。これも、うれしい。こういうセミナーで、なにか一歩踏み出す方が出てくれると、もっとうれしいですね。ではまた。

  2011年03月11日

• 働き盛りが多いと、「人口ボーナス」。

  たまにはちょっとマジメな話もしてみよう。今週の日経ヴェリタスは、各国の高齢化を特集している。日本は少子高齢化がやたら喧伝されるけど、先進国はみな似たような状況だし、韓国や台湾の初婚年齢は日本を上回るくらいになっている。国の経済成長は、働き盛りの人口が子どもや老人に対してどのくらい多いか少ないかで、かなりの部分が説明できてしまう。働き盛り人口が多い状況を「人口ボーナス」といい、逆の状況（高齢者がやたら多い）を「人口オーナス」という。日本は、高度成長期から90年代までが人口ボーナス状態。Japan as No1を謳歌。中国は、今が巨大な人口ボーナスの真っ只中。そりゃGDPも世界一が射程距離になるわけだ。インドネシアはちょうどこれからで、インドはもっと先にボーナス期を迎える。この辺は長期投資で株か投信でも買っておきたいところ。で、日本は人口ボーナス期を早めにエンジョイしたがゆえに、他国に先駆けて働き盛り世代が高齢者側に回ることで、一気にツケを払うことになる。ただ、遅かれ早かれみな人口オーナス期に突入してくる。先進国で例外的なのが、US。移民が多いのはあるけど、女性の出生率も２を超えており、1.2とか1.3の日本や韓国、イタリアとは比べものにならない高さ。でも、働く女性や高学歴女性が多そうだし、離婚も多いし、ホモセクシュアルも多そうなのにね。機会があったら解明してみます。ではまた。

  2011年03月02日

• 村祭りは、結婚を支えるインフラだった。勝間和代「恋愛経済学」より

  勝間和代さんの近著、「恋愛経済学」（扶桑社）。恋愛や結婚をめぐる様々な事象を、彼女の切り口でバッサリ切っている。面白いところがいくつもあったので、触発されてみる。こんな記述。「恋愛は厳しい」「社会全体による品評会的なもの、たとえば成人式や昔の盆踊りなどは、まさに市場そのものだった」。そうか。地方のお祭りや伝統行事は、けっこう荒っぽかったり、だんじりみたいに死傷者も出る危険を伴うものだったりする。元旦などに真冬の海に飛び込む行事なんてのもよく見かける。なぜ、好き好んでこんなことやってるんだろう、と思ってたが、女性にとっては「勇壮で逞しいオトコ」を見つける場だったのか。かつて、オトコの価値は肉体的な強さが最優先で決まっていた。狩りにしても、戦いにしても、農作業にしても、頑強さが生存していくことや豊かな生活に最も有利に働いた。でも、女性たちは、誰が秀でているのかを比べる場が日常的にはない。そこで、年に一度のお祭りや成人の儀式の場などでオトコとしての力量を品定めするわけですね。さらに、その様子をみんなで観察していれば、どの男性はモテないかもわかる。なので、村や町の長老たちやお節介焼きおばさんたちは、イケてない男性のお世話に励む、という補完も働いていたのかもしれない。なるほど。そう考えるとお祭りも一つの偉大な社会インフラだったんだ。ではまた。

  2011年02月27日

• 「お金がないから、結婚しない」。

  結婚しない理由として、よく独身の方が上げるのが、「お金がないから」。日本は、恵まれてるなあと思う。「ほんとに」お金がなかったら、住むところにも生活にも困るので、収入源を増やしたくなるはず。生活支出を抑えたいはず。「少子社会日本/山田昌弘教授」で語られているが、実際、戦後から1970年代までは兄弟の数が多いし家も狭いので、自分の部屋も寝室も兄弟や親といっしょ。かといって1人暮らしをするともっと住環境はひどい。相部屋の寮や共同トイレ、風呂なしの下宿。プライベート、「自分の時間」なんて、ほとんどない。こうなると、結婚することでむしろ生活水準は向上するので、どんどん結婚したわけである。同じく山田教授は「かつての結婚は必需品。いまは嗜好品」と言う。いまの社会で「お金がないからまだ結婚できない」という人の大半は、ほんとに生活に困ってるわけではなく、飢えや窮乏に耐え忍んでいるわけでもない。どちらかというと、「自分の小遣いが減る」とか、「親元にいるよりも生活水準が下がる」といった悩み。まあ、良く解釈すると、「結婚して妻子を何不自由なく養っていくだけの稼ぎはないから、結婚できない」という人もいそう。こう考えてくると、経済的に恵まれた国ほど結婚率も出生率も下がる傾向にあるのはうなずける。イタリアなんかも少子化が進んでるけど、家庭の食事とか美味しくって居心地いいんだろうなあ。お金なくても、ないならなおさら、経済的には結婚がお勧め（2人で稼ぐ前提です）。いまどき、安く式を上げる手段もたくさんありますよ。オーネットのフロアのお隣には楽天ウェディングのみなさんがいるので、こっちもいつでもお手伝いいたします(爆）。ではまた。

  2011年01月25日

• 20歳の新成人調査。彼女ナシ男子は、84％

  オーネットが毎年やってる調査で、新しく成人式を向かえる20歳の男女にアンケートを取っている。さっそく日経WOMANネットなどに掲載されている。この調査、もう１６年もやってるので、定点観測ができる。で、今年、過去最低を更新したもの。「いまつきあっている彼氏・彼女がいない」。過去最低の77％。8割ですよ、8割。特に男子は84％が彼女なし。16％しか彼女がいないって。。。さらに。しかも。20歳になるまで、一度も異性とつきあったことのない20歳男子。どのくらいいると思います？半分近いんです。これまでつきあった人は、「ひとりもいない」が男性：49％、女性：41％でも、みんな結婚願望はあるんですよね。実に81％が、時期はともかく「結婚したい」と答えている。ただ、手段や道すじについてはイメージを持っていない。たとえば、合コンがメインの手段かと思いきや、そうでもないようで、64.0％が「積極的に合コンに参加したいとは思わない」と答え、実際にも、「合コンをきっかけに交際が始まったことがある」は、わずか4.0％（！）。合コン、まったく機能してないじゃん。実は、交際への意欲すらも弱い。「交際相手がほしい」と答えたのは65％だけしかいない。いったいどうするんだろう。不安だけは持っている。「自分は結婚できないのではないかと思うことがある」は66％。特に女性では71％が不安だそうだ。自己矛盾の塊のような新成人。このままいくと、「そのうち結婚」と思いながら10年20年がすぐに過ぎ去りそうな気がするぞ。悩み多そうだなあ。。気づくきっかけ、「動かなきゃ損」という動因を作ってあげないと、と思う。いくつかアプローチはありますが、たとえば先の長い彼らには既婚者が幸せを見せてあげるのは、だいじかも。ではまた。

  2011年01月07日

• 夢見るいとこの女性。恋愛や結婚自由化の「ひずみ」

  お正月は、久しぶりの親族と会う機会が多いですよね。ある女性が、お正月の親戚の集まりで、いとこに会ったそうだ。いとこの彼女は、独身、夢見る38歳。そこそこきれい（とのこと）。3人兄弟の末っ子で、両親と暮らしている。兄、姉は既婚。４年前の34歳のとき、結婚情報サービスにも一度入った。でも、申し込まれた相手をOKしてあげたのにその後連絡がこないから、すぐにやめてしまった。そして何もなく、４年が経過。以下、彼女の独白風で。-------------------結婚する気？あるわよ、もちろん。子どももほしいな。私、まだ大丈夫でしょ？40代とかで子ども産んでる芸能人もいるし。結婚したい相手？イチローがいいかな。ダンスがしたかったから、正社員を辞めて、定時で帰れる派遣社員になったの。いまは、ジャズダンスとヨガのインストラクターもやってて、けっこう忙しいのよね。お兄ちゃんとお姉ちゃんには、ときどき心配してもらっちゃう。合コンに誘ってもらうと行くことはあるんだけど・・なかなか話せなくって、周りを観察してることが多いかな。私は人見知りで口下手だし、どんどんお話をしてくれる人がいいな。この前行った美容室での男性美容師さんは、どんどん話してくれて、とても楽しかった。気に入ったから、また会いたい。え？連絡先は聞いてないよ。お店に行けば会えるからね。え？「それって、要は結婚する気がないってこと」？？何それ、意味がわかんない。----------------・・・私の知人は、彼女と話してるとちょっぴり「いらっと」するそうだ。「どこかで突然白馬の王子様が現れると思ってるのよね！」知人いわく、「親戚じゃなければ、友人にはなれない。もちろんアドバイスなんかしない」うーーん。たしかに、普段の社会生活ではなかなか出会わないタイプかも。でも、世の中にこういう方たちは、かなり高い比率で存在しそうな気がする。さらに考えてみると、別に最近増えたわけではなく、むしろ昔の方が多かったんだとも思う。「お見合い」なる社会インフラの強制力があったら、彼女のこの無邪気さ（世間知らずとも言う）が顕在化することもなく、20代前半で結婚していたんでしょうね。恋愛の自由化、結婚の自由化、おそるべし。統制経済の方が全体最適を生んでいたのではなかろうか。（以下、宣伝注意）ちなみに、こういう方はパーティやデータでの出会いは積極性がなくって難しそうなので、オーネットのサービスラインナップでは「お見合いコーディネート」が一番いいですね。アドバイザーが相性の合いそうな人を見つけて、会うのをセットして、背中もちょっと一押しする感じ。ではまた。

  2011年01月05日

• 結婚は、男性にとっては「イベント」、女性にとっては「生まれ変わり」

  年末年始は、世の中の「婚活」「結婚」に関連する本を、あらためていろいろ読み漁ってみた。いろんな切り口、ベタなもの、学術的なものと様々。そのうちの一つ、結婚の位置づけについて、いいキーワードがあった。山田昌弘氏の著書「『婚活』現象の社会学（東洋経済）」では、「結婚は、男性にとっては『イベント』、女性にとっては『生まれ変わり』なのである」としている。つまり、男性にとっては仕事が人生の中心なので、結婚は一つのイベントに過ぎないが、女性にとっては人生が大きく影響を受けてしまう、したがって、人生がかかっている女性は条件も多くなるし慎重になるというものである。なるほど、だからそれに気づいている男性は二手に分かれる。「生まれ変わらせてあげられる」経済力のある男子はその重荷の負担感からできるだけ逃れようとして結婚の決断をしたがらない。「生まれ変わらせてあげられない」男子は、「むりだ」とあきらめて二次元やバーチャルに篭もる。そういう構図か。一方の女性は、意に沿わない結婚なら、あえて結婚しないという選択肢を取る。未婚者に聞くアンケートで結婚しない理由のナンバーワンになる、「『適当な』相手に巡り会わない」に込められるホンネを裏付けている。さらに日本の場合難しいのは、さらに「やっぱ恋愛じゃなきゃ」というエモーショナルな面も同時に満たそうとしたがること。中国人女性が、最近どんどん結婚相手に金持ちを求める志向に傾いているが、彼女らは「感情」を捨て去る覚悟まで持っているらしい。学生時代が終わると、それまでつきあっていた彼氏彼女と別れる率が80％（！）だとか。ここまでの割りきりがあるなら、「条件」一辺倒もありなのかどうなのか。ちょっと疑問もあるので、中国が今後どうなっていくのかは見もの。ではまた。

  2011年01月04日

• 女性は結婚後をリアルに想像する。自治体婚活講演での学び

  昨日のエントリの続き。京都の福知山で、二日連続で京都府伊根町の濱野さんとご一緒して、彼の工夫話をもう少し聞かせてもらった。まず、自治体の婚活イベントでよくある主催者側の誤解。・「結婚しないのは出会いがないからだ」。ここまでは、正しい。・「出会いの場さえ作ってあげれば、カップルもできるだろう」。ちょっと怪しくなる。そんなに簡単ではないぞ、というのは昨日のエントリで書いた。・「カップルになって愛が芽生えれば、結婚への幾多の困難を乗り越えられるはず」。これはもっと怪しい。で、彼は、この点についても手を打っているのである。テレビや「旅の手帖」など、メディアをフル活用した彼の集客努力により、伊根町の婚活イベントは「女性の集客には苦労したことがない」。宿泊ツアーの場合、京都駅からの送迎バスをチャーターする。横浜や茨城からも（！）女性がやってくる。で、1-2時間のバスの車中では、彼はガイド役を演じる。女性は、婚活ツアーに参加しているからには、結婚してこの町に住むことを大なり小なりイメージしようとしている。女性は「現実的」。気になることもいろいろある。バスの中は質問大会。「病院はあるの？」「学校は？」「大きいスーパーまで、どのくらいかかる？」・・・こういった質問に、きちんと答えてあげないといけない。ちょうどいいことに、男性参加者は伊根町在住なのでその送迎バスには乗っていない。女性だけの中で、好きなだけ突っ込んだ質問ができるのである。女性は、男性よりもはるかにリアルに、結婚とその先の生活を考える。せっかくちょっと辺鄙な場所に嫁ぐことも考てくれている女性に対しては、不安を取り除いてあげたり、ときには期待値をマネージしておくことも大事。それがないと、せっかくの楽しい婚活イベントでも、半歩引いた状態になってしまう。これはもったいない話なのである。・・・なーんて話も、自治体のみなさま向けにしてきたのでありました。行政サービスの最終受け手のことを、どれだけリアルに想像できるか。でも、これって、婚活支援に限らず本来はあらゆる政策に言えることなんですけどね。ではまた。

  2010年12月10日

• 地方の原石男子を探せ。自治体の婚活支援事業にて講演

  今朝のNHKおはよう日本では、九州の自治体の婚活支援を取り上げてたみたいですね。で、私も、昨日・今日、京都府庁さんにお招きいただいて、府下の自治体や商工会議所、NPO向けに、府が主催する婚活支援事業の説明会に来ている。なんと、ワタクシ「基調講演」扱いである。恐れ多い。昨日は京都市で、今日は、福知山にて開催。私からは、いつもの世の中の結婚事情や時代背景、実際の独身の方々の特徴などに加えて、世の中の地方自治体がやってる婚活支援事業の傾向や課題、どうすべきかのちょっとしたコツなどをお話しする。京都府での「先進事例」として一緒にお話しされるのが、京都府の丹後半島にある伊根町の町役場で婚活イベントやツアーを仕掛けている濱野さんという方。この方が、とてもがんばってらっしゃるのである。通常、自治体、かつちょっと田舎の自治体がやる婚活イベントは、女性集めに苦労する。都市部とは逆の傾向。が、伊根町の場合は、女性が定員の倍以上応募してくる。なぜ？そのコツをいくつかご披露されていた。・ツアーの場合、女性は伊根町のみならず広範囲から募集する。京都駅からバスの送迎、一泊４食でなんと9,800円というお値打ちプライシング。・ネーミングや売り方がお上手。「日本で最も美しい村」として、売りになる風景である「舟屋」を見せる。（これ、初めて見ましたが、海に面した家に船庫がついてる。ヴェネツィアみたいというと言い過ぎか？）　伊根町公式HPトップページに写真　・さらにこれらをテコにして、PRで新聞、テレビにがんがん取り上げてもらう。「バンキシャ」などで複数回紹介されたとのこと。・Blog、twitterは、もちろんフル活用。さらに、運営面でのきめ細かい気配り。イベントの企画、手配、当日の案内や仕切りまで、すべて彼が手がける。・テーブルの配置や配席にまで気を配る、体験型（料理教室、ソバ打ち）を豊富に盛り込んで協働作業でコミュニケーションを取らせる。どのタイミングでカップリングをかけるか、「告白」までいかないまでも、「メアド交換」という軽いレベルのものも混ぜる。・ご自身の携帯やメールアドレスを全参加者に公開。「相談ごとがあったら、何でも言ってきて！デートの場所の相談でもいいよ」という兄貴肌っぷり。婚活支援で、実は一番重要なのは、こういった細かいレベルの気配り。単に、一つの場所に男女を集めて勝手にカップルができるほど単純ではない。出会いの少ない独身の方（特に男性）は、コミュニケーション苦手　→　ますます出会いの場に出かけない、という負のスパイラルになってるから。でも、こういう所には素朴で奥さんのことを大事にしてくれそうな原石男子がたくさん隠れていそう。なので、イベント成功のためには肩慣らしも準備運動も、お膳立てが必要。そのキモをしっかりご理解してらっしゃいました。残念なことに、この濱野さんは年内で役場を退職し、実家の家業を継ぐとのこと。まあでも同じ伊根町にいらっしゃるので、引き続きいろいろ仕掛けていかれることでありましょう。伊根町、いつか行ってみたい所リストの上位にランク。ではまた。

  2010年12月09日

• 熟年の（熟年も？熟年こそ？）婚活

  今週の週刊ダイヤモンドに、私のインタビューコメントを取り上げてもらった。特集は、「老後を楽しむための『お金』入門」。・・なんか、ダイヤモンドの中心読者層がリタイアに近づいているのをうかがわせる内容である。私のコメントは、その中の、もちろん「熟年婚活」(53P)というページ。50-60代の男女の婚活イベント風景が描かれている。このセグメント、なかなかおもしろい。・そもそも、人の数が多い。団塊はじめ、絶対数が多い・離別、死別を含めたバツイチ（＋α）が増えている・そもそも、ずーっと未婚だったけど「やっぱり年を取ってくると1人より誰かいてほしい」という人も増えている・その上の世代と比べて感覚が若い。新しいものに好奇心を持ち続けて、社交的だったりする人が多い。家に引っ込む感じではない・ネット、携帯でのコミュニケーションが取れる。男性でも、働いている時期にメールに触れているので抵抗がない。女性はもちろんケータイのヘビーユーザー。・若い世代と比べて、結婚情報サービスを利用することに「照れ」や「引け目」を感じない。むしろ、スピーディさや出会いの豊富さといった合理性を素直に評価する人が多そうといったところ。ちょうど、今朝の「めざまし」では、シニアに人気のスポット特集をしていた。第4位の「カラオケ」は象徴的。あるカラオケ店では平日昼間11時-15時の42組のお客さんのうち、実に6割以上の25組がシニアだったとのこと。ひとつ目についたのは、画面に登場した何組かは、全て男性同士、女性同士だったこと。ふむ、メモメモ。あ、ちなみにシニアに人気のスポット上位は、1位ボーリング、2位買物、3位スポーツジム。なんか、女性上位だなあ。男性は趣味が分散するのか、一人で楽しめるものが多いのか。ではまた。

  2010年12月08日

• 独身、ITガジェット好き男子対策。アイディア募集。

  昨日は、あるIT系の雑誌編集長さんと議論する機会があった。こうした本の読者さんは、本気のアキバ系はごく少数で、いわゆるフツーの技術系男子が中心だそうだ。「楽天さんのある品川シーサイド勤務の方たちのイメージですよ」。なるほど、品川シーサイドには楽天グループをはじめ、日立ソフトさん、NTTグループや古河グループのIT会社などが数多い。敷地内にあるジャスコの本屋さんはそういう本を置いてる面積がやたらと広い。彼らは、携帯・スマートフォンを5-6つ持つとか、デジカメを5-6個持つとかあたりまえ。「結婚すると、デジタルに回す小遣いが減る」と抵抗感を示すことが多い人種である。でも、女性から見ると、誠実でまじめな人多いし、知的水準が高くて収入も期待できるたいへん魅力的なダンナさん候補である。彼ら既婚男性は、独身男子と会話するときには、ほぼ間違いなく「いやー、小遣い減って大変だよー」「iPad買うの、どうやってお許しを請うかなあ・・」なんてことを日常的にぼやくため、独身男子はみな「ああはなりたくない」と思うのである。でも、既婚男性は実はけっこう幸せ。趣味と家庭・子どもと仕事、うまくバランスを取っている。大っぴらには言えなくても、ホンネが出やすいTwitter上には「のろけ」「シアワセ」感を醸し出すつぶやきは多い。なので、編集長さんと盛り上がったのは、いかにデジタルガジェット好き男子に、家庭の良さを伝えていくか。「良さ」に気づきにくいが、動物としては隠れた根源的ニーズなので、うまく見せられると化けるかも。具体化が楽しみである。どなたかアイディアありましたらぜひ。ではまた。

  2010年11月06日

• 半年以上、記憶に残るプレゼン。だそうだ。

  一昨日の木曜は、ad:tech（アドテック）というカンファレンスに参加。アドテックは、ネット広告関連の広告代理店、各種コンサルティング会社、メーカー、ベンダー、広告主などが一堂に会する場。思いのほかたくさん、知ってる人に出くわした。内訳は仕事関連の方５割、グロービス受講生の方２割（IT周りの方が多いので）、その他プライベート１割。残る２割は、実は過去に私の婚活セミナーを聴いていただいた方たち。こちらはさすがに覚えてないのだが、わざわざ声をかけていただいた。その1人の女性と話してると、「あのときのお話が心に残ってまして・・」「いただいたマッチングチケット、まだ使えないままなんです・・（まだ持ってる！）」「合コンには行くようにしてるんですけど・・」「あのときメモした内容を、いまだに読み返してます・・」ありがたいなあ。セミナーやったのは、もう半年以上前。それでこれだけ印象に残っていただいてるとは。わたしゃー、半年以上前に聴いたプレゼンで内容まで覚えてるものは、ほぼ皆無（ｷﾘｯ）。自分で自分のプレゼンを客観的に知りたい。どこがどう刺さったのか、内容か、言い方か、持っていき方か、そのときの問題意識にたまたまヒットしたのか・・再現可能性を高められるとうれしい。ではまた。

  2010年10月30日

• 10万アクセスを振り返る。

  昨日、当ブログのアクセス数が10万アクセスを超えた。始めてから約10ヶ月。初めのうちは一日あたり100件もなかったので、よくここまできたものだ。一つには、夏休み中を除いて、毎日更新できたこと。毎日書けることがあるとは、自分でも意外である。なぜ続いてるのか？続くのか？先週、ブログをときどき読んでくれている友人（マッキンゼー出身、女性）に、「このネタの切り口で、そう結婚に結びつけるか！　そうくるか！ていうのがよくある。すごいよねー」と言われた。ちょっとうれしい。「発想」術に関連する本でよく書かれていること。違う分野、違う知識からの応用。結びつけ。経験や体験の蓄積からの閃き。「まったく異なる領域の仕事を同等の自信をもってこなせる人が多額の報酬を手にできる」（ダニエル・ピンク、大前研一訳）。三谷宏治さんも、内田和成さん、茂木健一郎など、みんな似たようなことを書いている実は、戦略コンサルタントの付加価値のかなりの部分はこういう異質をつなぎ合わせるところにある。他業界の知恵や経験を、違う業界に応用する。ビジネスとまったく違う分野の知恵を、会社の悩みに当てはめてみる。知識と経験のアービトラージ。で、いまの私は、結婚情報サービスのビジネスにおいて同じことをやっている。ビジネスの世界で語られる知恵や工夫、定石。こういったものを、世の中の他の人があんまり真剣に考え詰めてない恋愛や結婚の分野に応用する。そんな人は普通はいないので、けっこう付加価値がついたりするわけである。日々ブログを書いていると、その応用の感度も高まる。アンテナが高くなっているから、引っかかってくるものが多いし、一見関係なさそうな事象やエピソードからも思いつくことがある。ということで、ずーっと読んでいただいてる方には「なんか、聞いたような話」も増えてくると思いますけど、もうちょっと続けてみますね。ではまた。

  2010年09月26日

• 「ほぼ日」糸井重里事務所でのセミナー風景。

  昨夜は、友人に招かれ、「ほぼ日」で有名な糸井重里事務所の社員＋ご友人のみなさま約30人向けに「ニッポンの恋愛・結婚事情」セミナー。お休み前の夜ということで、ビールやおつまみも用意され、カジュアルな感じ。女性7-8割で、エンターテインメントを商売にしている方たちだし、さぞワイガヤで盛り上がるに違いないとワクワクしていた。が・・、セミナーの私のプレゼンしてる間は、ほとんど質問も入らない。みなさん、真剣に聴いてるのである。「こんな一方的にしゃべってて、だいじょうぶかな・・」とちょっと不安になる。しかし、いったん締めたあと。みなさん会場を去らずに、あちこちで堰を切ったように大盛り上がり。そうなんですよね、みんなの前で質問したり発言するのはちょっと気が引けるけど、ホントはいろいろ知りたいし、話したいし、聞いてもらいたい。社員数が数十人という規模で、それぞれが自立して働く職場。稼ぎの水準も悪くない。なので、ボリュームゾーンの30代前半女性はついつい仕事にのめりこむ。だって、楽しいし充実してるし自己実現できるから。でも、一方で迷いも生じてるんですね。「今はいいけど、このままでいいのだろうか？」かたや、例によって、社内の男性陣はどんどん既婚者になっていたりする。セミナー終わりに申し上げたこと。「本気で、1人で生きていく、と決断したのなら、何も言いません」「でも、迷ってるなら、迷いがあるのなら、いま何かアクションを起こすことをおすすめします」。だって、女性のこのタイミングでの時間価値は、めちゃめちゃ貴重なので。別に、オーネットをお使いいただくことが必須ではありません。あらためて知人のネットワークを見直すとか、合コンに呼んでもらうとか、できることはあるはず。・・・散会のとき、1人の社員女性の方が、今日ゲストで社外から来ていた男性と合コンのセッティングに成功した、とのこと。これですよ、これ。なんでもいいから、結婚スイッチを入れちゃいましょう。まずはそこから。で、セミナーで私がお話したことも何か実践してみてくださいませ。ではまた。あ、こういう機会はウェルカムですので、「うちでも話してほしい！」ニーズがありましたら、このブログのコメント欄でも、ツイッターででも、あるいは直接、press（アットマーク）onet.co.jp あてにでもご連絡くださいませ。

  2010年09月23日

• 生涯未婚率。どきっとする言葉。

  お読みいただく前に。40代以上の独身の方には、「うるせー、ほっといてくれ」となる可能性があります。ご注意ください。耳が痛くても聞いておきたい方、読み進めてくださいませ。「生涯未婚率」という言葉があります。定義は、50歳時点での未婚（一度も結婚したことがない）率。50歳で未婚なら、その先もかなり高い確率で未婚であろう、ということで広く用いられている数字である。いま、生涯未婚率は2005年国勢調査時点で男性は15.2％まで上がっている。7人に一人は、一生独身ということ。女性は、まだそこまで高くないが上昇傾向。小学校のクラスで20人男子生徒がいたら、3人くらいは一度も結婚しないということ。今年2010年は、5年ぶりの国勢調査の年。推測だが、この数字はここ10年くらいのトレンドから見ると、20％くらいまで上がってるのではなかろうか。すると、5－6人に一人は一生独身ということ。これは、かなりすごい数字である。一方で、最近入手したエルダーの調査ものを見ていて。60代以上の方たちに、「今後充実させたいこと、時間を使いたいことは？」を質問した答えに対して。・「知人との時間」を増やしたい・「仕事仲間との時間」を増やしたいは、実は少数派。多いのは、「孫との接触時間」を増やしたい「子との接触時間」を増やしたいであった。「妻との時間」に対して「夫との時間」は少数なのはありがちなんですけどね（苦笑）。いずれにしても、人間、年齢を重ねると、気心の知れた肉親との接触時間を増やしたくなる「回帰性」みたいなのが強まるように見える。これらのデータから、いろいろ妄想してしまった。・結婚せず配偶者がいない、子どももいない、もちろん孫もいない人は、ひょっとして、子や孫に恵まれている人から積極的に接点を持たれなくなってきたりはしないのか？・同じようなひとり身の「仲間」が15-20%（離死別もいれたらもっと多い）もいれば、案外平気なのか？・未来の老後は、ネットもSNSもあるから、何とでもなるのか？・現実がつらくて寂しいなら、仮想現実の無料ゲームの世界で楽しんでればいいのか（けっこう現実味がありそう）・・？未来のことは、よくわかりませぬ。でも、ときにはいくつかシナリオを立てて、考えてみておくことはお勧めします。こちらは、それぞれのシナリオごとに、お役に立てるようになっておきたいですね。ではまた。

  2010年09月08日

• どんな国への海外赴任にもついてきてくれるダンナ探し

  昨夜は、ちょっと遅めの時間スタートで、働く女性5人向けに銀座にてミニセミナー。すげー高学歴集団（みんな東大、慶応、他国立大クラス）で、そのうえ自立した方々（独立コンサルタント、独立でベリーダンスを教えているプロ、公認会計士で外資の経理マネジャー、外務官僚・・・）。実は、こういうセグメント相手は、いちばんプレゼンで緊張する。・頭の回転が速いうえ、感性も鋭いので、矛盾したこと、リアリティのないことは言えない。・それでいて、リスクヘッジした「逃げ」のプレゼンは容易に看破され、「つまんない」。・質疑の応答も難易度が高い。鋭い質問、予想外の切り口の質問がありうる。想定の幅を超える質問がありうるので瞬時の反射神経が問われる。・・・と言いつつ、時間が足りないくらい楽しく盛り上がりました。いったんリズムに乗ると、こういう方たちだと「わかりやすい言葉」への翻訳を気にしなくてよくなるので、インタラクションがとてもスピーディーで活発になるのである。一つ、外務官僚女性から質問。「今後、赴任でどんな国に行くかわからない。いったん行くと5-6年もありうる。ついてきてくれる人って、どうやったら見つかるでしょうか？」実際、外務省では夫婦で別のところに赴任したり、子どもは片方についていくといったことが多いらしい。これは難問。どーなんでしょうね。地理性を問わず仕事ができる職業の人、好奇心旺盛な人、あるいは女性に「ついていきます！」という人。一般的には男性の方がキャリアや勤務地に保守的で、未知の世界への好奇心の範囲も狭い。なので、これはけっこうな確率論になってくる。そうすると、間口を広げないといけない。広範囲に明確に要件を投げかけた方がいいので、合コンじゃない気がする。mixiなどで海外指向の強い人や独立で働ける人の集まりを探す、オーネットなどを使う、同時並行でネット系で自己紹介欄をしっかり書き込んでみる、フォーカスを絞った上で知人に紹介を頼む・・というかんじでしょうか。どなたかアイディアあれば求む。個人的には、オトコ側も面白そうな人生だと思うけどなあ。＞どうですか、男子の皆様、そんな人生？健闘祈ります。ではまた。

  2010年09月03日

• ある大手製造業、組合主催でのセミナー風景

  昨夜は、ある大手製造業の東京本社の組合にお招きを受けて、セミナーをやってきました。いろんな業種に行けて、楽しい。20人強の参加者で、男女はほぼ同数。初めは、けっこうカターい雰囲気。その気持ち、わかります。みなさん複数の拠点からの参加なので、お互いに知らない同士が大半。そうすると、話を聞きにいくことや私への緊張感よりも、お互いにどう見られているか、どう反応すれば浮かないのか、といったことのほうが気になってしまい、緊張する。この場面で笑っていいのかどうか迷うと、笑えないんですよね。まあ、こちらもそれは織り込み済み。気にせず進める。相手の緊張感に飲まれ、こっちまで緊張するという負のスパイラルに陥るのが最悪である。気にしていてはいけない。笑ってもらえなくても、おもしろそうなコメントは随時差し込んでいかなければならない。まあ、そのうちほぐれてくるさ、という自信が必要。中盤以降は、いくつか笑いを取れる鉄板ネタがあるので、そこでほぐれてくる。終了時の質問コーナーでは、初めは手が上がらないけど人数を重ねるにつれてどんどん出てくる。いったん締めた後で、居残ってご質問いただく方も多数。現場感のあるアドバイザーも同行していたので、彼女も引っ張りだこである。結局、90分のセッションが終わってから1時間の個別質問タイムだった。このセミナー、開催に至るまでは、「なぜ組合が主催する大義名分があるのか」という議論など、組合の方たちにはけっこうお骨折りいただいたそうだ。でも終わってみると、「こんなに質問の人が相次いで、終わってから1時間も質問者が残ってるなんてのは、初めて見ました！」と喜んでいただいた。ほんと、「知りたい」ニーズがあるんだなあと、いつも思う。通信社の記者さんも取材に来ていたので、メディアにも出るかもです。またお知らせします。あ、いつものことですが、ブログ読者の方の会社で、友人を集めて聞いてみたい、という機会がありましたらぜひぜひご相談くださいませ。ではまた。

  2010年09月02日

• バスで見かける、老母と娘さん。少子高齢化のリアリティ

  朝のバスで、老母と40代後半らしき娘さんの二人を、何日か続けて見かける。二人はとても、仲がよい。会話の内容までは聞き取れないものの、親しいオンナ友達同士のような雰囲気を感じる。お母さんは、笑顔が幸せそう。バスは、いつもお母さんが先に降りる。娘さんは、降りて道を渡った母親に、車内から手を振っている。娘さんは、結婚指輪は、していない。派手ではないなりに、ブランド物のトートバッグを持ち、こぎれいにしている。仕事はあるかもしれないが、バリバリ働いてる感じはしない。ただ、お化粧やファッションは微妙にout of fashion（おまえに分かるんかい、という突っ込みは置いといて）で、男性ウケする感じはしない。ふむ。つい商売柄、20年後に彼女らがどうなるのかを考えてしまう。このお母さんは、いい。気心知れた仲のいい娘にずっと面倒見てもらって、癒してもらって、看取ってもらえるのであろう。娘さんは、どうするんだろうか。二人のあまりの仲のよさ、言葉を変えると相互依存の強さのオーラから、二人の間に外部の男性が割って入るシーンが、まったく浮かばない。仮に娘さんが誰か男性を連れてきたら、お母さんはとても複雑なのではないか。「あなたが幸せになればいいのよ」と、心から言えるだろうか。「あなたには、失敗してほしくないから『良い人』じゃないと」と、むやみにハードルを高められたりしないか。あるいは・・（一番リアリティあるシナリオとして）、娘さんはそんな母親の気持ちを察するがゆえに、そもそも切り出せないし、行動すら起こせないのではなかろうか。なんか、こういう母娘の構図（ときには母・息子も）、この国でどんどん増えてる気がするぞ。オーネットに何ができるんだろうか。考えないと。ではまた。

  2010年08月26日

• ある大手電鉄さんでのセミナー風景。

  昨夜は、大手電鉄会社さんの若手勉強会にお招きを受けた。中身は「婚活×マーケティング」。婚活をビジネスの視点で捉え、マーケティングでどう切っていくか、どんなインサイトがあるのかといった話をさしあげた。男女とも20代の方たちがほとんどだったので、まだ自分自身のこととしては切実感なく、逆に楽しんで聞いていただいたように思う。話してると、とっても鋭く、本質に迫るような良い質問が多い。その後の懇親会でも、正直参加者のみなさんの好奇心の旺盛さ、知的レベルの高さ（何様、という表現ですみません。ホントにそう思ったので）にちょっとびっくり。電鉄会社さんなので、カチカチっと型にはまった方たちを想像していたのだが、良い意味で裏切られた。聞いてると、この若手勉強会はクロスファンクションの有志の取り組みで、今回は300人くらいに声をかけて20人の参加、かつ懇親会にはそのうちの10人なので、問題意識が高くて、かつコミュニケーションや刺激を求めている人たち、というスクリーニングがかかっていることがわかる。なるほど。また、保守本流である電鉄部門の方は少なめで、次々と新しいことを手がける不動産や商業開発部門の方が大半だった。なので、マインドセットや行動・嗜好は小売業、不動産やREITなど金融業界にも近い。会話の中に普通にDCFだ現在価値だといった単語でもって婚活・結婚市場を議論しはじめる。おもしろい。一方、縮みゆくこの国の経済に危機感をお持ちの方も多かった。電鉄ビジネスはGDPや人口動態の影響をモロに受ける産業。日本が沈むと、流れに逆行するのは難しい。「楽天が英語化するのは先見性あると思うし、すごくよくわかるんですよね・・」「でも、会社を変えていくには年配のマネジメントが『逃げ切り』だけを意識してるので、とても難しい」と悩みは多そう。このご時勢、安定志向で学生からの就職人気はメチャ高いと思うので、優秀な若い人が多いんでしょうね。でもその資源を組織が十分に生かしきれてない構図が目に浮かぶ。なんか、15年前に長銀で見ていた世界と重なるぞ。どうせなら長銀のように一気に沈没してくれたらふっきれるのに、そうはならないだけの蓄積も基盤もあるんですよね。自分が今の彼らの立場ならどうするだろう・・と、答えのない問いに思いを馳せた夜でありました。がんばる彼らへの刺激になることができてたら、幸いです。ではまた。あ、読者の皆様、こういう場があったら、どしどしお声かけください。おじゃまさせていただきます。ブログのコメント欄でも、twitterのダイレクトメッセージからでもOKです。

  2010年08月25日

• 綺麗な女性陣で盛況でした：シティリビングセミナー報告

  昨夜は、東京国際フォーラムにて、シティリビング読者を集めたセミナー。有料にしたにもかかわらず、会場の定員いっぱいに集まり、40人近い出席者。なんか、とっても素敵な感じの方ばっか（私はお世辞が苦手なので、お世辞抜きである）で、こちらも正直ちょっと緊張した（そう見えてなかったとしたら、成功）。タイトルは、「ニッポンの恋愛・結婚事情。『普通の』ダンナの見つけ方」。つくづく、こんなにたくさんのいい感じの女性たちが、「普通の」相手を見つけるのに苦労してるという世の中って、やっぱ何かおかしいと思うわけである。同席していた池袋支社のアドバイザーが終了後に一言。「この方たち、全員お世話したい」。そーだそーだ。ニッポンの独身男性たち。こんな女性達を一人にさせておくのは問題である。二次元に閉じこもらずに、三次元の世界に出てくるように。ちなみに昨夜は、「いつもブログを読んでて、応募してみました」という方もいた。「何人か集めたら、話に来てくれるっていうのは、今も受けてもらえるんですか？」というご質問も。行きますよー。目安は7－8人以上かな。8月は比較的余裕ありなので、ぜひぜひお声かけくださいませ。ではまた。

  2010年07月15日

• あんたに言われたかない?

  私のセミナーは、けっこう女性にキビシイことを言うことが多い。やれ「ちやほやされ度は、年齢とともに確実に下がる」とか、「女性が言う『普通でいいの』は普通が何乗にも掛かっているので、出来上がりはぜんぜん普通とかけ離れる」とか。この同じ内容を、女性であるうちの広報室マネジャーの平川が女性向けにやると、けっこう難易度が高くなる。「なによ、この人」「あんたに言われたくないわ」という視線を感じるそうだ。平川は30代なので、対象となる女性と同じ年齢ゾーンだから、なおさらである。これが50代以上の熟練アドバイザーであればまた違う受けとめ方になるのかもしれないが。で、これは私も同じ。男性向けに、会話力とか身だしなみ、デートのマナーなんかを語るときには、さすがにちょっぴり気をつかう。聞き手からすると、「こいつ、何様だ」「おめーだからできるんだろ」という感覚は、けっしてゼロではあるまい。なので、こういう婚活ものの話をするときの基本は、しゃべる人と聴衆とが異性同士の方がうまくいきやすい。「男性って、こういう単純な生き物なんですよ、アホでしょー？」と自分をダシにしながら展開できる。これはラクである。どんなに女性が突っ込みたくなっても、最後の最後は「あなた達にはわからないでしょ、だって女性なんだから」と切り返すこともできる。こうした細かい、でもだいじなラーニングを積んでおります。ではまた。

  2010年07月09日

• 東京国際フォーラムにて、シティリビングのセミナー開催決定。

  7/14（水）の夜、有楽町の東京国際フォーラムにて、シティリビングとの企画でセミナーをやることになった。4月に満員御礼だったセミナーのアンコール編。今週のシティリビング（7/2号）に広告が出ています。首都圏では昨日あたりにオフィスに配られたはず。じつは、シティリビングに掲載されている面について社内で話してて、男女のギャップの発見があった。掲載されている面は結婚特集。周りにある広告は、「結婚式場」「ウェディングドレス」「結婚指輪」・・・と、どれも結婚が決まった人向け。ワタシの反応。「こんな、結婚が決まった人向けの広告の中だと埋もれちゃうし、本来のターゲットに見てもらえないじゃん」。職場の女性みんなに否定された。「西口さん、わかってない！」。いわく、未婚女性は、こうした結婚が決まった後の広告を、「へえー、いまどきはこうなんだ」「ステキ」「これ、似合うかなあ」と想像を膨らませながら見るのだそうだ。ゼクシィは結婚予定がないと手にとって見るのは気後れするが、シティリビングならじっくり見ることもできる。ただし、そのときのオチは、「ま、相手いないから関係ないんだけど」。という独り言。そのときである。ふと目に入るのは、セミナーの広告。タイトルは、「『出会いがない！』の理由がわかる」。「へえー、なんか今のワタシのモードにぴったりで刺激的。」「ふーん、水曜の19時からか。ノー残業デーだから行けるかも。有料で1,000円かあ。あ、でもお茶とお菓子付きって書いてる。有楽町や銀座でお茶すると千円くらい当たり前よね。元取れちゃう。誰か一緒に行く人いないかなあ・・」「ふむふむ」と思ったあなた。会場の定員約40人のところに、シティリビングが配布された昨日と今日だけで続々と埋まりつつあります。お誘いあわせのうえ、ぜひお早めに。→PCの方→モバイルの方ではまた。

  2010年07月02日

• 代官山のジュエリーショップにてセミナー。男性のきつーい一言あり。

  昨日のセミナーは、ちょっと趣向を変えた展開。代官山にあるアクセサリーショップのスペースをお借りして、ショップ常連のお客様＋ご友人達向けに結婚事情セミナー。一戸建て仕様で、とてもいい感じのお店。集まったのは、キャリアをお持ちの女性達9人（ショップオーナーさん含む）と、外資通信社の記者の男性1名。その男性は、近々結婚が決まっている。仕事上の興味でやってきたとのこと。夜7時半から、10時過ぎまでワインも少し入って大盛り上がり。私のセミナーの中には、「キャリアを持つ女性であっても、男性にウケるモテ技術はテクニックとして使ったほうがいいですよ」というくだりがある。女性達からの質問や議論が相次ぐ。「そんなことしてまでー？」「狙いたい高収入高属性の男性にも同じやり方で本当にいいのか？他にやり方はないのか？同じことをやってたら、かわいこぶる20代前半の女性には敵わないのでは？」「これまで、教育を受けるときも仕事上でも、人と違うことや人に秀でることをやろうとしてきた。でも婚活では男性受けするようなことをしなくてはいけないの？」「コーヒーにお砂糖を入れてあげる？そんなの効くのー？あんまりやりたくない・・」などなど。それを聞いていた外資系通信社男性記者がぼそっと一言。「オトコに対しては、『私達のところまで這い上がってきなさい！』なのに、自分達は下りようとはしないのか」。女子一堂、「おおーー」という感嘆の声。この日一番の名文句でありました。この男性、口数は少なめで、かつ典型的な男性らしい反応は少ないんですが、一言一言がずっしり重いので、女性陣には刺さりまくってました。こういう展開や学び、気づきは、残念ながら女子会では得られません。こんなカジュアルな感じで、呼んでいただければネタ提供しますので、お声かけくださいませ。ではまた。

  2010年06月24日

• 未婚女性は運勢が気になる。さらに時がたつと？

  一昨日の続きで、既婚・未婚女性の対比。メディア接触の行動が、既婚と未婚とでけっこう違っている。３０代既婚女性は、家庭や子供を持ち、イエのお仕事を回す立場になる。なので、よく見る番組は、「気象情報」、子供がまだ小さいので「幼児・子供向け番組」の比率が高い。雑誌でよく見る記事は、ダントツトップは「料理」。ま、このへんは「そりゃそうだよね」。一方の３０代未婚女性を比べてみると、複雑な心理が垣間見える。見る番組はトップは「コメディ」。他にも「娯楽型バラエティ」など、何も考えずに笑えるものが多い。その一方では、「ドキュメンタリー・ルポもの」もけっこう上位だったりする。知的刺激も求めてる感じ。知的な自分磨き？さらに、よく読む雑誌記事にはこれまた特徴が表れる。既婚女性では出てこなかった、「運勢占い」が上位に登場。自分の過去、いま、未来を占ってもらい、何らかの指針を持ちたがってるように見えるぞ。身の回りの女性を見ていても思う。かなりの高学歴女性でも占いは大好きだったりする。さらに４０代未婚女性がよく読む雑誌では、ちょっと驚き。「Casa BRUTUS」なんかでインテリアに凝る一方で、「日経Health」や「からだにいいこと」といった健康系の雑誌が上位に上がってくる。実は、これは同年代の既婚女性には見られない傾向なのである。ある意味で男性にも増して「自分だけが頼り」「カラダが資本」という意識が強いのか。マッサージや整体の利用頻度も高い。なんか、ちょっぴり切実。夢と現実とリスクを、一所懸命にマネージしようと奮闘している感じが窺える。たぶん、保険や個人年金にも関心が高いんでしょうか。40代未婚の方も、一人で気張るだけでなく、結婚にどんどんチャレンジするのもありだと思うんですけどね。ちょっと視野や行動範囲を広げてみると、世界が違ったものに見えるかもしれないので。いつでもご相談くださいませ。いや、ほんと。ではまた。

  2010年06月21日

• プレゼン進化中。あるIT系会社さんでのセミナー

  昨夜は、あるIT系の会社さんにてセミナー。カメルーン戦の夜にもかかわらず20人くらいにご参加いただいた。みなさん興味関心が多彩だったようで、質問の幅が広くて、とても楽しかった。質問の例・「結婚っていいものだ」という雰囲気を醸成するために、オーネットはどんなことをやってるのか？・「年収」とか条件にこだわる女性は、活動の中で変わっていくのか？実際の結婚相手は条件を満たしているのか？条件とは違うケースもあるのか？・オーネットのデータマッチングや会員誌、イベント・パーティなどの出会いで、どれで結婚する人が多いの？・スマートフォン化の流れには、どう対応しているのか？・オーネットのマーケティングの仕事って、いったいどんな守備範囲なの？・オーネットのアドバイザーに求められる資質は？・オーネットのアドバイザーの既婚率は？？・・・また、いろいろいいご感想もいただいた。・「相手のいいところを探そう」という考え方は、営業マンのスキルにも通じる。仕事と婚活は同じじゃないか？・結婚情報サービスのプライシングは難しそう。安くすればいいというものでもないようにみえる　などなど。うれしかったのは、「聞きたい、知りたいと思ったことが、次々と出てくるので、聞いていてとても快適だった」というコメント。これは実は、一朝一夕ではなかなかできない。今やってるプレゼンは、構成や形を変えながら50回くらいは行っている。その過程で、何を説明したらどんな反応が来るのか、どんな質問が出るのかというラーニングを積み続け、進化させ続けている。そのアウトプットが、ちゃんと伝わったのはうれしいですね。引き続き、出張セミナーやってます。10人以上いれば出向きますのでぜひお声かけくださいませ。また、昨夜は業種柄か、珍しく男性比率のほうが高かった。３：２くらいの比率だったかな。会社自体でもともと男性比率8割くらいだそうで、社内結婚が多いそうだ。なるほど。これはこれで掘りがいのあるテーマ。また稿を改めてみましょう。ではまた。

  2010年06月15日

• 本日夕方、出張講演予定

  今日は、夕方からあるIT系の会社さんにお招きいただいて婚活セミナーを予定している。主催の方から、「最後の一押しとして、集客に効くメッセージは何かないすか？」とのご質問。なるほど。「婚活」と銘打つと、「必死だなw、と思われそう」「なんか気恥ずかしい」といった感情が働いてしまうので、友人と複数参加はできても一人で行くのはけっこう抵抗感が出てくる。特に男性の場合に顕著。なので、仕事に関係するキーワードや、結婚から離れた内容をちりばめてあげる。「元コンサルタントが、マーケティングの視点で婚活をぶった切ります」「グロービスのプレゼン講師の本業プレゼンが見れます」「笑いや、『へー』『そーなんだ』といった目ウロコ体験が散りばめられてます」てなかんじ。たくさんお越しいただけるか、楽しみです。N社のみなさん、お待ちしてます！様子はまた明日レポートしますね。ではまた。

  2010年06月14日

• 婚活ビジネスは東工大大学院生に研究題材として取り上げられている。

  昨日の銀座支社での婚活セミナー。一般の方、メディア関係者などでかなりの数にお越しいただき、セミナー後の個別の相談も含め、とってもいい盛り上がりでした。その中に、東工大の大学院の学生さん（男子）がいらっしゃいました。経営システム工学科にいて、結婚情報サービス業界を調べて、そのうち一社をピックアップして成長戦略を作っているとのこと。私のキャリアバックグラウンドに着目して、「これは業界事情も戦略も一緒に聞けてチャンス！」とばかりにお越しになってぐりぐりと質問してこられた。その姿勢はたいへんグッド。すばらしい。なかなか業界の情報が取れなくて苦労しているそうでした。まあ、まだまだ業界としては小さいし、公開している企業も少ないですからね。業界の構造、数字の取れそうなソース、さらには成長シナリオ仮説なども、少々インプットさせていただきました。まあ、彼がオーネットやこの業界の見込み客になることはまだまだ先でしょうが、こういう形で題材に取り上げてもらうこと自体ありがたい。「婚活」なる言葉の一つの貢献。オーネットの会員さんでは理系技術系の男子はとても多いので、ぜひ広めていただきたいですね。ではまた。

  2010年05月20日

• 告知）今週水曜の銀座支社セミナーご案内

  GWから一週間で、もうすっかり平常モード。「あっという間に時間が過ぎていく・・いかんなあ」という独身のみなさま。直前で恐縮ですが、毎回、好評を頂戴している「ニッポンの恋愛・結婚事情」セミナーのご案内です。今週19日水曜、19：30-20：30、銀座4丁目和光の一本裏という好立地のオーネット銀座支社にて。ご案内はこちら内容のアウトラインはこれまでと同様。・未婚の方の嘆き　「そのうち落ち着いたら・・って、それっていつよ？」・なぜこんなことになってる？マクロの数字とその背景・ワタシ達の希望と、現実のギャップはどれくらい？・じゃあギャップはどうやって埋めればいいのか？オーネットの考える「公式」・「自然な出会い」は、いったいどれくらい偶然か？待ってて大丈夫？・これだけは言っておきたい一言というかんじです。お誘い合わせのうえでも、おひとりさま参加でもOKです。ご本人に婚活ニーズがなくてもかまいません。既婚者でも親御さんでも可。お申し込みは、　press@onet.co.jp　まで、タイトル「参加希望」として、お名前、人数、ご連絡先をお送りいただくだけ。お手軽です。では。

  2010年05月17日

• 親御様セミナーをやってみた反応。

  昨日は、独身者の親御様を集めた親御様向け婚活セミナー。じつは、親御様向けは初の試みである。基本パッケージは独身の方向けのもので、親御さん向けメッセージを加えてアレンジ。ウケるかなー、わかってくれるかなーとちょっと不安でしたが、お楽しみいただけたようでした。お母様のほうが反応が良いですね。終わった後に、あるお母様（30代の娘さんがいる）と少しお話した。「今日、言われていたこと、ほとんどうちの娘に当てはまります。。」（まずい、「女性は見る目がどんどん肥える」「条件が多い」「『普通』でいいの、の『普通』がたくさんありすぎだと『普通』じゃなくなる」などなど、また好き勝手言ってしもうた）とのこと。おっしゃっていて印象的だったのは、「うちの娘は、ずーっと『仕事、仕事』ばっかりで、結婚には興味ないのかと思っていたので、何も触れずにいた。でも、あるときお見合いの話があって、釣り書を用意ということになったら、すごくしっかりしたものを準備してきたので、なんだ、結婚する気があったんだと驚いた」とのこと。ずっと同居していると、かしこまったマジメな話をするタイミングを、かえって逃しがちですよね。その点、離れているほうが、帰省してきたときや親戚の行事などのタイミングを見計らったりして「あなたもそろそろ・・」と言いやすいかも。ちなみに、GW中やGW明けのオーネットは、そういった親プレッシャーを受けた方たちで（それだけじゃないでしょうけど）、この時季、たいへん賑わっております。お子さまは、親御さんに何か言われると、たぶん嫌がることのほうが多いと思います。たとえ漠然と結婚する気はあっても、自分自身の「結婚スイッチ」が入ってないと「ウザイ」もの。でも、今日のセミナーでも申し上げたこと。耳の痛いことは、結局は肉親しか言えない。他の人は、しょせんは他人事。嫌われてまで「今のままでいいの？」なんて言ってあげる必要はない。親御様のみなさま（将来その立場になるみなさま）へ。遠慮せず、気兼ねせずにガシガシ言い続けましょう。お互い「あのときなぜ言ってくれなかったのか・・」なんて後悔はしないようにしましょう。勉強させるのも同じだなあ・・ではまた。

  2010年05月12日

• 「笑って」もらえるセミナーはやりやすく、盛り上がる。悪女学研究会にて。

  昨夜は、「悪女学研究所」さんにお招きいただいて、キャリアセット代表の佐藤恵子さんと一緒にしゃべってきた。「悪女学ー？？いったいどんな人たち？こわい？」とちょっとドキドキしながらでしたが、とっても前向きで活動的ないいかんじの女性たちばかりでした。前回の講師は、BCGのときにすごーくお世話になった池田千恵さん（四時起きのヨジラーで有名）だったそうなので、何かご縁を感じるところも。「今日は、上司に事前に了解を取って、何が何でも遅れないように来ました！」という方もいて、たいへんありがたかった。「婚活トピック知りたい」ニーズの厚みを感じる瞬間。で、今回は、予想に反して（？失礼）、とてもやりやすい、かつ盛り上がるセミナーでした。どんなセミナーがやりやすいかって？　おとなしい聴衆？　ヤな質問が出ないこと？私の場合、「笑い」が起きるセミナー。間でどんどん口を挟んでくれるセミナー。笑ってほしい場面で声を出して笑ってくれ、驚いてほしいところでは驚き、ドン引きしてほしいところでは引いてくれる。こんなふうに反応がビビッドなセミナーではこっちも乗ってくるので、リズム感がよくなるし、いいアドリブも出る。「笑い」は聴衆との距離を縮めてくれる。その後の懇親会や帰り道で、「『笑い』って、計算できるんですか？どうやって仕込むんですか？」という質問を頂き、ちょっと考えさせられた。いろいろ展開を予想して、計算しているのは事実。回を重ねるごとに仮説検証しているのもまちがいない。でも、その初期仮説作りは、どうやって成り立ってるんだろう。「笑いが取れそう」という感覚の根拠は何なんだろーか？うまく答えられませんでしたが、たとえば、・「そうそう！」という強い共感、・「あー、言ってもーた」という本音・本質にえぐりこむ場合、・かつ、ユーモラスな表現を使う場合・・　などでしょうか。次は「ユーモラスな表現」を分解したり説明したくなる。たとえば、異質な言葉の組み合わせの意外感。あえて硬い言葉を使うとかね。「女性の目の肥え度は、下方硬直性がある」といったふうに。そういえばここ数日twitter上で、理系言葉に「恋の」の枕詞を付けるのが流行っていた。「恋の連立方程式」「恋の加法定理」・・・その意外感が笑える。これは、人によって得手不得手、スタイルもありそう。「笑い」のツボを形式知化したくなってきた。島田紳助の本を読み返そう。他にも、悪女研さんでは懇親会でも面白い話が山ほどあったので改めて。ではまた。

  2010年05月08日

• 大盛況）東京国際フォーラムでのシティリビング「女子限定」セミナー

  昨夜は、初の試み。シティリビングに広告を出して集客をした、女性限定セミナーだった。場所は、有楽町の東京国際フォーラム。今回は有料化（1,000円、お茶菓子つき）にもトライしてみた。タイトルは、「『普通』のダンナの見つけ方」。フタを開けてみると、申し込み開始一週間足らずで満席。しかも、当日のドタキャン率は1割以下（これは、すごいと思う）。予定の部屋を大きい部屋に代えたにもかかわらず、ぎゅうぎゅうで、ご参加のみなさまにはご不便おかけしました。自分の備忘も兼ねて、気づきなどを整理。・セミナー最中の反応はかなりよかった。笑ってほしいところでは笑ってもらえる。ドン引きしてほしいところでは引いていただける（笑）。楽しくインタラクションができるみなさまでした。・今日は、セミナー中にtwitterをやってる人は見受けられなかった。後からtwitterで関連ワードで検索をかけても引っかからず。そのかわり、紙に一所懸命にメモを取っている方は何人もいた。ITのアーリーアダプターは少なそう。さらに今回は、事後アンケートを取って、「もっと知りたいと思ったこと」を聞いてみた。・実際の会員さんの活動内容　56%・成婚したカップルの声　31%・現場のアドバイザーの声　44%なるほど。やっぱりみなさん現場の話が知りたいんですよね。こうした声にお応えするのが、お客様の声が積みあがる「婚活ほんとのところ」。オーネットのHPからも行けますので、ぜひご覧下さい。その他の気づき。・セミナー終了時に、このブログを、ホワイトボードに書いてご紹介した。すると、終了直後から、携帯からのブログアクセスが急増。帰り道に、当ブログを片っ端からご覧いただいている方が何人かいたような形跡であった。これも、セミナーを評価いただけたということなのでうれしい。これだけ反応がいいと、ぜひまたやってみたいですね。ご参加のみなさま、もし「友人にも聞かせたいので、来てほしい」といったリクエストがありましたらぜひお声かけくださいませ。このブログでのコメントでも、twitter上（anishi0001）でもOKです。ではまた。（追記）今日さっそくある支社から「昨日のセミナーに出たという方がお見えになってます！」とのこと。すばらしい。別に、オーネットが唯一無二の回答でも手段でもないですが、その行動力に敬意。きっと、この先もうまくいくことでありましょう。

  2010年04月27日

• あるホームパーティーにスピーカでお招きいただきました。

  昨夜は、あるホームパーティーの場にスピーカーとしてお招きいただいた。主催者の方の豊富な人脈のおかげで、実に多彩な面々でした。小売、エンタメ、大手代理店、音楽業界、大学教授、個人コンサルタント、投資顧問、官僚、戦略コンサル、NGO・・・といったかんじ。参加者の中には、50人vs50人の大合コンパーティーを企画している方たちがいて、その次回のパーティーでの講師依頼もいただいた。うれしい収穫。わたしから「ニッポンの恋愛・結婚事情」（ちょっと婚活色を前面から下げてみた）をプレゼン。ウケた。と思う。いつも思うが、万人に共通の話題にできるのは、ほんとありがたい。 BCGの現役の人も大先輩の人もいて、その二人からも絶賛いただけた。これもけっこううれしかったりする。 その1人の方は、トップスクールMBA、いくつかの外資を経て、今は独立コンサルタント兼大学客員教授をしている。で、独身。もったいない。 なぜかというと、「さびしく感じない」のだそうだ。1人でいるのが苦にならない。 地方にいる親御さんも、もはや「結婚しろ」と言ってもムダなので言ってこない。そのかわりに、「一度でいいから、孫が見たい」に戦法を変えてきたそうだ。カシコイ。 これは、さすがにけっこうこたえるらしい。「そろそろ考えてもいいかなー」とのことでした。ぜひご利用お待ちしております。引く手あまたになること、間違いなしです。 ではまた。

  2010年04月23日

• （成功！）ニッセイプラザでのセミナーの風景

  今日は、軽めのご報告。昨夜は、丸の内ニッセイプラザでのセミナーでした。丸の内の友人・知人たちにも声をかけていたので、UBS関係者や、アメックスOBでVISAジャパンの岡本日本代表がVISAの女性陣を連れてきていただいたりもあって、40人くらいの大盛況でした。うれしかったのは、ニッセイの支店長さんがはじめのご挨拶で、「実は私も結婚情報サービスで結婚して・・」と言っていただいたこと。ありがたいなあ。これで、聞き手のみなさんの心の壁が一気に溶けた気がしました。いいかんじで1時間あまりが終了。今日は、ニッセイさんのお招きなので、オーネットの紹介は控えめにし、スライドもパッパとすっ飛ばした。一点だけ、最大の売りであるマッチングシミュレーションのみご紹介。「これで、あなたの立ち位置がわかります」。すると、みなさん帰り際に、ちゃんとシミュレーションチケットを持って帰っていただける。しかも。その夜のうちに、出席した方からオーネット銀座支社に電話が入って、週末のアポまで入ったとのこと。これはうれしい。セミナーのプレゼンにおいて、何が最大のアウトプットかというと、「おもしろかった」でもなく、感動でもなく、「行動への変容」。セミナーにて、「婚活は、抜け駆け基本です」と申し上げたのが刺さったか。いや、別にオーネットだけが結婚への唯一の解ではありません。でも、話を聞いて、自分を振り返り、行動に移す。そのお手伝いができたとすれば、幸甚であります。またがんばろっと。次の大きい予定は、26日（月）の東京国際フォーラム。まだシティリビングで告知したところですので、今ならお申し込み大丈夫です。もし上記リンクにうまく行けない方、press@onet.co.jp　まで。ではまた。

  2010年04月15日

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