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通販で注文した故大藪春彦さんの著書、「孤高の狙撃手」という本が届いた。
大藪さんのハードボイルド小説は昔から大好きで、その著書は全て本棚に揃っている。大藪小説と言えば、「銃」「車」「セックス」の三拍子をリズミカルなテンポで展開させ、いくら読んでも飽きることがない。 とくに「銃」に関しては、驚くほどリアルタッチな表現を駆使し、読んでいると目の前で実際に射撃をされているような錯覚に陥ることさえある。 そんな大藪小説の面白さもさることながら、大藪さんのもうひとつの顔「狩猟家・大藪春彦」の世界にもいつも心惹かれていた。 世界中所狭しと大物を追い求め、「究極のハンティング」を追及したエネルギッシュな狩猟家の姿に「理想的な男像」を感じた人も多いことだと思う。 銃砲店主であり、日本を代表するガンスミスでもある「ファーイーストガンセールス」の築地恵先生も、HPのコラムに大藪さんとの思い出を書かれている。 大藪さんも晩年は体調を崩し、銃を撃つこともできなくなり、ひっそりと息を引き取ったようだが、遺された多くの作品には今でも大藪春彦の血が脈々と流れ続け、その精神も永遠に生き続けていくことであろう。 今夜は水割りでも飲みながら「孤高の狙撃手」片手に、大藪春彦の世界に酔っていこう・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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