先日買った中折れハットと馬術競技用のドレッサージュハット。
ドレッサージュハットは断捨離せず記念に取ってあるけど、今や靴下にゃんこの巣♪
♡ 楽市でも買えるドレッサージュハット。
だけど私の現役時代とほとんど値段が変わっていないって、あの頃どんだけ(*_*;
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列車にて 遠く見ている向日葵は少年のふる帽子のごとし 寺山修司
蕎麦の花しろくゆれおりこの夏はあんな感じの帽子を買おう 中畑智恵
愚かしき夏 われよりも馬車馬が先に麥藁帽子かむりて 塚本邦雄
どの帽子を注文しよう 今の気分にしっくり来るのが二番目かな だから白いパナマハットにした。
でもあんな感じって、どんな帽子なのかマッド・ハッター氏にわかるのかね。
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夏帽子でなく冬帽子の歌 季節違いの注文 季(気)が違っている注文こそマッド・ハッターにふさわしい。
ふるさとびとのかぶるラッコの毛の帽子わが恋人も老いてかぶらん 中城ふみ子
作者の命は恋人よりも短かかったはず。逝く人の悲しみと取り残される人の遣る瀬無さ。真夏の死を迎えることもなく歳を重ねていく者は重い時間の冠をかぶる。