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2023.04.25
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読レポ第932号

「孤独」のちから

著:諸富祥彦

発行:㈱海竜社

はじめ

 私たちは、どこまでも人間関係に気をつかわないわけにいきません。

 社会人の方なら、会社の上司や同僚に。

 学生の方なら、友人たちとの関係に。

 主婦の方なら、ご近所の人間関係や、お姑さんとの関係に。

「あのひちにこうしなくては」

「変なふうに思われたり、嫌われたりしないと……」

そんなふうに気遣いをしているうちに、心の中は、クタクタ、疲れきってしまった、という方も少なくないのではないでしょうか。

 そんなとき、私たちは思わず、心の中でつぶやくのです。

「ああ、ひとりでゆっくりできる時間がほしい……」

「人に気をつかわず、好きに生きていれば、どんなにいいだろう……」と。

 多くの人は内心、そんなふうに思ってはいますが、けれどもやはり、ひとりはさみしいし、ひとりでやっていく自信もない、それでつい、自分を押し殺して、まわりに合わせてしまいます。そうしていつも、同僚や友だち、近所の人など、まわりの人に無理に自分を合わせているうちに、くたびれ果ててしまうのです。

 そんなとき、また、先のつぶやきが心の中で発せられます。

「あぁ、]ひとりでいられれば、どんなに楽だろう。でも、やっぱりひとりはさびしいし……」

 私はこれまで、社会人の方、主婦の方、中高生や大学生、フリーターや引きこもりの方など、多くの方のカウンセリングを行ってきました。そしてそこで「ひとりになりたいけど、なれない」という悩みをお聴きしてきました。

 悩みを訴える人は、孤立したり、仲間外れになることを恐れています。まわりから「友だちのいない人」「つき合いの悪い人」と見られたくない。そのため仕方なく、人間関係の輪の中に入っていき、おしゃべりをして話を合わせます。そのうちますます心が疲れていくのです。

 なぜ私たちは、そんなに無理をしてまで人間関係を維持しようとするのでしょうか。

 こんな面倒くさいなら、いっそのこと、人間関係など切り捨ててしまえばいいのではないでしょうか。

 けれどもそれができないのは、世間では、ひとりでいること、孤独であることに冷ややかな視線が浴びされていることをよく知っているからです。

 私が講演やシンポジウムで「孤独であることは、悪いことではありません」「ひとりになる勇気を持ちましょう」「ひとりでいる力をつければ、自分らしく人生を生きていくことができます」などと言っても、反論される方が少なくありません。

 つい先日も、ひとりや孤独に対する悪いイメージを強くするような事件が二つほど起きました。

 一つは、NHKの報道記者が連続放火を起こした事件。24歳の容疑者は、どうやら人間関係や恋愛がうまくいっていないらしく「絶望感、孤独感に悩み、むしゃくしゃしてやった」と語っているようです。

 もう一つは、たいへん学力の高いある高校生が、毒物で母親を殺害しようとした事件。女子高生は、中高生の時からいじめられ、友だちがおらず、いつも図書館にひとりでいるような子どもだった、といいます。
 私は孤独やひとりに対してする世間のまなざしがますます冷ややかになるのではないか、と危惧しました。「孤独な人間、ひとりでいる人間はやはり危険な存在」という偏見が助長されるのではないかと思ったのです。

 友だちがおらず、としょかんやカウンセリングルームで過ごすことの多い子どもたちが、自分を否定するようになるのではないか、と心配します。

私が、申し上げたいのは、こうした人を苦しめ、追いつめているのは、彼ら彼女らが孤独であるという「事実」ではない、ということです。

 むしろ、「学校で友だちができずにひとりでいたり、職場の人間関係苦しんだり、失恋してひうりになったりするのは、みじめでつらい」という「孤独」や「ひとり」に対するマイナスイメージが、彼ら彼女らを追い込んでいる元凶ではないか、と思うのです。「孤独やひとりはみじめでつらい」というステレオタイプなものの見方が、彼ら彼女らの自己否定をつよめているように思うのです。

 ここで欠けているのは、つぎのようなものの見方だと私は思います。

「孤独やひとりはわるいことではない」

「ひとりでいることは、自分の心と対話し、自分らしく自分をつくっていうくうえで必要なものではないか」

「ひとりでいることができる力は、むしろ、ほかの人との協調性ばかりに重んじてきたこれまでの日本人に欠けている能力である」

 ひとりや孤独を肯定するこのようなモノの見方が、今の日本には必要だと私は思います。このようなものの見方考え方が、とかく周囲に流されがちで自分を見失いがちな今の日本にあって、自分らしい人生を生きるために必要なものではないか、と思うのです。

 人間関係のしがらみにがんじがらめになって疲れきっている人たちの多くは「ひとりでいることがみじめだ」という思い込みに支配されています。

 心の中では「もう人に気にをつかうのはやだ!」「人に合わせるのはもううんざり!」「ひとりになりたい!」と叫んでいるのに、真実の声を押し殺してしまっているのは、「ひとりはみじめ」という思い込みのためです。

 しかし、そういう人にこそ、私はこうお伝えしたいです。

「無理にほかの人といっしょにいる必要はありません。思いきって、ひとりでいることを選びましょう。それがあなたが自分を見失わずに、自分らしく生きていくためのコツなのです」と。

この本を手にとってくださったあなたは、おそならくy『「孤独」のちから』というタイトルの「孤独」という言葉に、ふっと興味をひかれたのではないでしょうか。

 いつも友人や同僚、上司とのつき合い、近所づきあいなどに気をつかって疲れてしまい「あぁ、ひとりでいられれたのしのに」という思いが込み上げてきまて、「孤独」を肯定的にとらえたこの本のタイトルに反応され方もいるかもしれません。

逆に「私は、いつもひとりでいる。孤独だ。今のままじゃつらいし、さみしい」と思っているからこそ、その「孤独」を肯定的に捉えているこの本のタイトルに反応されたという方もいるかもしれません。

 たしかに、人間関係はとても大事なもでのsy。大事なものであるがゆえに、それを維持するために、私たちは多大なエネルギーと時間をつかってきたのでしょう。

 けれども、ちょっぴり振り返っていただきたいです。

 あなたは毎日、家に帰って、自分の部屋に入ったとたん「はアー」とため息をついていませんか?

 それは単に勉強や部活動やアルバイトの疲れからくるものでしょうか?

 もしかしたら、あなたは友だちとただおしゃべりしたり、遊んで帰っただけのときも、同じようにため息をついていませんか?

 あっ、そうかもしれない……。もししんなふに思われたとしたら、あなたの疲れは人間関係に気をつかかいすぎていることによりるものです。

 本書は、知らず知らずのうちにがんがらめになっているほかの人との人間関係について考えをめぐらし「ひとりでいることの大切さ」を見直していく本です。

 そして、「どこで、どのようにしてひとりでいればいいのか」について具体的に方法を紹介することで、自分らしく生きるための手がかりをつかんでもらうてめの本です。」

まず、最初に「ひとにはみじめだ」というステレオタイプなものの見方を批判し、代わりに「ひとりでいることは、自分らしくい人生を生きていくために必要である」という考えを提案します。そして、ひとりでいる力をつければ、どのように人生が変わっていくかを示します。

 次は、結婚、恋愛、独身、職場や学校、ご近所との人間関係などさまざまな悩みについて、私がこれまでお聴きしてきた典型的な悩みをとりあげながら、「ひとりの力」(孤独力)の観点から、ズバリ、お答えしていきます。

 さらに、自分らしい人生を生きるための具体的な方法として、そこに行けば自分らしくいるこちができ、自分と深く対話できる場所=「マイ・スペース」を持つことの大切さを提案します。

 具体的な「マイ・スペース」の見つけ方もくわしく紹介いたします。

 私の考えでは、ここがこの本の最大の魅力です。「マイ・スペース」をみつけられれば、あなたの人生は確実に、一歩、自分らしい人生へと深まっていくからです。

 自分らしい人生を生きるうえで何よりも大切なことは、「深くひとりでいることのできる力」「ひとりで充実した時間を過ごし、自分の心の声に耳を傾けていくことができきる力」(=「孤独力」)を身につけることです。

 人間関係に疲れて、心のどこかで「ひとりになりたいな」と思っている人はたくさんいるはずです。

 本書をお読みになることで、あなたが自分の個性に耳を傾け、少しでも、より自分らしい人生へと踏み出していくことができれば、幸いです。

と著者は述べています。

 この本を私が手にしたのは、著者も言っているよに「孤独」という世間では、マイナスなイメージを連呼していて、みんなは、そのマイナスの連呼に染められいるが、私は孤独はホントにマイナスなのかと思いこの本のタイトルの「孤独のちから」に惹かれてこの本を手にしました。
 その理由は、人間は一人で生まれて、死ぬときも一人で死んでいきます。人生は一貫して孤独といってもいいです。
 人間はときには、一人になりたいときもあります。ひとりになって孤独になっていると昔は怖かった、不安だったりしました。今は人でいることが落ち着くし、自分の感情と向き合うことができるし、もう一人の自分と対話したり、ひとりでいると勝手に自由に妄想するし、イメージするし、この本の著者と対話している錯覚をしています。一方向ですが。

 心が落ち着きます。返って、孤独は心にとってプラスになります。
 人間関係においても、他者は他者、自分は自分と自律した自分の「マイ・スペース」ができて、そこには、だれも侵入できません。自分だけのスペースです。妄想していても他者から否定はされることはないです。覗かれることはありません。心理学者や心理カウンセラーだって、学問や経験から、言っているだけです。誘導した「りする当てづっぽです。(怒られかな?)孤独の力がついていくと自分らしくなれる「マイ・スペース」が育っていきます。

 また、ここで取り上げている、人間関係で、気づかいでクタクタになることが、孤独力がついていくと減少していきます。それは、他者に仲間外れになったり、無視されても、不安とか、焦りとか、心配とかの感情は減少して、気づかせず、自分の感情に蓋をして閉じ込めることが、少なくなります。自分の生きたいように生きる方向になります。
 日本は先輩後輩との行き過ぎた遠慮がありますが、その行き過ぎた遠慮をとりはずにも、孤独力があれば、行き過ぎた遠慮は解消されます。はっきり、先輩に自分の意見や考えを言っても相手が受容をしないのであれば、関係性が薄くなってしまっても、それは相手の問題で、関係性をこちらから、すすりよることせず、手放すことです。

 また、縁があったり時間が経過したりすれば人間関係がでまたできることもあります。人は自分も含めて成長し変化するからです。手放すことができないのは孤独力が弱いからだと思います。自分もそうです。そのためにこの本を手にして孤独の力をつけていきたいです。
 孤独は、人にとって成長できる力になるとおもいます。
 次回から本題にはいります。





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Last updated  2023.04.25 23:13:35
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