|
カテゴリ:演劇・その他舞台
2月4日 18:00
節分の翌日だけど恵方巻食べるよりも、天魔の部屋で夢見酒に酔いたい。 9列センターで観劇。 7列目に空席があったおかげが視界を遮られず、天守閣から眺めるようなこれまでにない見晴らしの良さ。 ![]() 一幕目 無界の階段に腰掛け損なって一段ずり落ちた蘭が、横座りの姿勢のまましばし耐えるという珍事(椿事?) が出態。 行儀が悪いんだか色っぽいんだかわからんわ。あのお姿。 二幕目 天魔の間の蘭の台詞「満更悪い話ではなかろう」という箇所を 「ま・る ------------------------まんざらわるいはなしではなかろう」 と、噛んですぐに喋り直せず、しばし空白期間。 痛恨のいいまつがい。 お蘭のお難儀特集でしたが、やっぱお疲れなのか。 とはいえ、天を相手の殺陣は微塵の疲れも感じさせない切れ味で眼福でしたわ。 回を重ねるごとに、上弦天蘭コンビ、いよ、御両人♪って雰囲気になってるなあ。 贋鉄斎の庵 この日はやられっぱなしではなくて、捨が玄翁を奪って贋に反撃。 身体の花を弄られて「花は敏感なんだ」と贋鉄斎。 アドリブに長くかかり過ぎて、捨が去ろうとすると「今夜は帰さん!!」 と、女性週刊誌への皮肉とも取れる突っ込み。ハエやハイエナはおちょくってよし。 上弦贋、下弦贋に比べて物足りなく思っていたんだけど、日ごとに楽しさを増していく。 百人斬り 安定のスローテンポ。刀は2回投げるだけ。 それだけに切った敵の数も少ない?安全第一無事故で行こうで、このまんまなんだろうな。 アオのときのようなこのシーンの楽しみはもはや諦め。 まっ仕方がないか。 その代わりと言わぬばかりに、六天斬りが見違えるように良くなっていた。 捨の動きに切れがあり、天との呼吸がぴったり会って淀みなく立ち会い、ほぼ完璧な仕上がり。 此処に来てようやく捨の剣が天に届いたか、という達成感と満足感が観る側にもあった。 その他もろもろ、見晴らしが良い席のお陰で、大筋と離れた小芝居も注目できたのが楽しかった。 お気に入りのキャラの剣布が「天魔王様~♪」と語りかけるときの蕩けそうな口調とか、敵にはドS な彼女が、天の人間椅子になって腰掛けられてるときの、恍惚とした表情を浮かべているとことか。 かなり仔細に観察した。 華奢で小柄な生駒と、長身でグラマラスな剣布のそれぞれの天魔王へのぞっこんぷりの対比が面白い。 彼女たちともあと二回会える予定♪ 誰も井戸の底を覗いてないこと前提で、例のごとく極私的偏見を独白してみる。 極楽と兵庫と狸穴が登場する場面に、その芝居に、いつも私は酔えない。 太夫というよりやり手に見えるガサガサしいた居住まいの遊女に、年の差を越えてぞっこんで、ワチャワチャ騒いで言い寄ってる男ってピンとこない。 極楽と兵庫はあまり重視してないからいいんだけど、ルーチンワークで演じてるみたいな味気のなさの狸穴はなんだかなあ。 この三者への批判はしてはならないお約束でもありそうな雰囲気も不思議。 流石ベテランとか、貫禄があるとか、存在感を示すとかいう褒め言葉は、此方の感性が鈍いからか、観る目が節穴だからなのか私の脳内にはまったく響いてきません。 などと、tweet出来ないようなことを追記したので妄言多謝。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.02.10 21:04:12
コメント(0) | コメントを書く
[演劇・その他舞台] カテゴリの最新記事
|