|
カテゴリ:株式投資
今月の投資パフォーマンスは皆様良かったのではないでしょうか。
私も4月5月の不調を取り戻しました。 さて、書くのが遅くなりましたが、 今週月曜日は午前半休を取って、 日本風力開発の株主総会に出席してきました。 日程的に平日で出席できそうなのは、この企業だけでした。 日本風力開発は初めての出席。 第一ホテル東京で行われ、 参加人数は40名ちょっとといった感じでしたでしょうか。 会場は総会用と休憩用の2つに仕切られており、 最初、休憩用の円卓に案内され、お茶とお菓子を頂きました。 そして程なく総会会場に移動し、株主総会が始まりました。 会社側出席者は、地球温暖化防止運動の一環のクールビズで、 ノー上着&ノーネクタイの格好でした。 (全くの余談ですが、ボタンダウンシャツが絶好調らしいですね。 クール・ビズで熱いシャツ売り場 2年前の在庫がさばけるというのはなんとも) 代表取締役の塚脇正幸社長は、「ポッチャリ系の愛想の良いおっちゃん」 という印象を持ちました。 (質疑応答でも形式的な話ではなく、自分の言葉で語られていました) 塚脇社長による営業報告は形式通り。 株主からの質疑応答は、あまり大した質問が出ませんでした。 私はもっとベビーな方がいるのかなと期待しており、 事前に質問を考えていませんでしたので、慌ててしまいました。 出た質問 (1)発電所施設における鳥の衝突事故について 実績としては今まで1件も発生していない。 計画段階で、「渡り」と「猛禽類」の調査を行い、 衝突事故発生の可能性のある場所は除外している。 (2)中期戦略について 「2010年 300万kW」の政府目標に沿った形で考える。 日本全体で現在95万kWで、建設中が約45万kW。 残り5年で約160万kWをどう作っていくか、大きな課題が3つある。 1つは日本の電力会社10社は、電力安定供給のため、 電圧と周波数について制約を負わされている。 この為、風況のよい北海道や東北ばかりに風力発電施設を作っても、 電圧と周波数の制約で系統連係できないため、中国地方など まだ余力のある地域に風力発電施設をつくる必要がある。 (日本風力開発は大山ウィンドファームで中国地方に進出済み) 2つ目は、風力発電は風まかせの発電なので、供給が不安定。 その為、電力会社としては最大時を想定して 系統連係を制限しなければならない。 しかしその様な状況になるのはレアケースなので、 最初から繋げないのではなく、そういう状況になった時、 切り離す方式にして、系統連係できるものは全て繋げられるようにする。 3つ目は、電力需要は昼間大きく、夜小さい。 風力発電は風まかせなので、その制御ができない。 これは蓄電池を設置して、夜間発電した電気を溜めておき、 昼間に風力発電した電気と合わせて安定供給させる方式を採用する。 (日本風力開発が経済産業省に提案) (3)風力発電機の販売における子会社とそれ以外の内訳について 前期風力発電機を1500kWタイプ31基、タワー20セットを販売。 子会社以外にも販売するし、子会社が日本風力開発以外から 購入することもあり得る。 風力発電施設を建設する際、必要なスペック・要件を出すが、 それを満たす風車であれば他社から購入しても構わない。 ただ現状、実績や保守要件なども考え、他社からの購入に至っていない。 (4)投資単位について <どうでもいいので聞いていませんでした・・・> (5)事業展開(海外)について 風況だけを見れば、例えば中国やモンゴルなど好条件に見える地域がある。 ただ風力発電事業というのは、電力を売った売電収入で 投資資金を回収する事業なので、いくら風況がよくても、 それが売電収入に繋がらなくては事業として成り立たない。 (風力発電事業会社の売掛金は全て電力会社に対してのもの) 電気の販売先の電力会社が倒産してしまったり、法改正などがあり、 売電収入が思うように得られなくなるリスクも考慮する必要がある。 そういったことを総合的に見て、展開を考えている。 (6)IR関連費用1200万円の内訳と、 費用をかけずにできるIR(HPの充実etc)について(私が質問) (国策に沿った事業の為、一企業の営業情報だけでなく、 もっと風力発電に関する情報を発信するべきではないかというもの) IR関連費用1200万円の内訳は、会社説明会、資料作成、アンケートなど。 HPの充実は検討します。 (7)会社形態について 将来、子会社を連結から完全分離するなどいろいろなオプションはある。 議案は、利益処分案と監査役選任だけで、あっさり承認。 時間は1時間程度でした。 終わった後に気がついたのですが、 取締役が何ももしゃべらずに総会が終わってしまったので、 名前と顔を一致させるためにも、一言ずつ挨拶してもらえばよかったです。 うっかりしていました。 調べていたら、株主総会でこんなサイトがありました。 株主総会概況 時間を見ると、年々長くなっているのが分かります。 中部電力は3時間37分、経営陣も株主も大変ですね。 でも新立川航空機は27分・・・シャンシャンですか。 (資料提供が(有)真報社となっていますが、 どうやって情報を集めているのでしょうか。 漏れているものもありますが。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/06/30 07:47:03 PM
コメント(0) | コメントを書く
[株式投資] カテゴリの最新記事
|