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テーマ:格安航空・LCC(15)
カテゴリ:旅行
2015年4月8日にオープンした成田空港の第3ターミナル(LCCターミナル)。
現在のところ、チェジュ航空、春秋航空日本、ジェットスター、バニラエアが利用しています。 このブログ的には、バニラエアの台北、高雄行きも発着するので、詳細が気になるところです。 早々に国内線を利用してきましたので、ターミナルの様子をレポしたいと思います。 <最寄り駅は空港第2ビル> 第3ターミナルは、第2ターミナルの隣、成田空港会社本社ビルの奥に新設されています。 電車でのアクセスの場合、空港第2ビル駅が最寄り駅です。 バスの場合は、新設された第3ターミナルの停留所になります。 空港第2ビル駅のかつての検問所(※廃止されました)を出ると、床にこのような表記が。 ここから第3ターミナルまで710mだそうです。 荷物を持って歩くと考えると、徒歩10分~15分というところでしょうか。 第2ターミナルからは、第3ターミナル行きの無料連絡バスも走っています。 が、ターミナル前の道路は一方通行で第1ターミナル方面に向かっているので、第3ターミナルに行くには、ぐるっと周回道路を一周して回り込むというルートを走らなければ行けません。 このような事情から、バスでも10~15分ほどかかるそうです。 駅からのアクセスには割と時間がかかりますので、早めに到着するように心がけたいですね。 <連絡通路の様子> 今回は連絡通路を通ってアクセスしてみました。 地上に出ると、第2ターミナルの外に連絡通路の入り口があります。 こちらの通路を歩いて行きます。 通路は天井と横に簡易の壁はありますが、風は吹き抜けます。 ものすごく寒いときや暑いとき、雨風が強いときは連絡バスを利用したくなりそうです。 また、道のりは決して平坦では無くて、ところどころに坂があります。 ものすごく重い荷物を持っているときも、歩きたくはないかも・・・ 連絡通路の長さは約500mあるので、結構な運動になりますね。 途中には、飲料の自動販売機とベンチが設置された休憩コーナーが何カ所かあります。 連絡通路をひたすら歩き、このエスカレーターを上がれば第3ターミナルです。 <チェックインカウンターとショップ> こちらが第3ターミナルです。 天井は天井板がなく、構造や配管が見える状態ですが、上手く処理されていてチープ感はあまり感じません。 目の前に飛び込んでくるのがチェックインカウンターですが、一番手前がチェジュ航空で、春秋航空日本、ジェットスター、バニラエアの順に並んでいます。 バニラエアは国内線と国際線が分かれていますが、迷うことはないでしょう。 同じフロアにショップやフードコートがあります。 チェックインカウンターの向かいには、コンビニのローソンや書店、外貨両替所やレンタル携帯などのお店が並んでいます。 少し奥に進むと、大規模なフードコートがあります。 お店のラインナップはこんな感じ。 空港内にしては価格も頑張っていると思います。 その向かいには、食品を中心としたお土産物店とドラッグストアなどがあります。 お店は大体このくらいです。 コンパクトながら、必要になりそうなものは最低限揃いそうですね。 唯一、気になったのは、空港宅配のカウンターが無いことです。 第2ターミナルのカウンターを利用することになるのですが、持って行くのは結構大変かな、と思いました。 あと、チェックインカウンターから手荷物検査場までの間には、座るところがあまりありません。 手早く搭乗手続きを済ませて、早めに搭乗待合室へ行くか、フードコートを上手く使う必要がありそうです。 <国内線はサテライトへ> フードコートの横に国内線と国際線の分岐があります。 国際線は本館から出発するのですが、国内線は別棟のサテライトからの出発です。 まずは国内線の手荷物検査場。 集中するときはかなり並ぶので、早めに通過した方が良いと思います。 搭乗口までは結構距離があるので。 手荷物検査場を抜けたら、サテライトに通じるブリッジ(連絡通路)を渡ります。 エスカレーターに2回乗って、ブリッジの上へ。 ブリッジからは飛行機の往来が眺められます。 このブリッジ、飛行機側から見るとこんな感じです。 下を飛行機が通り抜けられる高さになっているようです。 <サテライト棟の様子> ブリッジを降りるとサテライト棟です。 こんな感じで、左右に搭乗口が並んでいます。 奥の方までかなりの距離がありますが、動く歩道などはありません。 搭乗口はこのような雰囲気。簡素です。 このサテライト棟、出発便の搭乗口がどこかを一覧で表示する電光掲示板のようなものは無く、各出発口の上にあるモニターだけが唯一の情報源です。 なので、サテライトに渡る前の段階で、出発口が何番かを確認し、覚えておいたほうが良いでしょう。 #空港で発券した搭乗券なら出発口が書いてあるのですが、事前にWebチェックインしてたりすると、記載が無いのです。 サテライト棟はかなり簡素な作りで、お店はジェットスターの小さな売店とバニラエアの自販機コーナーがあるだけです。 ソファーはそれなりに数がありますが、出発便の周りは埋まってしまいがちです。 ちょっと離れたところに座るケースも出てきそうです。 なお、電源の使えるこのようなデスクが2,3箇所あるので、モバイラーさんも安心ですね。 このようにサテライト棟は、本当に搭乗を待つだけの空間といった感じです。 ただ、窓の開口部が大きく、周囲の飛行機や働いている人が、近くてよく見えるという利点も。 飛行機好きの方には楽しい場所かもしれません。 飛行機への乗り降りはタラップと屋根付き通路を通って行います。 降機の様子は、こんな感じ。 搭乗の際は、搭乗口でバーコードを読み込んでもらい、やや急な階段を2階分ぐらい下ります。 エスカレーターはないので、ここまで歩き通しで来ると足元がちょっと不安になりそうです。 地上まで降りたら、チューブの中へ。 雨はしのげそうですが、風は抜けてきますね(^^;) ・・・と、以上が搭乗までの流れです。 <気になったことなど> 全般的に見ると、思っていたほど安っぽい感じではなく、なかなか快適なターミナルだと思います。 駅から引かれている青い通路を伝っていけば、出発できるので、分かりやすさという点でも、よく工夫されていると思います。 また、飛行機が至近距離で見られますので、LCCの運賃共々、飛行機が”身近に”感じられるのは良い点ではないでしょうか。 ただ、やっぱり気になる点はあります。 ○とにかく歩く! 第2ターミナルから、第3ターミナルの移動は「このぐらいだったら許容範囲だな~」と思っていました。 が、その後のサテライトまでの移動も結構あるのは、ちょっと盲点でしたね。 ギリギリに駅に着いたりすると、30分近くも休み無く歩き続けることになるので、荷物を極力軽くしたり、途中で一息入れる時間を見込むなど、利用者側の工夫が必要そうです。 年輩の方や体力に自信の無い方は、連絡バスの利用をお勧めします。 ○トイレの数が少なめ 一般のターミナルは、搭乗口ごとぐらいの勢いでトイレがありますが、第3ターミナルは少なめです。 例えばブリッジは結構歩くのですが、ブリッジの最初と終わりにしかありませんし、サテライト棟にも手前と奥の2箇所にしかありません。 見つけたときに行っておいた方が良いかも、と思います。 これらの点は、利用者側である程度、理解して利用するしか無いですね。 にほんブログ村 上手に使いましょう♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.15 01:59:20
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