散歩道

地元に帰ってきて、散々な思いをしている気がする。

もちろん全ての時間がつまらないわけでも、継続的に嫌な事があり続けるわけでもないけれども。

ただ、元から気が乗らずに来たこともあって、ちょっとしたことすら傷心に感じてしまう。


べったりと。

べったりと何かに甘えていたい。

寄りかかって、潰しそうになるほど脱力していたい。

そういう対象をずっと求めているのだと思う。

私を楽にしてくれる、そんな何かを。



お酒は当分飲まなくていい。

二日続けて結構な量を飲んで、酔っ払っているのに素直に快楽に浸っていない時、そう思った。