コーディネート状況の解説
今回の骨髄バンクニュースでの数値(9月までの累計)に付いて、少しだけですが解説します。
ドナー登録者数 328,792人
HLA適合ドナー数 137,680人
確認検査済みドナー 44,120人
最終同意移植日程調整9,212組
移植実施数 7,738例
です。
ドナー登録した人の約42%が患者さんとHLAが適合していました。
ただし、実際には重複した人数でもあり、確認検査に進む事が出来るのは患者1名に付き最高5名までです。
確認検査まで進んだドナー登録者は約13.4%ですが、HLA適合ドナーの約32%になります。
これに重複した人数も含まれますが、確認検査を多くのドナーが受けた事になります。
(健康上の等の理由で、検査未了で中止になる場合もあります)
移植のための最終同意を済まされたドナーは、登録者の約2.8% 適合ドナーの6.7%しかいませんが、確認検査済みドナーの約21%になります。
前述の様に、患者1名に対して最高5名までがコーディネートの対象になり、最終同意はその内の1名を選ぶ行為でもありますから、理論上(患者全てが5人コーディネートの場合)は最高で20%になりますので、かなり高い確率で最終同意をされているのかも知れません。
移植実施に至った割合はドナー登録者の約2.4% 確認検査済みドナーの17.5%になり、確認検査を受けたドナーの約6人に1人が提供された事になります。
数値的に言えるのは、確認検査を受けられた方の多くは提供同意をされているが、適合通知の段階で連絡が取れなかったり、健康上や都合上の問題で断念されるケースも多くあり、患者サイドは複数回登録をし直します事が起きている様です。
まだまだ、メンバーが足りないと言う事でしょうか。