テーマ:本と出版について(527)
カテゴリ:出版業界あれこれ話
「情熱大陸」というMBS系列の番組がある。
先週は、岸田一郎さん。雑誌LEONの編集長。 きょう、ようやくとりだめていたビデオを見た。 ひとこと。格好よすぎる! いや、顔や服装もさることながら、生き方や仕事ぶりが。 趣味のサーフィンに走ったり、クライアント主催の豪華なパーティーに出席したり、講演会に呼ばれたりで、全世界をかけめぐる、という絵面だ。テレビの番組としては見応えがある。 この番組では、装丁家・作家・漫画家など、不思議と出版関連のお仕事がときどき出てくる。やはり出版って、テレビにとりあげやすい(=絵になりやすい)仕事なんでしょうね。 しかし、ああいった華やかな仕事ぶりにあこがれて出版業界に踏みこもうという人がいたら、きっとショックだろうなあ。 テレビの映像にときおり出てきた、企画会議したり、ラフや写真にダメだししたり、原稿やゲラに赤を入れたり、広告クライアントと折衝したり、という比較的地味な作業が仕事の8割と覚悟しておいたほうがよさそうだ。これらも華やかな出版の仕事なのだ、と言えないこともないですが。 ※テレビの映像には出てこないですが、一般的に雑誌の編集長は、経費関係の伝票を処理したり、電車の中刷り広告のレイアウトを考えたり、名誉毀損裁判の被告席に座ったりという仕事もありそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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