1514246 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

「歩きつなぎの旅」の記録

「歩きつなぎの旅」の記録

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Category

Keyword Search

▼キーワード検索

Recent Posts

Comments

タロウ@ Re[3]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 たいへんおそくなりまし…
きんじろう36@ Re[2]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウ様 8月25日、兄はタロウさんの…
タロウ@ Re[1]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 お返事ありがとうござい…
きんじろう36@ Re:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウさん。兄から再度メールが来ました…

Calendar

2012.12.13
XML

19XX年03月06日(水)


Rawalpindi 駅。長時間の旅に備え、売店で英語版「TIME」を買う。20 PKR(約310円)。08:00 列車が出発する。座席は指定されている。Karachi 到着は、明日 12:30 の予定。

相席になったのは、警察官たち。ベレー帽姿の彼らを、Pakistan 国内様々な場所で見掛けてきた。彼らは一様に体格がよく、長くて硬そうな木の棒を持ち、いかめしい、時に高圧的・威圧的な振る舞いをする。こちらとしては、あまりいい印象を持っていない。日本の「おまわりさん」とは、かなり存在感が違う。

係わり合いを持たないほうが身のためだと考え、「TIME」を開いて目を会わさないようにする。・・・・・が、デカデカと「TIME」の表紙を飾っているのは、当時の Pakistan 大統領「ジア・ウル・ハク」の写真。トップ記事も、大統領に関する内容だ。

彼らのうちのひとりが表紙の写真に気付いたらしく、「ちょっと見せてくれ」と言うので「TIME」を渡す。彼は仲間たちと、写真や記事を指差しながら笑っている。その表情には、時おり嘲りの様子がうかがえる。

どこの国でも権力者は、好意的に見てもらえる存在ではないようだ。しかし、考えようによっては、警察官が公の場で権力者に批判的な態度を取れるのも、それなりに民主的な国だから、と言えるのかも知れない。

座席の上が、荷物を置くスペースになっている。乗客は1~2時間交替でそこへ上がり、横になって休む。それが暗黙のルールらしい。「今度はお前の番だ」、相席の警察官が言う。写真を1枚撮らせてもらい、荷物置き場へ上がり横になる。

列車の警察官.JPG





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.12.13 15:17:16
コメント(0) | コメントを書く
[(完結)学生時代の中東の旅] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X