うまれる
この世に生まれてくることは奇跡のようなものなんだ!ということを良く知らされている私でさえ当たり前の日常に感謝できなくなる日もある子育ての日々…我が家の、やんちゃ小僧たち毎日いろいろやらかしてくれます…そのたびに、かーちゃんはガミガミしちゃうわけで男子はおバカな行動が多くて理解不能…ま、そんなところがかわいいんだけどね。 映画「うまれる」をずっと観たいなと思っていたらやっと観られましたよ~矢島助産院の新春会で!これは、妊娠・出産・育児・死産・不妊・障害・胎内記憶…さまざまな夫婦の物語を通して生きることを考えるドキュメンタリー映画なのだけど私がなぜ観たいみたいとずっと思っていたかというと我が家も、なんだかんだと壮絶なる不妊治療の末にありがたいことに2人の子どもを授かることが出来ました!でも…長男の出産の前に2回も子宮外妊娠で手術を経験したので本当は、この子達のお兄ちゃんかお姉ちゃんが2人居たかもしれなかったんだよなぁ~とそんな小さな悲しみをずっと自分の心の奥底に封じ込めてきたので、そのことを整理したかったのと43歳を目前に、凍結保存してきた3つの受精卵ちゃんたちとそろそろ決別しこれからの治療の研究のためにささげる覚悟をしようと思ってね。なんだか、そんな自分だけではなかなか決断できないことの答えを何とか見つけたくていろんな夫婦が出てくるこの映画をはやく観たかったというわけです。妊娠、出産に国の手厚い補助を受けられることで有名なフランスでも不妊治療の助成は43歳で打ち切りということを知り3人目は諦めようと思いました。経済的にも、精神的にもかなりきついしね。上の子は苦節10年目にして授かったし下の子は3年かかりました…四十路を過ぎて、妊娠する確率がどーんと下がるのも実感からうなずけます。それに、妊娠・出産はゴールではなく体力勝負の育児が現在進行形で続いている今毎日ヘトヘトでもう一人は無理かなと思ってしまいました。ということでこれからは、不妊治療からは完全に卒業し今目の前の二人の子どもたちにしっかり目を向けたいと思いました。で、2人が大学卒業するまでどのくらいお金がかかるのかいろいろシュミレーションしたら少なく見積もってもこんだけかかるんだなぁ~とびっくりしながら、とりあえずは健康第一でがんばろ!と思ったところです。この映画の出演者たちのように私も自分の経験が誰かのお役にたてるならどんどん話していきたいなと思っています。悲しかったこともたくさん経験したけどそれらを帳消しにしてくれた子どもたちの存在は偉大です。君たちのおかげで、親になることが出来たよ!ありがとう!とすやすや眠る子どもたちにそっとささやいたのでした。これからも、この映画「うまれる」はいろんな地域でどんどん自主上映会が開催される模様です。みんなに一度は観ていただきたい映画です!ご縁があったらぜひ!