嘉義空港から市内へ向かう道路の脇に、
北回帰線標識塔があります。
ここでスタディ。北回帰線とは、北緯23度27分。夏至の日に、太陽はこのラインまで北上し、そして南に下がっていきます。冬至の日には、南回帰線に達します。
日本は北回帰線より北にあるため、太陽は必ず、南にありますね。ところが、北回帰線より南では、太陽が北にくる時があります。つまり、影が南側に落ちるのです。
そして、北回帰線と南回帰線上では、年に1回、その間の地域では年に2回、不思議な現象を体験することができます。
北回帰線では夏至の日、南回帰線では冬至の日、その間の地域では太陽が北回帰線と南回帰線との間を往復するので年2回、太陽が、
頭の真上に来る瞬間があります。
そのとき、
影が消えるのです!・・・ハワイでは、この現象を「ラハイナ・ヌーン」と呼ぶそうです。
訪れたのは、7月20日。夏至から約1ヵ月後でしたが、影は、足元がひとまわり大きくなったくらい。太陽が、ほぼ真上に近い位置にあることがわかります。
ここから、南は熱帯になります。マレーシアやシンガポールには及びませんが、東南アジアの雰囲気が濃くなってきます。