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カテゴリ:雑感
最近気付いたのですが、
イー・トレード証券で、お客様向けコミュニティサイト開設について、 1/31にプレスリリースが出ていました。 当社のお客様向けコミュニティサイト開設に向けた取組みについて ~SBIホールディングスと共同で立ち上げに向けた取組みを開始~ ネット上の掲示板サイトや、 またここ1年ほど、MixiなどのSNSサービスが急拡大していますが、 「コミュニティ」というのが1つのキーワードになっているようです。 一人でやって、一人で結果を出して、一人で満足する。 そういう時代ではなく、それを誰かと共有したい、 と思う人が増えているということでしょうか。 そんなことを考えているとき、偶然こんなサイトを見つけました。 みんなと同じゲームをプレイし、みんなと同じ感想を持つゲーマーが勝ち組 私はゲームはしないのですが、 いま大人気らしいゲームのディレクターの言葉が紹介されています。 『ゲームっていうのはゲームそのものを楽しむより、 ゲームの体験を人と話すのが楽しいんです。 もう、「1人でゲームやって、クリアして、おもしろかった」 という時代は終わったと思います。』 ゲームそのものの面白さで満足するだけでなく、 面白かったなら「面白かった」と言える場や友人が欲しい、 そう思ってしまうのもまた必然ということでしょう。 『ゲームの面白さが、「ゲームの面白さ」単体で決まるのではなく、 「ゲームの面白さ」+「ゲームの体験を人と話す楽しさ」 の合計で決まり、しかも「ゲームの体験を人と話す楽しさ」の方が上、 ということであれば、もうそうならざるを得ないじゃないか。 勝ち組になりたいのであれば、多数派が選ぶゲームをプレイし、 多数派と同じ感想を持つこと。 これが唯一にして絶対の「正解」ということだ。』 Blogなどで簡単に個人が情報発信することができるようになり、 マイノリティーな意見や考えも、日の目を見ることが多くなりましたが、 しかしそれでもマジョリティーな「コミュニティ」では、 排斥対象になってしまいます。 いや、そんな少数派でも同じ仲間を見つけられ、 「コミュニティ」を築くことができる、 それがSNSの本来の姿なのでしょう。 美人投票じゃないですが、 株式投資においても、自分ひとりが「この企業はいい企業だ!」と 思っていても、マーケットが評価しなければ、株価は反応しません。 いま何が注目されているのか、重視されているのか、 これを無視しても一人相撲です。 しかし同時に、皆と同じ行動を取っているだけでは、 儲けることはできません。 またマーケットにおいては、人数ではなく、 資金量がものをいいます。 普通の個人投資家が束になっても、 機関投資家の動き一つで流れは簡単に変わります。 そうするとそれに便乗するものも現れます。 そうして「ミスターマーケット」に翻弄され続け、 成績が残せない投資家が出てくるわけです。 なので、長期スパンの投資を心がけ、 目先の株価変動に惑わされないように、 または時価ではなく企業価値に着目しようと、 いろいろ考えるわけです。 そしてそのストレスを和らげるために「コミュニティ」を活用する。 しかし、そのコミュニティがメジャーになればなるほど、 多くの人と同じ考え・行動に繋がる結果となり、 結果、投資では儲かる確率が減っていく。 DAIBOUCHOUの超成長株ブログ > okenzumoさんがちょっと心配。 『投資家は、人に嫌われるべきだと思ってます。人と違う判断をしてこそ投資家なんだから、人が同調する訳が無いんです。』 人の心が求める「コミュニティ」との矛盾。 ここらあたりのバランス感覚が優れた人が、 長期にわたって勝ち続けることができるのだと思います。 なにか取留めもなく書き出したら、収拾がつかなくなってきました。 他にも色々ありましたが、ここらへんで終わりにしたいと思います。 で今、ふとyahooを見ると、こんな記事が・・・ アサヒビールがカゴメの筆頭株主に、資本・業務提携を締結 『カゴメは第三者割当増資に伴い、発行済み株式総数の約11%にあたる1000万株の新株を発行する。』 11%ですか、でかい増資ですね。 株主には「業務提携Onky + 借入」の場合と比較した説明がほしいですね。 攻めに出たということでしょうが、マーケットはどう評価するでしょうか。 優待狙いの個人投資家は無視かな・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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