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テーマ:ミステリはお好き?(1454)
カテゴリ:Mystery
(Ⅰ)
突如警察署に現れた、何者かの返り血を浴びた記憶喪失の青年。 彼が口にした言葉「ラザロ」は何を意味するのか。 美波紗和刑事は元精神科医の警部久賀瑛人に協力して、この謎の人物の正体を突き止めようとするうちに廃屋での殺人事件に巻き込まれる。 一方紗和の同寮白井はキャバ嬢ナミに請われて、ナミの行方不明のルームメイト、ミオの捜索を行っていた。 ミオ実は玲というその人物こそ、廃屋殺人の犠牲者らしい......... (Ⅱ) ミステリー作家月島理生は友人長門学と一緒に、湖畔のペンションで行わるゲームイベントに参加した。 彼ら以外の参加者は6人。 その中には玲と名乗る女性が含まれており、月島は彼女に心惹かれた。 しかし壁にカラヴァッジョの「ラザロの復活」が飾られたその館で、ゲームならぬ現実の殺人がおきてしまう。 参加者はひとり、またひとりと殺されていき、ついに玲までが.......... ------------------- 休日なのでちょっと休憩。 休憩中、ネタバレなしでチラ裏は書けない自分に気づいたので晒してしまおう。 ちなみに犯人名まではバラしていませんので、誰が見ていようと見ていまいとかまうものかの精神で。 : : : 記憶喪失の青年は誰なのか、失踪したミオとは誰なのか、廃屋で殺されたのは誰でその犯人は誰か そして、何よりもゲームイベントの連続殺人の犯人は誰なのか フーダニットの釣瓶打ちのような展開に目がはなせなずに一気読みしたものの....... うーーーんん、この作者は多重人格障害のテーマがお家芸なの? まさか柳の下に泥鰌はいないものと、その可能性は排除して読んだら肩透かし。 やっぱりそっちか。 一◯◯役、自◯自◯を匂わせる記述は文中にあるので、アンフェアとは言えない。 視点漏れする此方が間抜け。 だけど、ⅠのパートとⅡのパートに二段構えに仕掛けられた◯◯〇〇トリックには中々気付けないだろうから、その凝った伏線を仕込む発想はお見事だと思う。 少なくとも私は騙された.。 このテーマで描けば、どんな荒唐無稽なプロットや犯行動機も力技で有りにしてしまう の批判も、もっともだとは思けれど 私としてはゲーム感覚で当たらない謎解きを楽しんだので良しとしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.09 21:58:31
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