本好きフクスケの乱読日記

2007/04/22(日)17:38

今日は、米澤穂信さんの『氷菓』の感想を。

米澤穂信(4)

古典部シリーズ3作目の『クドリャフカの順番』 〔日記はこちら〕がよかったので、 米澤穂信さんの『氷菓』も読んでみた。 「やらなくていいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に」の省エネがモットーのホータロー。 これからの高校生活も、そうなるはずでしたが・・・。 ホータローや他3人が、廃部寸前だった古典部に入ったいきさつ。 外見から受ける印象は清楚なお嬢様だが、その実、本質は好奇心のかたまりの千反田えるとの出会い。 ホータローの意外な推理力が発揮された、ふとした謎の数々。 そして、33年前の事件の真相を探っていくことになる古典部・・・。 といったあらすじです。 『クドリャフカの順番』とくらべると、前座となるふとした謎共々、推理が弱いかな?という気がします。 もっとも、33年前何があったのかを、不完全な資料から推理するってのが、憶測の域を出ず、条件厳しかったかもしれない。 むしろ、この『氷菓』の見どころは、古典部4人の初見参ってとこにあるでしょうか。 キャラ読みの俺にとっては、この古典部シリーズのキャラは好きなんで、まだ持ってない第2作も読むつもりですけどね^^

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