カテゴリ:着ぐるみを考える
30歳の保健体育が前の2冊に続いて売れている。ここ数年で着ぐるみをはじめた初心者の方はぜひ読んでもらいたい、立ち読みでもいいから。女の子を演じるなら、実際の女の子がどんなものなのか知っておいて損はない。 ニュースではゲームやアニメの猟奇シーンが殺人につながるという話題がよく取り上げられるが、暴力シーンに限った事ではない。アニメの中の女の子はただのモノだ。彼女らの振る舞いやセックスシーンを参考にしてはならない!あれはキャラクターのための演出であって女性のあるべき姿ではない。 遊園地などでのコスプレイベントには多くの一般のお客様が着ぐるみに会いにくる。そのとき、君は「キャラクターとしてお迎えする」事が出来るだろうか?キャラクター以前に「常識を持ち合わせた大人」として家族連れや幼児たちに接する事が出来るだろうか? 例えば自分が着ているキャラクターは「ツンデレ」だから、そういう気持ちで演じます!と言う意識はそれでいいのだが、それはキャラクターを知っている人に対しての「お約束」でしかない。そのキャラをよく知らない人、ましてや少女着ぐるみは全てプリキュアかセーラームーンと認識している人たちに、「この子はツンデレですから」なんていうのは通用しないのだ。遊園地の女の子キャラクターは全員ディズニーランドのミニーやシンデレラのように家族連れに接しなければならないのだ。なぜなら、家族連れはそれが当然だと思っているからだ。 そのためには、キャラクターとしての演技以前に、外見通りの大人の女性として接客する事が要求される。この本には接客の方法は書かれてはいない。しかし、男性として女性にどう接するべきか、女性は何を望んでいるかが書かれている。それをとおして「自分が何をどれだけ知らないのかを」意識してほしい。 もちろん、自宅で着て写真を撮ったり、仲間内での撮影だけなら、綺麗に変身さえ出来ればそれで十分だ。ただ公共の場所に出るなら話は別なのだ。プロのキャラショウでさえ、着ぐるみにしろ、MCにしろ何度も練習し、先輩から教えられ、遊園地のスタッフに準じる対応が出来るように鍛えられる。すべては着ぐるみに会いにきてくれたお客様に喜んでもらうため、そして安全のためだ。 おれキャラショウやったことないし、アマチュアだしどーすればいいのさ?って言う人は更衣室で先輩着ぐるみを見つけたら聞いてみてください。対応の仕方を喜んで教えてくれるはず。 「少女着ぐるみになりたい!」って言う本なら、入門から演技の練習、完全自作まで書かせていただきますよー!全3巻ぐらいになるかなぁ。ああ、まずは企画書か。書かねば。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.03 18:47:52
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