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「歩きつなぎの旅」の記録

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2011.09.23
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カテゴリ:(完結)支線の旅
2011年09月23日(金)曇時々晴


08:24 東武鉄道板荷駅着、08:46 発の鹿沼市リーバス小来川森崎線に乗り継ぐ。09:02山口橋バス停にて下車、前回の続きを歩き始める。

一昨日の台風15号で、すっかり秋らしい涼しさになった。小雨の降る道を20分ほど歩いて、宮小来川の登山口。雨具を脱ぎ、スパッツを装着。登山道に入る。植林地の急登。道は細く、あまり歩かれていなさそう。蜘蛛の巣を掃いながら進む。

10:00 風雨雷山の鳥居と3つ並んだ石祠、ここでひと休み。それにしても「風雨雷山」という名前、山登りで避けたいものが3つも揃っている。祠が3つあるのは、「風」「雨」「雷」の意味なのか。木々の間から時折日が差してくる。

少し下ってから、再び登りになる。10:30 笹目倉山山頂(800m)、展望は全くない。頑丈そうな社が建つ。麓にある天善教の奥の院らしい。傍らで古い社が朽ちかけている。建て替えたのなら、ちゃんと片付けてあげればいいものを。



下山開始、植林地を急下降する。先のほうでガサガサいう音。黒い影が動くのもチラッと見えた。「あれはイノシシ。クマなんて滅多に出るもんじゃない」、そう自分に言い聞かせる。音は遠のいて行く。

清流園ルートと天善教ルートの分岐は、左の清流園ルートを採る。道はやがて尾根を外れ、急斜面をジグザグに下る。足場が悪いうえに草木が張り出し、蜘蛛の巣を掃う余裕もない。ようやく作業道まで下り着く。少し奥の金鉱口跡には草が茂っていて近づけない。

作業道は車の通れる幅があるが、相当の勾配と拳大の岩がゴロゴロ。四駆でも上れるかどうか。11:15 休憩所が見えてくる・・・・・が、崩れてきた岩と土砂で半壊状態。休憩所から先の作業道も崩壊している。ここに道があったとは、とても思えない。幸い水量が少ないので、足元に気をつけながら下る。道は麓までずっと、沢と河原に変わり果てている。



麓の清流園「山小屋cafe」から、店のひとが出てくる。休憩所と作業道が崩壊していることを話すと、「一昨日の台風で崩れたんです。今朝、山登りに来たひとは、ここから登るのを諦めて他に行きました」。

11:35 県道149号線に出て、黒川沿いに東へ向かう。台風の影響がまだ残っているようで、川はゴーゴーとすごい音をたてている。13:05 今日の終点・東武鉄道下小代駅に到着。菓子パンと紅茶で昼食。13:21発の電車で帰途に就く。


南小来川→下小代駅:12.6km

支線-29





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Last updated  2022.05.26 10:43:32
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