図書館で借りた本を読みました。
とっさのときにすぐ護れる 女性のための護身術【電子書籍】[ 伊藤祐靖 ]
本をなかなか読めていなかったため、
リハビリと称して軽めの本を選ぼうと思い
(内容的には難しい、残酷なものを避け
重量的には薄く文字数の少ないものを選ぶ)
最初は空手の本にしようと探していたのですが
こちらが目に留まったので。
膝は一応完治していますが(靭帯損傷、手術済)
まだ3月までは激しい運動はできないので
空手のこともそれ以降でいいかな、と。
我が家の可愛い娘に教えるつもりで借りました。
筆者の伊藤祐靖さんは元海上自衛官で、
特別警務隊(特殊部隊)の創設に尽力された方。
現在は軍事コンサルタントをされているそうです。
「護身術」と「特殊戦闘術」には大きな隔たりが。
護身…自らの身を守る
戦闘…自らを顧みず任務を達成する
犯罪被害者の女性の話を聞いて護身術講座を主宰。
↑これ、空手もそうなのですが。
「攻撃は最大の防御」という発想はあるものの
空手を習えば犯罪被害に遭わない、とは
言えないのです… ある程度の効果はありますが。
形を専門にすれば美しくても攻撃力はないし
決まった形式の中での試合なら強くても
路上で体格や性別の違う相手、それも
ルール無視で攻撃してくる相手に対して
勝つことができるか、と言えばほぼ無理です。
つまり、被害に遭わないようにするのが大事。
と常々思っていました。
同じようなことが書いてありました。笑
サーチング…攻撃しやすそうな獲物を探す
ターゲティング…情報収集し攻撃パターンを考える
アタック…襲撃する
護身術といえばアタックへの対処法がほとんど
まずサーチングから逃れるのが大事
弱者が狙われる
→姿勢、目つきなどフィジカルとメンタルを総合
機能性に優れる→見た目にも美しい
身体を機能的に使えない→弱い
正しい立ち姿勢
…頭蓋骨が骨盤の真上にのっていて、
全身の筋肉をゆるめることができる状態
地面に対し垂直に立ち、中心に一本の軸
歩行の際、かかとと指の付け根が同時に着地
正しく歩くと疲れない、身体機能向上
女性の受ける身体的な暴力は7割以上が
屋内で顔見知りによって起きている
→拒絶するタイミングを見極める
曖昧な領域は男性には理解できない
初期の段階で拒絶の意志を示す
危機から人間を救うのは生き続けることへの執着心
→自分は何のために生きているか、
という問いの答えを自分でもっているかどうか
護身の主な目的
→窮地を逃れる、助けがくるまでの時間稼ぎ
不意打ちをくらわせ、ダメージを最小限にし、
大声で助けを呼んだり逃げたりする
相手から目を逸らさず背中を向けない
エレベーターでも背中は見せない、壁を背に
二車線以上の道では車と同じ方向に歩かない
電話しているフリも有効(通報のおそれ)
すれ違うときは3〜4mで「縄張りに入った」
1.5m前後は空くように距離をとる
美しい身体…無駄なものがない
適度な筋肉と適度な体脂肪、すべての器官が機能
具体的な技やトレーニングは省略。
気になる方は読んでみてください(^^)
賛同できることがたくさんありました。
私は電車などでの痴漢被害はないのですが、
容姿や体型だけの問題ではなく
(世の中にはいろんな趣味の方がいますし笑)
隙のなさなどもあるんだろうなぁと。
この本にある姿勢、立ち姿はもちろん
多少なら立ち向かえるという自信とか。
平和な日本ですら事件が起きるのに
治安の悪い国で暮らすのは大変ですね…
あと1冊!(2冊しか借りてないのに)
今日明日で読めるかな…
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