お散歩企画:::池上本門寺
恒例のお散歩企画。今回は池上本門寺。住所は大田区池上。東急池上線池上駅下車。池上線はJR山手線五反田駅とJR京浜東北線蒲田駅を結ぶのどかな路線です。(ちなみに蒲田は、朝ドラ「梅ちゃん先生」の舞台)池上線は本門寺への参詣のために敷かれた路線,ということで、池上駅を降りると、まもなく本門寺参道です。お寺関係のお店がちらほらありますが、基本的には落ち着いた住宅地エリア。くずもちが名物らしく、3軒ほどお店があります。それぞれにウリがありそうです。軽食もある池田屋さんに寄ってみます。茶飯・おでんセット。しっかりした塩味の付いた茶飯におでん、お吸い物。おでんの種はボリュームもあり、おいしいです!おそらく、駅前商店街のおでん種屋さんのものと思われます。久寿餅はお土産にしました。(こちらの久寿餅はかなり弾力があり、もっちりとしています。水分量は少な目)本門寺は、日蓮宗の大本山。日蓮上人が身延山から常陸国(茨城県)へ旅する途中、この地で病気になり、土地の豪族池上氏の館で療養したもののご逝去。池上氏が館を寄進し寺としたのが本門寺のはじまりです。日蓮上人がお亡くなりになった地ということで、大切にされてきました。江戸時代には大名にも信者を広げ、中でも、紀州徳川家の奥方たちの信仰を得ていました。9代将軍徳川家重のご生母が葬られていることから、お寺の格も高いものとなった、ということです。それにしても、ものすごい石段です。江戸時代初期、加藤清正が寄進したものです。ご近所の方は、毎日この石段を上り下りして足腰を鍛えているのでしょうか。(こちらのお寺、拝観料などはなし。境内は自由に散策することができます。もう少しゆるい階段や、階段なしで本堂にたどり着けるルートは、あります)江戸時代初期、徳川秀忠公の乳母様(大河ドラマ「江」で、加賀まり子さんがやってた役ね)が寄進されたそう。秋のきれいな青空に、赤い塔がよく映えます。小堀遠州作という見事な庭園もあります。ここ、東京23区内なんですが、この緑の多さ。信者さんや地元の方たちが大切に守ってこられたことがわかります。おりしも10月は日蓮宗最大の行事「お会式(おえしき)」があります。境内では地元の子供たちが日蓮宗独特のうちわ太鼓を持ってお題目の練習中。しっかりと地元に根付いている本門寺さんです。