わが国を含め、世界中の音楽業界が不振にあえぐ中、イギリスの音楽業界の業績が好調というニュース。
イギリスレコード協会(BPI)が先週発表した、2003年のアルバム売り上げは金額ベースで2.1%増加して11億ポンドを記録した。
大手食料品チェーン店や大手音楽小売店は、ヒットチャートの上位を占めるCDを1枚10ポンド(約2000円)以下で販売していて、これがCDの売り上げ増加につながったらしい。
一概に日本の状況と比較はできないが、価格が高いうえ、再生システムに悪い影響ばかり与えるCCCDを買わせている日本の音楽産業とはえらい違いだと思う。
ネットを利用した違法ダウンロード、ビデオ・ゲームやDVDの人気に押され、ここ5年、世界中のCDアルバムとシングルの売り上げは減少しているなかでのイギリスの健闘は立派だと思う。
逆輸入CDの価格を上げてまでも国内産業を守るのではなく、コストダウンと経営努力で、国内盤を買わせたいと消費者に思わせることができる、魅力的なCDをリリースしてもらいたい。
そういう意味では、良質の紙ジャケシリーズなどは、ある意味、コレクターにとっては魅力なのだが、メーカーによっては価格が高すぎる。名前はあげないが、クイーンの紙ジャケ再発盤(各2600円)は高すぎましたよん。(あ、バラしちゃった。)
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