群ようこ「欲と収納」「老いと収納」を読んで

2019.04.28

カテゴリ：本

石垣島のタウンパルやまだで購入した「欲と収納」「老いと収納」の文庫本二冊。
読み始めたら面白くてあっという間に読んでしまいました。
群さんの書く文章は面白くて頭にすーっと入ってきます。
しかもどちらも収納という、わたしが頭を悩ませていることについて書かれた本です。

わたしは群さんのようにたくさん着物を持っているわけではないので、着物のくだりは
よくわからなかったけど、ベランダにいらない物を置いていたり、本がいつの間にか
たまっていたりするので、群さんがどうするのか、とても興味深かったです。

自分より少し年上の方のお話を聞くのって、とても役に立ちますよね。
親世代の話は時代が違ったりして、参考にならないことも多々ありますが。
この本はまさにそんな感じでした。

着ている服が似あわなくなった、またはずっと着ていた服が傷んできたから買い替え
なくては、さて困った、どうしよう、というくだりも興味深かった。
わたしはここ数年、自分くらいの年の人が何を着るのが正解なのか、とても悩んで
いるのです。
フォーマルなのはまだわかる。
仕事の時もまぁいい。
それ以外の時、どうすればいい？
カジュアルはちょっと間違うと若づくりの痛い人になりはしないか？スカート丈は
短かすぎないか？長すぎないか？襟ぐりが開きすぎていないか？と心配だらけ。
その上体型隠しもしたいという難易度の高さ。

群さんはお友達に見立ててもらい解決しましたが、最近友達付き合いがないわたしは
どうしたらいいのだろう？
以前は娘がその役割を果たしていたと思うんだけど、今は離れて暮らしているので
難しい。
とりあえずテレビショッピングは、ほぼミセス向けのようなので、年齢問題はクリア
出来そうな気がする。
あとは体型に合うかどうかを見極めて買えばいいですね。
ということで、今後もテレビショッピングを利用しよう。
解決？
そして傷んだり似あわなくなった物は、資源回収の時古着も集めているので、その時に
出せばいい。
よし、解決。

今はまだいいけど（よくないけど）あと十年もしたら終活を意識して物を減らさないと
いけないだろう。
そのためにも今できることを少しずつでもやっておかないと、義母が家を処分した時の
ように、子どもに迷惑をかけながら物を減らすことになってしまう。

とりあえずこの連休中に、リサイクルショップに不用品を持って行こうかと思っています。
わたしはテレビショッピングで買ったものの、一度も履いていない靴を、夫は頂き物の
タオルセットを持って行く予定。

不登校だった息子の体操服がとても綺麗な状態なので、「メルカリで売ろうかな？」と
言ったら「なんかヤダ」と息子に反対されてしまいました。ちぇっ。
あ、制服のリサイクルショップが市内にあったはず。
こっそり学ランと一緒に持って行ってみようかな？

本は古紙回収やリサイクルボックスに持って行こうかな。
売れそうな大層なものは少ないし。
ちなみにこの群さんの本は、母にあげます。
最初は貸していたのですが、読んだ後は好きにしていいと言って渡しています。
もう二十年ぐらいそうしています。
母も年をとってきて迷惑かもしれませんが、以前より頻度は減ったので、大丈夫かと
思います。
それに母は片づけ上手です。
見習いたいです。

欲と収納→老いと収納の順番で読んでください。