|
カテゴリ:カテゴリ未分類
* * * * *
エスキモー族は、インディアンのうちでは一番後にアメリカに到着し、その文化は、シベリアからグリーンランドまでもの広がりを持っていたとされる。 エスキモー族には、(インディアン系では希有で)種族全体を統一する組織がなかった。 あったのはクジラ漁をしたり、トナカイの狩りをしたりする時に作られる、共同作業の集団であった。 このような経済活動に基礎を置く集団は、どれに属してはならないというような規則はなく、個人の自由が大幅に認められていた。 内陸でトナカイをおっていた者が、海岸の集団に移ることもあり、その逆もあった。 『アメリカ・インディアン』青木晴夫著 * * * * * 彼等の中で、権力者と呼ばれる者の尺度は女性で決まっていた。 つまり、女性を通じて人を動かす影響力を持っている者がそれに値した。 その背景には、社会での力関係の拡張=自己勢力圏の拡大の意図があり、結婚を味方の増加目的とするものがあった。 また、結婚は一夫一妻とは限らず、一夫多妻も多夫一妻もあった。 若い男女がセックスの関係を結び、お互いに充足した時に結婚が成り立つとされた。(しかし、子どもができるまでは正式に決まったものとは考えられなかった。) そして、二人の間に不和が生じたときは、簡単に離婚は成立した。 時として若い男の妻を、年上の男が盗むことがあった。 このような場合、妻を取りかえす為には、親族の応援による力関係の逆転が必要で、これが不可能の時、妻は年上の男の第二もしくは第三の妻となってとどまった。 また、更年期がすぎると、女は魔法を使うことができると信じられていて、その力で熟女が若男を夫にすることができた。 この夫が、後に別の女と結婚して、一夫二妻になることもあるが、一家の力(労働力)を増加することになる為、一番目の妻は反対することはない。 『アメリカ・インディアン』青木晴夫著 * * * * * 財産を失っても痛手は少ない。 健康を失うと痛手は大きい。 勇気を失うと、それこそ取り返しがつかない。 カーネギー名言集 * * * * * お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|