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投資の真髄 ~偉大な投資家の言葉に学ぶ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〔 第10号 2006/09/28 〕 556部発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【main contents】 買い手であり続ける ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 最近、どうも市場に活気がなく、 個人投資家のブログの更新頻度も少なめなような気がしますね。 今回は、バフェットが投資家が相場に対して どういう態度をとり続けていけばよいかを 語っているところを紹介します。 ───────────────────────────────―――― 生涯を通じて株を買い続けるような投資家は、 マーケットの変動に合わせて投資態度を変化させるべきです。 しかし、株価が上がれば上機嫌になり下がれば落ち込むような、 非論理的な投資家が多いのが現状です。 その彼らも食品価格には理をわきまえた反応を示します。 というのは、食品については一生買い手であり続けることが 分かっているので、値下げは歓迎し、値上げは嫌うのです (食品価格の下落を嘆くのは売り手のほうです)。 (『バフェットからの手紙』パンローリング刊) ───────────────────────────────―――― ここで、バフェットは売り手と買い手を対比させて、 非論理的な投資家を説明しています。 たとえば、スーパーでお肉を買う場合、 私たちは価格が下がれば喜び、 上がれば嫌がります。 しかし、株の場合、多くの人が逆の反応をしてしまいます。 株が上がっていれば上機嫌になり、 下がっていれば不機嫌になるのです。 これは、投資家が「生涯を通じて株を買い続ける」 自覚がないために起こります。 株式投資を続けていく限り、 「売り手」の立場になってしまってはいけないのです。 いつでも投資家には、安く買えるときにこそ チャンスがあるのであり、 高くしか買えないときにはチャンスは少ないのです。 確かに持ち株の株価が下がれば、含み益は減って、 マイナスになることもあるでしょう。 しかし、世界一の投資家で、あれほど巨大な 資産を誇るバフェットですら、株価が下がることを むしろ歓迎しているのです。 比べてみれば、明らかに少ない資産を運用している 投資家が目先の資産の減少だけで 右往左往してしまうのは合理的とはいえません。 あなたが、老後で引退後の資産を運用しているのでない限り、 株価の下落はいつでも将来の大きなチャンスを 提供してくれているのです。 もしあなたが投資の初心者で、 「生涯を通じて株を買い続ける」信念ができていないのなら、 フルインベストメント、つまりキャッシュポジションを 持たずに全額投資することは、避けたほうが無難です。 フルインベストメントしてしまえば、 「売り手」にならざるをえません。 ある程度のキャッシュポジションを残しておけば、 あなたは「買い手」であり続けることがたやすくなるでしょう。 そもそも商売をしている人は別として、 私たちは買うことには慣れていても、 売ることには慣れていないと思います。 慣れてない「売り手」になって、 平常心を保つことは難しいのではないでしょうか。 消費活動でそうであるように、 株式投資でも常に「賢い買い手」であること。 それができれば、必ずや大きな資産を築けると思います。 ----------------------------------------------------------------------- 【本日の関連文献】 ----------------------------------------------------------------------- ■ バフェットからの手紙(ローレンス・カニンガム) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月15日 21時58分41秒
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