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カテゴリ:株式投資
JASDAQ上場 決算月:3月 時価総額:約58億円
http://www.nichidai.jp/ 「ネットシェイプの総合製造サービス業」を目指す、 自動車向けが7割の独立系金型メーカー。 主にエンジン、トランスミッション、ギアなど、 自動車部品の成形に使われる精密鍛造金型で国内シェアトップ。 従来の切削加工・熱間鍛造・鋳造といった部品製造方法ではなく、 素材を加熱せず、必要最小限の材料・エネルギーで成形する ネットシェイプ技術が特徴。 精密鍛造・アッセンブリは、 各種ギア等自動車部品、エアコン用スクロールコンプレッサー部品等を、 フィルタは、石油化学、医薬品、食品、原子力などの分野で使用される 焼結金網フィルタの製造を行う。 売上比率は、金型68、精密鍛造・アッセンブリ23、フィルタ9。 海外売上比率は11.2%。 連結子会社は、前期から分社したニチダイフィルタと、 NICHIDAI AMERICA CORPORATIONがある。 配当は安定配当の継続で1株15円。 平成17年3月期の業績は、 システム販売の落ち込みと、カーエアコン用スクロール鍛造品の不振で、 中間期では前年同月期比で減収減益だったが、 利益率の高い金型の需要が好調であることと、 分社したニチダイフィルタの原価低減効果、 9月から量産開始したVGターボノズルアッシーによる収益増加で、 前期比で増収増益を達成。 平成18年3月期も、増収増益を計画。
財務内容は表面上、良くない。 当座比率は30%を割り込み、債務償還年数も11年となっている。 また売上高の4.7%増に対し、売掛債権は15.9%増加。 棚卸資産は80.5%も急増している。 売上債権回転期間も117日と長く、 在庫資産回転期間も0.92月から1.61月へ悪化している。 しかしこれはVGターボノズルアッシー量産開始によるもの。 受注残は、63.8%増となっており、 棚卸受注比率は0.52倍と、受注残に対し在庫量が約半分の状態。
<事業トピックス> 三菱重工向けにVGターボノズルアッシーの量産開始 ニチダイ:VGターボノズルアッシー量産開始のお知らせ[pdf] 三菱重工:車両用ターボチャージャー需要急増 年産200万台体制確立へ 今期の見通しについて、 金型事業は、好調な自動車産業の恩恵を受けて、 北米・アジア市場の開拓を推進し、引き続き堅調。 (5.8%増の計画) 部品事業は、スクロールコンプレッサーは横ばいも、 欧州でのディーゼル化の加速とVGターボチャージャー採用機種増加により、 アッセンブル部品の急激な生産拡大が期待でき、大幅な増収増益が見込める。 (54.3%増の計画) リスク要因としては、NACの黒字化計画の動向と、 大きく依存している三菱重工のVGターボチャージャー戦略動向、 欧州でのディーゼルエンジン化の動向などが挙げられます。 前期末 EPS:44円11銭 BPS:579円20銭 PER:16.8倍(株価740円) 真のPER:(時価総額-現金+負債)/当期利益:32.8倍 PBR:1.28倍(株価740円) 年間配当利回り:2.03%(株価740円) 今期会社予想 EPS:58円26銭 PER:12.7(株価740円) 【My Investment Strategy】 続きは(2)へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/04/29 03:10:20 PM
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