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カテゴリ:来た見た勝った!古代史
W杯、ドイツ対イタリアはなかなか面白かったです。
WW2の枢軸国同志の戦い、そんな風にも見てしまいました。 感じた事は、ドイツ人はでっかいですねぇ。そうそう、ウクライナもでかかったし。ヨーロッパでも北方面はやはりでかいのが目立ちますね。その分、イタリア、スペイン、ポルトガルは小さく見えます。兵隊さんの強さは、そんな所にも出ていたのかな~なんて。 一つ疑問がありました。 ムッソリーニはローマ帝国を夢見てファシスト政権を運営しますが、ゲルマン民族大移動でずいぶんと半島にもローマ人以外が入っているはずだから、ローマ人の血筋はほとんど残っていない、つまり今のイタリア人はローマ人の末裔ではないのでは?と思うのですが…。その辺どうなんでしょう? 同じ理論で、ガリア人はケルト系で、その後のフランク王国はゲルマン系だから、カエサルの治めたガリアとガリア人は、今のフランス人とは違う人たち、国だと思うのですが。もちろん、ゲルマン民族との混血としては残っていると思うのですが、混血した時点で元の人たちとは違いがあると思うのです。 チャーチルが、イギリスもローマによって開かれた旨、たしか自慢して、ドイツを野蛮な人間だと言っていた記憶がありますが、当時のイギリスもケルト系で、アングロサクソンはむしろ後代の侵入者だから、今のイギリス人は別にローマ人とたいした繋がりはないと思ったりもします。 こういうのを目くそ鼻くそを笑う、と言うのでしょうかね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
>こういうのを目くそ鼻くそを笑う、と言うのでしょうかね?
同感です。 お互いの文化の違いを認め合うことは、とても大切ですが、「血統的な違い」とか、「宗派的な違い」とかなると、だんだん、おかしくなっていくのでしょうね。だいたい、自分たちが優秀だと(他が劣等だと)思う方が、こういう理論を持ち出すわけで・・・。ちょっと前にイスラエルの研究機関が、「ユダヤ民族の優秀性」を証明しようと、世界規模で現代イスラエル人のDNAの比較を行ったことがあります。その結果は・・・「他民族とのDNA上の明確な違いはない」「しいて、近い民族を上げれば、現代パレスチナ人(!)である」という、笑い話のようなことがありました。そう、彼らが抑圧している「だらしないアラブ人」に、一番近かったそうです。 「○○人だから、優秀とか」「(先天的に)△△民族が強い」というのは、ただのデマゴギーでしょう。今回のワールドカップも欧州勢が強さを見せていますが、欧州民族だからサッカーが強いのではなく、サッカーという文化に親しんだから、底力があるのだと思います。いつか、アジアが強い時代が来ても「わが優秀なアジア民族は・・・」とならないようにしたいものです。 勝敗は、時の運も大きいです。「強いものが勝つのではなく、勝ったものが強い」。それをわかった上で、「はかない」勝者に拍手を送りたいと思います。 でも、わがまま承知でいえば、南米勢の活躍が最後までみたかったな~。 (2006.07.06 20:30:46)
mitsuさん江
個人的にはアルゼンチンとメキシコにがんばって欲しかった。体格的には日本代表よりも平均身長が低いのに、あの運動量とボールへの執念。サムライJAPANはボールを潔く諦める所がサムライでした…?? さて、DNA解析によると…チンパンジーだかゴリラだか忘れましたが、5%も違わないそうです。そう思うと、民族の優秀性なんて( ´,_ゝ`)プッ って吹き出してしまいそうです(笑) (2006.07.06 20:58:07)
ご無沙汰してま~す。
基本的にローマ帝国ってカッコいいイメージですよね。でも"HOLLY"をつけるとぐっと黴臭くなっちゃうんですね。よく知らないのですが、ムッソリーニはナチと同様に取り立てて血統のことを持ち出していたのでしょうか?イタリアに住み続けて、変容しつつもローマ文化を受け継いでいる民族としてローマ帝国に憬れていたのであれば、普通のナショナリズムのようにも映ります。 民族性が誹謗のネタにされがちなのは、民族のキャラクター(特性、個性)があるということで現実に防ぎようがないかも知れません。しかしそれを他民族の存在・権利の侵害までエスカレートさせることは許してはいけません。 自分がどのような文明・文化を目指すか主張し周囲の賛同を得ることは大事なことですが、「押し付け」は喧嘩や不幸の原因になります。また多くが賛同してくれても、世の中には自分に反対する人も必ずいるんですよね。 (2006.07.13 02:55:41) |