立方体万華鏡
立方体万華鏡の作り方についてお問い合わせがありました。ここで回答していいのかな?基本的な作り方は、こちらに詳しいです。http://www.seisan-math.net/turuhara/mangekyo/mangekyo1.htm私が使うのは、アクリルミラー(ポリカーボネートミラー)1mm厚(0.5mm厚でも大丈夫)です。やまざき氏のCUMOSは、表面反射鏡を使い鏡の表面をけがいているように思えますが、アクリルミラーは裏面(青い面)からけがきます。芬陀莉華は、のぞき窓を辺の中心部に空け、対面の辺に蓮華の花を描きます(半分だけ)。のぞき込んだ正面に自分の目が映りこんでしまうので、大きな絵をこの位置にもってきます。ただし、上記の写真は、半面ずつ撮影した写真を合成して、広い範囲を見られるように加工してあります。こちらは、1)鷺の写真を別途用意します。通常の写真用紙を使った場合の光の透過状況がわからなかったので、鷺の写真は、A4コピー用紙に印刷したものを使いました。2)鷺の映像を取り込みたい範囲だけ綿棒にエナメルリムーバーをしみこませたもので、塗装面を大きくぬぐい取ります(鏡を傷つけず、濁らせないようにぬぐい取っていくので忍耐が必要?)。3)ぬぐい取った部分(つまり、鏡でなく単なるアクリル板が露出する部分)に、鷺の写真を裏面から貼り付けます。4)水面に散る桜の花びらは、鉄筆などでけがき、上記の綿棒でめらかな輪郭を出します。その際、鷺の映像を邪魔しないような位置にだけ花びらの映像がくるように位置を工夫します。5)一面にだけ絵を描いても十分万華鏡として機能しますが、より立体的にするには、2面または3面に絵を描いた方がいいようです。ただし、幾何学模様なら同じ強さで絵を描いてもよいようですが、主題のある面とそ例外の面では、絵の分量を変えた方がよいような気がします。参考資料を以下に挙げます。作って遊ぶ!魅惑の万華鏡 照木公子著 辰巳出版(タツミムック, 2007大人の科学 Vol.13 大特集 博士の愛した万華鏡 学習研究社, 2006こんな簡単な説明で大丈夫ですか? m_rotherさん