コメントを受けて考えた事。(長文です)
先日書いた日記に沢山のコメントを頂きました。ありがとうございます! 通りすがりのたぬきさんから宿題マシーンに違和感を感じるとご意見を頂きました。内容はこちら多くの皆さんが同じように思われている事と思います。お返事が長文になりそうなのでここにまとめさせてもらいました。 この二年、子供達の現状を、学校や先生任せにせず自分の目で見て、耳で聞き、感じとり続けてきました。とても元気そうに楽しく毎日学校に通っている子供の多くが友達との違いに脅え、違う事をすればいじめにあい、その逆をも繰り返す。先生や友達に気に入られる自分を演じている。全身の感情を置いて校門をくぐる。そんな実態も実際に見てきました。我が子のみならず、多くの子供達がおかれている学校を含む環境が危機的だと感じました。身勝手な主張を通してでも、子供の考える力を阻害する物から守りたいと思い、行動を起こしています。 どの先生も、「なぜ考える力が育たないのか?」口をそろえて言わはります。今年の次男の先生は「確かに時間を掛けて試行錯誤しながら出来るようになった子は学習内容の定着はいいです。早くに出来るようになった子は定期テストの頃にはわすれてしまうんです。」と仰いました。そこまで分かっていてなのになぜ多量でスピードを求める計算問題、多量の書込みの漢字練習、作品の世界に思いを馳せる事もなくすらすら読んだり、暗記をするような宿題をだすのでしょうか?子供が考える時間を奪う量、機会を奪う内容の宿題が出されていて「考える力が育たない」って言うのはおかしいなと感じます。そして、トラさんが言われているように、先生よっても宿題の量や評価は違うし、学校は組織社会だからトップが代われば宿題は愚か、学習内容も変わってしまう事は、ゆとり教育の見直しや橋元知事のニュースでも、皆さんご存知の事ですよね。大きな部分は高度成長期から何も変わってはいないけれど、子供が直接かかわる部分は案外、流動的なんです。だから、確実に力を付けられる家庭学習が必要なんです。もちろん、情緒が安定していないと深く考える事はできないし、(大人でも忙しかったり、時間に追われていると落ち着いて何かをしたり、考えたりって難しいですよね。)情緒の安定には能動的な遊びは必須で、学力の根っこ、要になると思っています。考える力を育てるためには遊びの時間の確保も必要だと思い宿題の見直しをお願いしに行きましたし、行こうと呼びかけました。 いじめも考える力、想像力の欠如が、指摘されている問題です。全ての子供を持つ親達がいじめに対して心を痛め、悩まされている事でしょう。でもなぜ子供達がいじめに向かってしまうのかを考え行動されている方はなかなかいません。このブログを訪れ肯定的なコメントを残される方の多くは、どんぐりに端を発してはいますが皆さん一人一人自分で実際どうなのか検証されています。そして、子供達が他者との違いを恐れず、他者との違いを受け入れ、人間的な判断基準を持ち人生を楽しめる大人になる数十年先の明確な到達点とその先の次世代までを見つめながら、今を感じ子供と向き合い今何が必要なのか考えています。(ちょっと大きくに書きすぎちゃったかな?こんなこと書いたらまたシュウキョウってなっちゃうかな。。。でも、似て非なる物です!)そして、考える力を育てる事で、いじめ問題を含めた子供の環境を改善すべく行動されています。 宿題が直接いじめに関係しているわけではないけど、今一般的に出されている宿題では子供の考える力を育てるどころか妨害していて、遊ぶ時間も考える時間も持てない子供達が、多くのストレスを抱えながら、発散するすべも見つけられずストレスが判断を狂わせ、卑怯な事と分かっていながら、もしくは、卑怯だと言う事も感じる事もないまま短絡的にいじめという形で発散しているとは考えられませんか? もちろん、宿題だけがすべての原因ではないけど、宿題の見直しを通して学校全体の問題を考えるキッカケにしてもらいたいと言う切実な願いが込められた身勝手な主張です。 とはいえ、クラスの皆が頑張ってやっている宿題です。親がやっているとか、やってこない子がいると聞いたら、なんじゃそりゃ!他の子への影響も考えないで!と思われるのも、偏っていると思われるのも当然です。子供にとって学校での先生の言動の影響力は絶大なのです。自分の子が先生と親との板挟みにならないように配慮してもらう事が、友達の動揺を防ぐことにも繋がるので、そうなる前に先生にお願いしにいくのです。もし、いじめられたとしても、先生を責める事はしないですよ。宿題の事を抜いたとしても、幼児、児童期の自分の子供に起こる事はすべて親の責任でしょ。今回コメントを入れてくれた方々やどんぐりを実践されている方は、皆さんそうですよ。そして、人との違いを認め、受け入れ、自分の判断基準を育ててきた子供達です。時間はかかるかもしれないけど、乗り越えていけます。心配ないです。 我が子の事になりますが、宿題マシーンを稼働させてから、宿題だけでなく出来るだけ、自分がやろうと思った事以外はさせずに1年半を過ごしてきています。指示待ちっ子だった長男ミハエルは、自分の人生の確実な一歩を踏み出しました。次男クーは、情緒不安定で、他者からの何事も受け入れられない状態まで追いつめてしまってましたが、親子の信頼関係は回復しつつあり、努力の過程を楽しみ、自分に自信が持てるようになり、自分が確実に成長している事を感じとれるようになってきていて人の意見も自分なりに検証するようになってきました。勉強の方はまだまだこれからですが、意欲の芽生えを感じています。 ホームスクールも念頭には入っています。でも、 その前に学校で出来る事があるんじゃないかと思っています。 子供達が、どうして考える力が育たないのか、多くの文献や報道で指摘され取りざたされていながら、育てる為の明確な学習方法の提示はされません。 どんぐり倶楽部では、その明確な学習方法を提案し公開されています。4月12日に発売になった、児童心理も明確な学習方法が書かれているのはどんぐり倶楽部の記事だけでした。学校でやっている事、世間一般で言われている事とは違うけど、誰でも実践できる明確な方法があり、実際に自分の子供に実践してみたら、子供が自ら考え始めたから、どんぐりで子供を育てる事を決めた。学校でやっている事、世間一般で言われている事とは違うけど、多くの人に知ってもらいたいと思った。でも。。学校でしている事、世間一般で言われている事と違う事を広めようとするから新手の新興宗教みたいと思われてしまうけど、これからも自分で実感した事をこの場で発信していこうとおもいます。Katさんの名言『他力に頼るシュウキョウ、自力を育てるどんぐり倶楽部』その通りですよね。 何万とあるブログの中からここを通りかかり、記事を読んで下さる方は子供の言動や学校の事などに何かしら不安や疑問を持たれている方が多いのではないでしょうか?大きなお世話かもしれませんが、 これを機会に子供の環境を考えて頂けたら嬉しいです。 なんだか、二年間のまとめの様になってしまいました。長文ですが最後まで読んで下さってありがとうございます(^^)これからもよろしくお願いします。