カテゴリ:日常
3月に入ったあたりから巷で女子学生の袴姿などを見かける。
大学、高校、中学…あちこちで卒業式が相次ぎ、 シーズンもそろそろ大詰め、今日は近所の小学校の卒業式だった。 昨年の3月は、息子達の卒業式に列席したり、 自分自身もライタースクールに通い詰めて久々に「卒業生」になったりで、 なにかと忙しかった。 今年は、自分が卒業式に出席することはないまま終わりそうだが、 当事者でない方がかえってしみじみ「卒業」に思いを馳せられる。 小学校の正門前に掲示板がある。 ボランティアの保護者が月ごとに当番で、季節にちなんだディスプレイを受け持つ。 道行く近所の人々も足を止めて、眺めていってくれたりする。 お母さん達の作品がほとんどだが、昨年6月はお父さんが担当して評判になった。 ボランティア名が「スマイルメッセージ」だというのもなかなか良い。 毎月のディスプレイが学校の子ども達や周囲の大人たちへのメッセージなのだ。 さて、3月はやっぱり卒業シーズン。 私は自分の卒業式で泣いた記憶がほとんどない。 「今」の別れを惜しむことがあまりなくて、 「次」に出会うものにワクワクしていた。 羽ばたいて行く鳥の気持ちでいっぱいなのだ。 でも、今になって思う。 そういう巣立ちをたくさんの人達が見守り支えてくれていたのだと。 自分も人の親になってみたら何とまあ! 昨年のことだが、 子どもの卒業式というのは、なんであんなに泣けるものなのだろう。 ここまでよく来た。 これからどこへ行く? 精一杯やってみようよ。 一度きりの人生なんだから。 …でも、一人じゃない。 手をつないで見守ってくれる 応援してくれる人の輪がある。 羽ばたくこと。 手をつなぐこと。 どちらも大事にしたい。 この春巣立つすべてのみなさま、 ご卒業おめでとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月27日 00時14分08秒
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