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テーマ:海外生活(7780)
カテゴリ:業務日誌。
6月22日 火曜日。
A。 ここ数年は必ず年2回は日本に帰っている。 LAの空港カウンターでは、 「バケーションですか?」 と聞かれることもあれば 「バケーションも終わりですか」 と言われることもある。 そして約11時間のフライトの後、成田では、 「今回の帰国はお仕事ですか」 と聞かれたり、 「ご帰国ですか」 と聞かれたり。 正直自分でもよくわからん。 永住権を持たない立場である以上、法的に私は「アメリカに居住しています」とは言えない。 本拠地は日本でありながらも、年の半分以上をアメリカで過ごすという点で私はまた法的に「アメリカに居住している」ことになる。 アメリカの法律はまことに都合が良い。 いや、外国人には都合が悪い。 もらえもしない年金を天引きで取られ、税金を払う時には「居住」と認められるが労働許可はこれに付随していない。 失業保険も毎月支払っているが、失業したとたんに私のビザは失効となり、翌日には国外に出なくてはならない。 よくアメリカ人が「オレの税金」と言って脱税をしたり、文句を言ったりしているが、こちらはその何十倍も腑に落ちない金をドブに捨てている。 せめて失業してくれるな。 せめて無保険で病院に行ってくれるな。 まるで恩恵を受けられない私のような人間の財布から出ているカネでもあるということをユメユメ忘れないでくれ。 とか言いながらも以前ほど腹は立たない。 きっちり払ってきたからこその達成感であろう。 アウェイではもちろんアウェイ。 ホームでも最近アウェイとして扱われだした感があるが、数々の反対を押し切って、私はあと一年足らずで日本に帰る。 おおきなまめになるように。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.23 10:04:16
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