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2008.06.02
XML
カテゴリ:映画、とか。
6月1日 日曜日
A。


5月22日公開であったこの「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」。


indiana-jones-kingdom-cryst.jpg


前評判とても悪い。


リビューを読んでも
「がっかりした」
「作って欲しくなかった」
等々、手厳しい意見が並ぶ。


なるほど。



それでも観に行った。

日本での公開は6月末なので、読みたくない方はここから先は読まないでください。




「最後の聖戦」のナチスの時代から時は経ち、インディも年を取る。
あのお父さんは最近亡くなってしまったらしい。

今回はエル・ドラドにまつわる、クリスタルの頭蓋骨を戻しに行くというのが話の本筋。


そのクリスタルのしゃれこうべの持ち主は、なんと!




そのラストがガッカリ健康法。
最後は、まあその、この時代特有のネタというか、過去に聖櫃も聖杯も使ってしまったからもうこれしか残っていないというか。



何が寂しかったかというと、1900年代初頭から大戦中の、ギリギリ最後のアメリカの古き良き時代を背景にしていた前3作とはもう根本的に違ったということだ。

あの時代はまだ馬と、機関車と、サイドカーと、バイクと、複葉機。

知恵のあるものが勝つ。

今回の設定では文明の平均値が上がりに上がってしまって、インディが頑張ってもちっとも大きく見えない。
キノコ雲は、ねぇ?



あと、ハイライトシーンが繰り広げられる場所が、何かようわからんというのはどうだ。

「最後の聖戦」に出てきた、あの場所。
十字軍の生き残りが未だ鎧を身に付け、剣を片手に600年間聖杯を守り続けていたあの場所。

あれは、ヨルダンに実在する「薔薇の城」と呼ばれる遺跡だ。
「ニュートン」で読んだから本当だ。

映画では「三日月の谷を越えて・・・」と記されていたが、本当に弓なりの渓谷を走っていくと、最後の行き止まりにその場所はある。
崖からの切り出しの、砂岩でできた城。
夕日に照らされると岩が赤い。

なんか、地球上のどこかで本当に、と思わせる力が、今回のラストには無い。
全景が一瞬写ったけど、マチュピチュのような。
でも川沿いにある設定だったし。

個人的に私は、El Doradoの中心は今のペルーではなく、コロンビアにあったと信じている。




それに・・・


お父さんがいない。

事実上俳優業から引退してしまったショーン・コネリーはとうとうこの新作にサインしなかった。
そのため止む終えず、父ヘンリー・ジョーンズ一世は、写真の中の人物に。

あの人無くしては話が盛り上がるはずもなく。




さて、例のとんがり頭の頭蓋骨。

マヤの遺跡からは確か、本当にああいう頭蓋骨が発掘される。

なぜか。

彼らは板片で頭を前後から挟んで、頭を後ろ側に細く長くするという不思議活動をしていたのだ。
全員では無い。
選ばれた物だけ。
神に仕えるための何か。


それと、これと、神と、あれと。
全部つなぎ合わせたのが今回の映画かな。


ナスカの地上絵は鳥目線、すなわち飛行物体目線、ひいては神目線と言われるが、掛け算が出来れば描けたのではないか、とどうしても思ってしまう。

まずは小さな絵を描いて。
倍数倍数で少しずつ、一回りずつ大きくしていったのなら。

だってあの絵は、確かに上手いけど、ものごっつい写実的なわけじゃない。


とか真面目に考えながら見てしまった。


でも、何十年に渡って同じヒーローを大画面で演じられるのは、ラッキーな人生だと思う。
生まれ持った顔と、勢いと、そして何より映画の力。
そこで遊べる余力のある人間が集まった時だけ、出来ること。


そういうところが見ていて楽しかったな。



おおきなまめになるように。
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Last updated  2008.06.02 17:17:56
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