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カテゴリ:雑感
原油先物が高値を更新しています。
・NY原油、時間外取引で70ドル突破・ハリケーンで供給不安 ・ドバイ原油、最高値を更新・東京原油市場 よく知られている様に、アメリカの製油所は この数十年間、新しく建設されていません。 なので、数はずっと減少しています。 改修や稼働率を上げて、処理量を維持してきましたが、 最近の需要増に供給が追いつかなくなっています。 またハリケーンなどの災害や事故等で、 施設が停止すると大きな影響が出るようになっています。 ではなぜ、新規に製油所を建設しないのでしょうか。 当然、いくつかの民間企業がそういう計画を立てたそうです。 しかし実現せずに今日に至ります。 なぜかというと、あまり知られていないのは、 アメリカでは、水に関しては、陸軍が管理しており、 製油所は大量の水を使用するため、 陸軍からの許可が下りない、というのが現実だそうです。 こういったことから、 相当な原油高になってから、自国の石油を使うという米国の陰謀がある、 などと言われているのかも知れません。 世界の原油の確認埋蔵量は、 富士山を逆さにした「おちょこ1杯分」にもならない、 という話もありますが、 原油埋蔵量のコンセンサスは、時代と共にどんどん変わってきています。 代替エネルギー開発も徐々にですが進んでいます。 そして地球温暖化などの環境問題への危機感が、 その後押しをしています。 しかし実需以外に投機的なマネーの流入もあり、 原油先物の動きは落ち着きがありません。 大前研一さんが言うところの「マルチプル経済」ということでしょうか。 余談ですが、原油高でガソリンの値段も上がっていますが、 高速のスタンドのガソリン価格は毎月固定の単価だそうで、 通常は割高なのが、いまは相対的に割安になっているそうです。 ちなみに8月は1リットル125円だそうです。 もうすぐ8月も終わりですけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/08/29 09:21:39 PM
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