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カテゴリ:株式投資
今日で2月も終りました。
2月も終盤堅調だったので、皆様のパフォーマンスも まずまずだったのではないでしょうか。 私も目標に届かなかったものの、思ったよりましな成績でした。 私は不動産流動化関連銘柄に大きなウェイトをおいていますが、 いま勢いがあるというのも理由ですが、 一番は成長期と安定期の収益モデルが分かりやすいからです。 簡単にいうとフローからストックに変わる点です。 成長期はどんどん仕事を取ってきて業績を拡大していきますが、 仕事が取れなくなれば、それにあわせて収益も減少します。 フロービジネスです。 しかし不動産流動化の場合は、 デューデリ事業などは数に比例するフロー収入ですが、 不動産ファンド事業は、不動産というストックからの 安定収入が見込めます。 また一度ストックにすると、大きなコストがかからない為、 新規事業を起こしたりしない限り、 財務基盤が安定し、配当余力が大きくなります。 つまり投資家としては、収益構造がシフトすることによって、 成長期では業績拡大に伴う株価上昇を、 安定期では安定収益での高配当を、 期待できるわけです。 (もちろん目論見どおりいかないケースもありますが) こういったことはどの経営者でも考えることで、 例えば私の仕事のIT業界でも、 システム受託開発などのフロービジネスから、 運用・アウトソーシングなどのストックビジネスへと ウェイトをシフトしようとしています。 昔は特定ベンダーの製品でシステムを構成し、 しっかりサポートすることで、ユーザーを囲い込み、 数年毎のシステム再構築の仕事を貰うというモデルでした。 つまりお客様を持っていることが、 次の仕事を生み出す資産(ストック)でした。 しかしオープンシステムになり、オープンソースも出てきている今、 費用対効果にうるさくなったお客様を囲い込むということは 不可能になってきています。 いまはお客様でも次の仕事を契約できるかは分かりません。 そこで開発後の運用・保守やアウトソーシングまで 一括で請け負うという形でお客様の内部に入り込み、 安定した収入を得ようとするストックビジネスを目指すわけです。 (例えは良くないかも知れませんが、 NTTデータが社会保険庁に入り込んでいるように。 まあ一般企業では、あんなふざけた見積りが通ることはありませんが。) しかし皆が同じことを考えると、当然競争が激しくなり、 また「【特集】崩壊するアウトソーシング」ように上手くいっていない所もあります。 一方、企業レベルではなく、 個人レベルでもストックから安定収入が得られるもので、 代表的且つ、多くのお金持ちが行っているのが不動産投資です。 株式投資で得られる収益は、売買益がフロー収入、 配当がストック収入ですが、配当利回りはあまりよくありません。 株の売買はいつもうまく利益が出るかは分かりませんから、 株式投資で安定的に利益を出し続けるというのは難しいものです。 しかし資産を加速的に増やす為には、株式投資は有効な手段です。 なので、株式投資で得た資金を不動産投資に回し、 フローからストックへと個人の収益構造をシフトさせていきます。 まさにそれを実践している個人投資家の方々もいらっしゃいます。 私も早く収益をストックから得られるようになりたいと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/02/28 08:08:36 PM
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