北京のジウ。トホホな日々。

　もうすっかり寒くなっているというのに、

　昨日ようやく寝付いたと思った頃、

　蚊に起こされて、

　ムカついて仕方ありませんでした。

　冬が来てるのですから蚊も早く察して欲しいと思いました。

　冬が来たといえば、

　「暖気」の季節です。

　北京の冬は「暖気」というストーブのようなものがビルやマンションに具わっており、

　普通にお湯が流れて暖かくなるだけのものですが、

　厳しい冬には必須で、

　しかもこれがまたすごく暖かいという優れものです。

　僕の住むマンションでも、もう試運転が始まっていると聞いていました。

　が、我が家の暖気はいつまで経っても冷たいままなので、

　よめが管理部に聞いたところ、

　「まだ試運転中だから安定していない。」

　と言われたそうです。

　ジウ：「ふーん。」

　くらいに思ったいたのですが、

　昨日ジムのサウナで

　同じマンションに住む中国の人（名前：王さん）と世間話をしていました。

　普通に、

　「寒いですねー。」

　みたいな話になったので、

　ジウ：「暖気も早く効いて欲しいですねー。」

　と言ったところ、

　王：「もう効いてるよ。暖房代払ってる？」

　と言われました。

　ジウ：「払ってますよ！と思いますけど・・・。」

　ふと、不安になり、

　早速、よめが大家さんに聞いてみたところ、

　大家：「今週末払います。」

　だ、そうで。

　おい！

　早く払ってくれよ。

　よめなんか部屋の中で毛布被ってんだぞー。

　と思いました。

　とほほ。

　中国の人は本当に、

　初対面でもすぐ打ち解け、

　人見知りが激しい僕にもめげずによく話しかけてきます。

　そして、もちろん例外はありますが、

　男女を問わず、

　本当によく話します。

　話好きです。

　おしゃべりです。

　ペラペラ。

　ペーラペラ。

　機関銃のように、話しかけてきます。

　※相槌は必ずしも必要ではありません。

　そういえば、最近一緒に仕事をして仲良くなった、

　同い年くらいの中国の人と食事をしたのですが、

　3時間くらいずっと話しっぱなしでした。

　（※相手：ジウ＝９：１）

　僕は自分の性格的に、

　そういうのが心地よく、

　中国の人と世間話をするのが嫌いではありません。

　そして、

　その世間話こそ、

　貴重な情報や口コミを得ることが出来ます。

　どうせ無駄話をしているかと思ってバカにしてはいけません。

　彼ら（彼女ら）は驚くべきネットワークを持ち、その情報を共有しているのです。

　それは、

　ニュースや新聞が発表する内容が、

　必ずしも本当であるとは限らないことを

　中国の人は知っているからなのかも知れません。

　話好きやおしゃべりは

　この国で生活していく上で、

　身に着けていなければいけないものなのかもしれません。

　「中国の情報は中国の人に得るのがいちばん」

　と最近特に思う今日この頃です。

　明日からも中国の人との世間話に耳を傾けたり、

　その輪に積極的に入っていこうと改めて思いました。

　おしゃべり、話し上手にはなれないですけど、

　聞き上手になりたい

　と思いました。

　

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