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カテゴリ:演劇・その他舞台
2月18日 18:00 髑髏城の七人
![]() 何度乗っても好きになれないゆりかもめに揺られて 最後から二番目の登城 ![]() 客席開場前はロビーの窓枠に腰掛けて一息 ロビーに椅子が少なすぎてもはや此処が指定席 上弦の月前楽、9列目下手で観劇 思えば遠くに来たもんだ。 此処に来てようやく捨天蘭以外の人物、兵極狸の関係性が腑に落ちた感。 そうでなくちゃ困るし、この期に及んであら捜しするために芝居見てるわけでもないし。 捨もただ声を張って遠くに投げるのに懸命なだけでなく、感情の機微を言葉に乗せて喋れるようになったかな。 殺陣や立ち回りも、省エネせずにより多く動こうとしているのが見える。 ラスト本水の立ち回り、斬りかかるだけじゃなくて敵に飛び蹴りしたりしてまで。 やっぱ、君はいい子だね? 捨の中の人。 お楽しみの贋鉄斎ルーム 玄翁攻撃に胸は「ガード」じゃなくて「バリアー」で守備になった。 それ新しい化学兵器か? フィギアネタで「四回転ターン」って飛び跳ねる捨に 贋が「回ってないじゃないか 両足着いてるし」と突っ込み。 うん、先日言ったようにに捨、ターン得意じゃなさそう。 捨がLine送っても忙しくて見ない贋、それじゃ意味なくね? 本筋わからなくなるくらいアドリブの末 「おかげで昼間と夜とで俺の声はこんなに違うんだ」 てか、贋鉄斎の台詞、ここのアドリブの部分が一番多いんですが 千穐楽これより長アドリブになったらどうすんの。 それからの、もはや蜜月状態の天蘭デュオの芝居を堪能してクライマックスへ。 百人斬りは霧がよく動き、良く刀を捨てに渡し、捨はその分沢山動いて大勢斬った。 一時失敗を恐れて短く切り上げてたこの場面への不滿が払拭された。 このまま細工は粒々、最後の仕上げの六天斬りを御覧じろと来るかと思いきや、想定外のアクシデント。 捨が渾身の気迫を漲らせて天に立ち向かって、それを絶妙に天が受けてるのが伝わって、斬り合う手数も増していて、第四天まで天魔の鎧を斬り込んだところで えっ、えっ斬鎧剣が抜けないいぃぃーーーーーーーー 兜率天から持ち替えた夜摩天の剣が抜けなくて手間取ってるうちに、音響とずれて 台詞もとんだ(と思う) 天もアクシデントに気付いて、咄嗟の判断でカバー、刀取り替えず続けたけど、 鎧の胸当てと一緒にマントまで剥いでしまう。 天はマント無しでも捨と立ち回り続け、ともあれ殺陣を一度も止めずに終えることは出来た。 この回、抜かずの兵庫ならぬ抜けずの捨之介になってしまったけど、天の対応力に助けられたー。 やっぱ六天斬りには魔が潜むのね。 大詰めでは捨の雪駄の鼻緒が切れてしまったりもして、でもこのとき捨はボロボロになってるから、演出の一部として誤魔化しが効くので、大した瑕疵とは見えなかった。 あれやこれや、髑髏城そのものが伏魔殿、跳梁跋扈する魔に遭遇しまくった前楽だったわ。 ![]() 髑髏城で待っている月兎仮面? あともう一回、会いに来るよ ![]() 髑髏城謹製酒種餡パンを食べながら 贋鉄斎のアドリブよりも長いチラ裏を書いてしまった そういえば年配の御婦人が、一人渋い黒の和服姿で登城してるのが目を引いた。 なんか、歌舞伎座や演舞場に通ってた頃を思い出したわ。 「髑髏城の七人 歌舞伎NEXT」やらないかしら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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