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カテゴリ:雑感
会社が倒産すると、誰が一番困るのでしょうか?
職を失う社員でしょうか? これは違います。 社員は一番保護されています。 給与や退職金を最優先で回収する権利を与えられています。 そして転職すればいいだけの人達です。 では債権者でしょうか? これも違います。 債務超過になっていない限り、債権を回収できます。 一番困るのは、株主です。 全ての債権債務を整理し、残った分を分配することになります。 資産が残らなければ、投資資金は返ってきません。 だれも助けてはくれません。 リスクの度合いは、株主>債権者>社員となります。 株主ほど、リスクを引き受けているということです。 そこで、ニッポン放送やフジテレビの社員の方に 聞いてみたいことがある。 あなた達は本当にリスナー・視聴者を愛しているのかと。 私の仕事はシステムエンジニアだが、 このIT業界は合併・買収なんてよくある話。 たとえ会社がどうなっても、 我々現場のSEが考えることは、顧客のことだ。 いやな経営者に変わったところで、 経営方針が変わったところで、 評価方法が変わったところで、 我々にお給料を払ってくれている顧客を向いて仕事をする。 間違っても、文句ばかり言い、ユーザーを見捨てて 仕事の手を抜くような、無責任で自己中心的なことはしない。 それはプロのすることではない。 あなた達は、もしライブドアに買収されることなったとしたら、 どうするつもりなのか? 間違っても、リスナー・視聴者を見捨てるようなことはしませんよね? 経営者が変わったところで、リスナー・視聴者のために 一生懸命いいサービスを提供する、という姿勢は変わらないはず。 メディアの公共性など、各人思うことは色々あるでしょう。 でもイラクへ行っている自衛官を見て下さい。 彼らは個人的に納得して行っていると思いますか? 国民の大多数が反対し、法整備も不十分の中、 一部の政治家の考えだけで決定した派遣に、 自分達が出来ることを全力をあげて取り組んでいます。 本当にプロ意識を持って、リスナー・視聴者の事を思って 仕事をしているのであれば、 反対声明を上げる前に、まずやるべきことは、 「だれに経営者が変わっても、我々は今までよりもっと良い公共サービスを 全力で提供し続けます。だからご安心下さい。」 といって、リスナー・視聴者を安心させることではないのだろうか。 少なくとも、私の職業ではそうだ。 この人となら仕事が出来るが、この人とは仕事ができない。 気持ちはわかるが、それはプロではない。 学生と同じ、仲良しクラブだ。 リスクを背負っていない上場企業の社員が、 株主を云々言ってそれをしてはいけない。 楽しい仕事なんてものはなく、楽しく仕事をするかどうかだけ。 公共性を訴えるなら、プロ意識をもっと持ってもらいたい。 なぜ自分達を貶めるような発言しかできないのか、 私には全く理解できない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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