|
カテゴリ:教育・子育て
この本はマニュアル本です。
けっして若い人の悲しみやさびしさにそっと寄りそい、 こころを癒すような機能をもつ本ではありません。 そのような効果を期待しているかたは、 悲しい体験をしてきた人の自伝を読むか、 モーツァルトのレクイエムをお聴きください。 これが、この本の冒頭部。 なかなかのインパクト!!、そして買ってしまった……。 この本は、著者の言葉通り、確かにマニュアル本。 その人が「とっても重大!」 と思ってしまうような状況に出くわしてしまった時、 「それほど重要なことでもないのかも……」と感じ、 「それだけが重要なことでない」と気付き、 次の新しいステップを踏み出すことが出来る、 そんな時がやってくるまでの間、 どのようにして、その「困難と思われること」を脇に追いやり、 生き延びていけばよいかについての。 この本を読んでみて、 精神科のお医者さんというのは、 訪れる患者さんに対して、こんな感じで対応しているんだな ということが、少しばかり分かった気がします。 もちろん、精神科医の方も、人それぞれですから、 もし、同じ患者さんを目の前にすることがあったとしても、 それぞれに、自分らしい違った対応をするのでしょう。 これは、あくまでも宮田先生の手法、言葉、そして考え方。 その辺のことを理解した上で、 「こんなやり方もあるのか」ぐらいの気持ちで読めば、 よろしいんじゃないでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.05 18:37:15
コメント(0) | コメントを書く
[教育・子育て] カテゴリの最新記事
|