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カテゴリ:家族のお話
妊娠7ヶ月で、突然胎盤がはがれてしまう常位胎盤早期剥離になった私。
緊急帝王切開で802gの男の子を無事に出産できました。 でも、術後産まれた赤ちゃんは私の近くにいません。 しかも状況を聞いてもあまりはっきり言わない産科サイド。 今までの2回の出産では、 痛くてもあの赤ちゃんのオギャーという声を聞いて安堵したものでした。 でも今回は まぶしい、喉がかわいた、とにかく痛いが 出産直後の思ったこと。 痛みで息があがり、すごく苦しかった。 帝王切開をディスってる人がこの時代に、未だにいるけど、まじでやめてほしい。 本当に痛いから!!!💢 本当に苦しいから!!!💢 くしゃみとか起き上がるとかちょっとでも腹圧かかると痛いんだぞ!! むしろよくぞやってくれたと褒めてほしいわ! 常位胎盤剥離になった私はたくさん血が出たので輸血もそこそこしました。 術後も輸血が続いていました。 輸血されちゃうと、もう献血できないんですね。 残念。 でも誰かの献血のおかげでこの出産は助かったんだと思うと、感謝せずにはいられません。 血を分けてくれた方、ありがとう。 皆様ももし、ご体調などが大丈夫でしたら献血のご検討をいただきたいです。 一つの命だけじゃなく、2つ、3つの命を同時に助けることができるかもしれません。 術後、丸1日はベッドから起き上がらせてもらえませんでした。 貧血の値がよくなかったからです。 赤ちゃんにも会えませんでした。 会えなかったので、看護師さんが気をきかせて写真と動画をとってきてくれました。 小さな顔、小さな手、 そしてたくさんの管や固定された器具。 早い息。 正直、かわいいー❤️とはなりませんでした。 こんなに小さいのに、こんなことになってしまって。 もっとお腹の中で育ててあげたかった! 少しでも大きく産んであげたかった! 私が何をどうしたら、こんなことにならなかったの!? 涙がポロポロ出ました。 助かった!と 彼の誕生を安堵する気持ちより 自分への罪悪感が上回っていました。 考えても仕方がないことなのかもしれません。 でも母になったら子どもの体のことに、責任をもたずにはいられなくなるんです。 なんたって自分の中で製造してますから… 『丈夫に産んであげられなくてごめんね』 そんな風に言うお母さんの気持ちが今はとくにわかります。 赤ちゃんに会えたのは翌日でした。 貧血の値はビミョーだったけど、 車椅子にはのれたのでそれで連れていってもらいました。 向かった先はNICU🌷 新生児特定集中治療室です。 手を洗い、うがいもして、長ーい長い廊下をいった先に、 部屋はありました。 隅の方の保育器に入った彼は とっても小さかった……! 今は亡き実家犬ポメラニアンのモコさんの生後2ヶ月くらいの大きさだなと思った。(わかりにくい?笑) でもその時は素直にかわいいー❤️と思えました。 小さくても指先、足先、耳しっかりと形成されてるし 爪もある。髪の毛も思った以上にはえててびっくりしました。 そして目元や鼻が赤ちゃんのときのみーくんに似てるんです。 『早い子では1~2週間で目を開けますよ』 今はまだ閉じたままだけど、そんなに早く目を開けるのか! いつか目を開けるときが楽しみになりました✨ スマホも機内モードにすれば持ってきても大丈夫だったので、 かわいいかわいいと写真も撮りました。 私のあまりのはしゃぎように 周りの看護師さんが心配しました。 『お……お母さん!アドレナリン出過ぎ! さっきまでのぐったりした感じはなんだったんだ……? まだ貧血もあるし、興奮しすぎて倒れないでくださいよ(^_^;)』 この時、私はまだちゃんとわかっていませんでした。 妊娠7ヶ月で子どもを産むことがどんなことなのか。 どれだけの覚悟がいるものなのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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