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私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

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2023年05月09日
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カテゴリ:認識の歩み


西欧での森林の開墾、新しい村の建設、
古い耕地のまわりの新耕地の拡大などは、
十世紀ごろから十四世紀のなかばまで、
急速に進行しました。

その後、黒死病が荒れ狂い(一三四七-五一年)、
市場、小作料、租税などにも
変化がおこりましたが、
農業の拡大は止まってしまいました。

そのころには、
西欧の耕地化しやすかった土地のほとんどは、
犂(すき)で耕されてしまっており、
それ以上農業が進歩するためには、
新しい作物や、溝掘りや排水工事や
その他の改善が必要でした。

都市の生活も似たような曲折を経ました。

十一世紀と十四世紀の間に、
急速度の上昇が行われましたが、
以後成長は鈍化するか、
ないしは完全に停止しました。

ただしドイツのバルト海岸側や、
中・北イタリアのような特殊ないくつかの地域では、
ドイツヤフランクの騎士団の創設した、
新しいバルト海およびレヴアント地方の
「帝国」が精力的に商業を発展させて、
十五世紀以後は
重要な都市の発達の支えとなっていました。

それ以後になると、大きな経済上の改善は、
むしろ中央ドイツや低地諸国などに集中しました。

それらの地方では、鉱山や鯡(にしん)漁業が、
規模を増大しつつあった資本主義的企業に
特別な刺戟を与えたのです。





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最終更新日  2023年05月09日 05時10分07秒
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