542271 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

★ 真夜中の独り言 ★

★ 真夜中の独り言 ★

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2018.08.18
XML
.


  ハート(手書き) ☆ ご訪問くださり、誠に有り難うございます ☆ハート(手書き)
​​

 





               




                    *------*------*------*------* 





          ★マダムサヨコ★


           今年も ブルーバユーが咲いた
           40代の後半
           余りにも早く親友が逝ってしまった
           高校の時からの仲良しであった


           突然の訃報
           通夜に駆けつける僕の眼に
           今開こうとしている
           薔薇の花が映った


           身障者になっていた彼女に
           僕は 何一つして上げられなかった
  
           だから
           せめて今 この花を手向けてあげたい


           この薔薇を見る度に
           悲しみを覚えるであろうこと
           その事を受け入れるのに
           少しの時が経った


           僕は鋏を入れながら
           この色を見る季節は悲しかろう
           そんな思いに駆られた
  
             しかし
           この花を見る度に
           彼女のことを偲べたら


           高速道路を走り
           僕は彼女と対面した
  
          
                          『薔薇ですが、棘は取りました』
                          『棺に入れてあげたいのですが---』
           親族は気持ちよく
           棺の蓋を開けてくれた


            その時 もの凄い強さで
           赤が眼に飛び込んで来た
           カンナが一本
           真っ白な衣の上に置かれてあった


           枕元の薄紫と カンナの赤は
           ひっそりと
           黙ったままで
           棺の蓋は閉められた


           次の夏が来る頃に
           ブルーバユーが見事に咲いた
           何時にも増して 美しく
           何時にも増して 大輪に
           いくつもの花が咲いた


                            僕はその花を  
​                            マダムサヨコと呼んでいる​


                      By.星原女瑪.(2012.8.02.作).散文詩


                      (注意)文章の転載を禁ずる.





         
 





       





*------*------*------*

    

    クラブクラブクラブピンクハートクラブクラブクラブ


          ★ この散文詩、再掲です。
           詩の創作というのは、
           大変に難しい。
           この歳になりましても、
           常々それを実感しています。
           一週間に一度の頻度で、
           出来るものではありません。
           それで、
           ブログの更新が、
           何時も遅くなります。
           星原女瑪の詩を、
           読んで下さっている方。
           【真夜中の独り言】を、
           読んで下さっている方。
           この様な事情を、
           ご理解いただけましたら、
           幸いです。
           これからは少し力を抜いて、
           色々な文章や記事を掲載したいと、
           思っています。
           これからも、
           どうか宜しくお願い致します。

                      By.LAME39.2018.8.18.


    クラブ
*                    クラブ
         クラブ 

                                                 クラブ

                               クラブ

​​                                                              クラブ

 星星星【小説.裏話】星星星

   今年の酷暑。
   皆様も、体に応えている事と、
   お察し申し上げます。
   星原女瑪も、すっかりバテています。
   小説の執筆は、所帯じみた自宅より、
   カフェやホテル等の方が、筆が進みます。
   近頃は、お気に入りの喫茶店を幾つか利用していました。
   カフェは、喫煙できる店舗が最高です。
   ところが、梅雨明けと同時の災害的酷暑。
   カフェに足が向かなくなり、
   執筆意欲や掲載意欲が、
   すっかり失せた状態でいます。
   原稿は、だいぶ進んでいるのですが......。
   本当に、ごめんなさい。
   殊に愛読している皆様、申し訳も有りません。
   このような事情で、
   {心ゆくまで}の掲載が滞っています。
   続きは、もう少しお待ち下さい。
   背の高い佳人と美しいであろう沙織さん。
   そして柿谷さんの行方や如何に......。
   お楽しみに!


       星原女瑪・LAME39より.2018.8.13.

 
              ★
     ★
 
            ★
 
        ★
 
                 ★
                   *------*------*------*------*



🙇    お知らせ 四つ葉

       短編小説・心ゆくまで・は、下段に記載しています。
       続きは執筆中です。大分書きましたので、
   ...いま少しお待ち下さい~🙇.


       205933f4e537a333603cb444b27d90457403e551.95.2.9.2 (2).gif

                                                                205933f4e537a333603cb444b27d90457403e551.95.2.9.2 (2).gif

                                       205933f4e537a333603cb444b27d90457403e551.95.2.9.2 (2).gif 

クラブ

                              クラブ

         クラブ

                                                クラブ

         ***------*------*-----*------*------*------*------***


       緑ハート青ハート緑ハート
         短編小説

            ミステリーロマンの世界へ、​ようこそ。
            拙い小説ですが、読んで戴けましたら幸いです。​



      



                          心ゆくまで
​​​​​.


   【最終章】



​  続き】

 ​​『沙織さん、ようこそ。お待ちしていました』
 柿谷は明るい声で迎え入れた。
 『こちらに掛けてください』
 マスタード色の革張りの応接セットに、案内された。
 柿谷の部屋は黒を基調に煙草色の配色で、
 落ち着けそうな雰囲気だった。
 『僕はビールを飲みますが、沙織さんも何か如何ですか』
 『そうね、トマトジュースでも頂こうかしら』
 『好かった。美味しいトマトジュースが冷えていますよ』
 柿谷はそう言って、すぐに運んで来てから、
 沙織のはす向かいに腰を下ろした。
 『あと五分もしたら沙織さんに紹介したい人が来るので、
  是非とも逢ってください』
 『えっ......。どなたか来るのですか』
 『はい、楽しみにお待ちください』


 『きょうは午後じゅう、モネの絵を眺めていたのよ』
 『そうでしたか、モネの絵は好いですよね』
 『ええ、大好きです』
 『ああ、仕事の後のビールは旨いです』
 柿谷は、ドイツ製らしいジョッキを傾けた。

 間もなく部屋をノックする音がして、
 背の高い細身の女性が入って来た。
 柿谷は急いで立ち上がると、
 『やあ、こんばんは』
 と声を掛けてから、沙織の横に立った。
 『春伽姉さん、こちらが奥村沙織さんです』
 『沙織さん、僕の姉の春伽です』
 『あの......。まさか亡くなった筈の、お姉さまですか』
 奥村沙織は、あまりにも突然な事に驚き、言葉に詰まった。


  続く】
         2018.7.4.星原女瑪.




 ​​​​​四月半ばの丘には遅ればせのチューリップが咲き残り、
 爽やかな風が吹いていた。
 夕方まで仕事が有るからと、
 柿谷は朝の五時前に出かけて行った。
 夕食は済ませて帰るからと言っていたから、
 今夜の話は大事なことだろうかと、
 奥村沙織は午後の窓辺で​ふと考えた。

 バロックを流しモネの画集を眺めていると、
 日暮れの迫るのも忘れる程に絵画の世界に引き込まれて行った。
 夕暮れた丘で軽い散歩を済ませると、
 沙織は七時前にシャワーを浴びた。

 部屋のベッドで寛いでいると​​ころへ、
 柿谷から電話が入った。​​
 『申し訳ない。今夜の約束を九時に延ばしていいでしょうか​​』
 『大変そうですね。九時に伺いますね。
  呉れ呉れも、お気を付けてくださいね。それでは』
 『はい、有り難うございます。それでは』
 ということで電話は切れた。


 柿谷貴次が帰宅したのは、九時過ぎだった。
 彼はシャワーを済ませると、二階へ上がって行った。
 奥村沙織はドレッサーの前に座り、
 自分の姿を眺めて見た。
 肩先に伸びた髪が軽くカールして、
 薄化粧にピンク色の唇をした顔が浮かんでいた。
 これが今の私......。
 あの朝に化粧と髪を整えたままの容姿で、
 鏡に映っている自分が不思議だった。
 やや経ってパンパンと頬を叩くと、沙織は立ち上がった。


 ​​二階の踊り場に立つと、その先にはまだ階段が続いていた。
 覗くと、幅広の廊下が延びていた。
 そして三枚目のドアが開いていて、明かりが零れていた。
 柿谷の配慮を感じながら、
 奥村沙織はドアをノックした。


          【続く】



           By.星原女瑪.  2018.6.01.


           星

    星


                星

                        星

*----*

         


                   *------*------*------*------*


​​

手書きハートハートご訪問くださり、誠に有り難うございました​​ハート手書きハート




​​​​   ランキングに参加しています。ポチお願い致します。

    .左矢印 小説もこちらにお願いします。
           
​​

    花​ 応援有り難うございました  ​花
 

星

 

                                                   星

                星

                                   星

クラブ

                              クラブ

         クラブ

                                                クラブ


 星


                         星

                                       星

星

 

                         星 

     星宜しかったら 又お立ち寄り下さい★星

                                              星

 

  星


          星

                                                                 星

 

                                                                                星 






http://ping.blogmura.com/xmlrpc/qv94i9tevul1


http://blog.with2.net/link.php?1832603





a​​







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018.08.18 05:04:34
コメント(86) | コメントを書く


PR

プロフィール

LAME39

LAME39

日記/記事の投稿

バックナンバー

2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06

フリーページ

【 真夜中の独り言 】・2011.4.06.より


☆何度失敗したら.


☆最後の言葉を☆


☆星空☆


☆五月の雨☆


☆風の色☆


☆窓辺のララバイ☆


☆ルージュ☆


☆戻れぬ者へ☆


☆風の色☆


☆とおい光景☆


☆黄昏て☆


☆あとで寂しくなって


☆レインドロップ.


☆哀しみの夜☆


☆June Bride☆


☆秋が来たら☆


☆HORIZON☆


☆よろけた自転車


☆Courage☆


☆水無月の部屋☆


☆店じまい☆


☆最後の言葉を☆


☆ゆりかご☆


☆星月夜☆


☆記憶の吸殻☆


☆ 鉄橋 ☆


☆最後の恋に☆


☆ しじま ☆


☆ 旧盆会 ☆


★ にわか雨 ★


☆ 月が見ていた夜 ☆


☆ 黄昏て ☆


☆ 無限にの旅 ☆


ピグ送受信・2013.10.26.


ピグ送受信.統合.2014.2.14.


★  パンドラの箱  ★2014.4.03./


★/ 慕情 /2014.3.26./


★/ 星満ちて /2014.4.03/


☆ あけぼの ・2015.3.26^7.


★ 轢きずられた平安 ★2016.3.6.


★ ショコラ /自作詩(2014.1.13)./


★ 孤独を轢く日 /2016.4.7.


★  雨音  ★206.4.


★ 泣かないで /.自作詩.2016.5.10.作/


【★夜更けの囁き★】随筆・他.2012.6月-


【スピリチュアル・オーラ・霊力】


☆カササギ伝説☆


☆ レインドロップ ☆


☆ とおい光景 ☆


【★フォトメッセージ★】


☆夏に想う☆


☆夏のカワセミ☆


☆クレア☆


☆ 薔薇が咲いた ☆


☆ ミニ盆栽(長寿梅) ☆


☆ カリブの秘宝 ☆


★早春の香り【随筆】2013.2.21.


★灯りの町のイブ【随筆】2012.12.24.


✰注目の紹介✰ 見てね ✰


✰ 見てね ✰


コメント新着

お気に入りブログ

染付ユキヤナギを使… New! きらら ♪さん

--< 田んぼもありま… New! いわどん0193さん

新しいカフェと年末… New! クレオパトラ22世さん

サロンドルチェでチ… New! chiichan60さん

役所改革の日 10月6… New! ただのデブ0208さん

カレンダー

サイド自由欄

*------*------*-----*------*



★ LAME39.の紹介です ★

【如何に生きるべきかの答えを求めて
 振り子を振る掛け時計】
【楽天市場の彷徨人】です。
 中学生の時に亀井勝一郎の、
{邂逅}という単行本を読んでから、
【邂逅】という言葉が好きになりました。



*------*------*------*------*


★ 趣味 ★

【書き物】
 執筆が好きで、
 詩や小説を書いていますが---。
 稚拙で、恥ずかしいようなものです。
 過去に詩集を出版した事が有ります。


【映画鑑賞】
 幼い頃より映画に親しんで来ました。


【園芸】
 ささやかですが、
 薔薇やレモン、苺やゼラニュウム。
 夏蜜柑やミニ盆栽等を、
 楽しんでいます。


【絵画】
 鑑賞と描く事。水彩画.鉛筆画.


【生け花】
 お花を活ける事も大好きです。
 今は師範として教える事を、
 休止していますが---。


【テニス】
 硬式テニスを長年していましたが、
 今は止めています。
 近年は、観戦を楽しんでします。



*------*------*------*------*------*------*------*









*------*------*------*------*


セシールオンラインショップ 

 

..........

 

 




*------*------*------*------*











チャーム本店



A



菊正宗 日本酒の化粧水 高保湿★税抜1900円以上で送料無料★菊正宗 日本酒の化粧水 高保湿(500m...



A



A



A








 *------*------*------*------*

ニューストピックス


© Rakuten Group, Inc.
X